- 脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
-
- 発売元: 日本放送出版協会
- 価格: ¥ 735
- 発売日: 2006/11
★★★★☆
なんとなく頭がぼんやりしている・・・
集中力や思考力が落ちてきているように感じる・・・
そんな状態を改善するのは習慣の改善である、
と脳神経外科医の著者は語る。
本書では、IT化により酷使される現代人の脳を改善する、
「時間的にも経済的にも負担にならない」脳に良い15の習慣が
紹介されている。
以下、内容のピックアップ。
- 毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる
→前頭葉の体力をつける - 夜の勉強は中途半端にやれ
→寝ている間に情報が整理される - 時間の制約は判断を効率化させる
→自分で締め切りを作る - 一日の行動予定表を書く
- 問題解決に至るプロセスを書く
書くことで脳内で組み立てようとしている情報を視覚化するのは、
前頭葉の仕事を助けることになる - 些末な選択・判断を効率化させるルールを持っておくと、脳の力を有効に使える
- 物の整理は思考の整理に通じている。忙しいときほど片付けを優先させよう
- 脳の健全な働きを保つには、目を動かして積極的に情報を取ることが必要
→一時間に一回は上下左右だけでなく遠くを眺める - MRで脳の画像検査をする
うれしいことに、かなり実践していることが書かれていた。
お墨付きをもらえたような自信になった感がある。
気をつけようと思ったのが、目を動かすこと。
これは意識しないとできない。
しかし、メガネをかけていると焦点がある視野が狭まるので、
目を動かしにくくなると思う。
とはいえ、メガネをかけていると脳の働きが鈍くなる、
というような話は聞いたことがないので、あんまり関係ない?
日常の習慣を変えるべき、という考え方は同意。
そういう意味ではlifehack本とも言える。
目次も章毎のまとめもあり、内容を把握しやすく読みやすい本だった。
★4つ。
関連:
- 記憶力をのばしたい! ★★★★☆
- 本:脳科学の本まとめ
その他の書評などはこちら。
→Socialtunes – haru
「感想メモ:脳が冴える15の習慣」への3件のフィードバック