- パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)
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- 発売元: アスキー
- 価格: ¥ 760
- 発売日: 2008/03/10
- おすすめ度
★★★☆☆
Tech Mom from Silicon Valleyの海部美知さんの著書。
日本は国内市場が大きく、サービスも住み心地も良い。国内でかなり事足りてしまうため、若者の海外志向も低下している。などの内容については他の書評に譲る。
→影薄くなってるよニッポン〜『パラダイス鎖国』
個人的な感想としては、内容をもう少し絞っても良かったと思う。読後、「パラダイス鎖国」というキャッチーなフレーズの意味合いは、確かに頭に入った。しかし内容が、日本の貿易収支から経済の方向性についてなど多岐にわたるため、一つ一つの議論が詰め切れていない。
このことが、今一つ納得感が持てなかったという読後の感想につながっている。説明が足りないというか。
梅田望夫氏の解説にもある通り、著者は表現が難しい状況に対してキャッチーなフレーズを作り出すのがうまい。だからこそ、一つ一つの言葉にしっかり説明をし、肉付けをして血を通わせてほしいと思った。★3つ。
関連:
- 感想メモ:フラット化する世界(上)(下) ★★★★☆
- 感想メモ:おもてなしの経営学 ★★★★☆
その他の書評などはこちら。
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