感想メモ:隷属国家 日本の岐路

隷属国家 日本の岐路—今度は中国の天領になるのか?
隷属国家 日本の岐路—今度は中国の天領になるのか?
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/09/04

★★★★★

 著者はメルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の著者北野氏。ニュースを追っているだけではわかりにくい国際問題について、考え方を与えてくれる本。

 日本の財政、外交、食料、エネルギーなどの各トピックについて、現状の問題点の指摘だけでなく、今後取るべき方策の提言まで踏み込んで行っている。その現実性についても、過去の他国の実例を引いているため、説得力がある。

 メルマガの方では、時事問題のに見方をリアルタイムで知ることができる。イラク戦争やグルジア問題などについて様々な予言をしていたが、かなり的中していた。こちらも合わせてオススメ。

 本もメルマガもかなり読みやすく書かれているため、お手軽に楽しんで国際感覚を養うことができる。しかし決して内容的が薄いということはない。多くの人に読んでもらって損はない、と思える数少ない本。★5つ。

その他の書評などはこちら。
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