感想メモ:計画の科学—どこでも使えるPERT・CPM

計画の科学—どこでも使えるPERT・CPM (ブルーバックス 35)
計画の科学—どこでも使えるPERT・CPM (ブルーバックス 35)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 861
  • 発売日: 1965/04

★★★☆☆

 プロジェクトなどの計画を行うための手法である、PERT(Program Evaluation and Review Technique)、CPM(Critical Path Method)などの紹介。1967年の本。

 事業の大規模化が進み、計画の重要性は増しているが、日本人は全体を見渡した計画を作るのが苦手であるところを、オペレーションの勤勉さカバーしている。そこで「PERTなどを使ってきちんと計画を行うといいですよ」というのが主旨。PERT+CPMは、一番時間のかかる工程やボトルネックを把握するのに便利な手法。詳しくはこの辺りを参照されたい。
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/pert.html

 現在どの程度PERTが使われているのかは知らないが、実際に工程を動かす実務には役立っているのではないかと思われる。日常的にはガンチャートくらいしか見ないが、製造業とかだときちんとやってるのだろうか。よく知らない。

 読んだのは「計画の科学II」の方なのだが、Amazonにないのでこちらをリンクしておく。IIの方が実際のプロジェクトの計画の説明が多い実務寄り、Iの方はPERT/CPMの紹介に近いようだ。

 やや専門的なので、興味がある人には★4つ。関係ない人には★3つ。


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

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