感想メモ:野心のすすめ

★★★★☆

適当に歩いていて、気づいたら富士山の頂上にいた。
ということは、ないと思う。

「登ろう」という意図を持たなければ、
長い坂を登り切ることはできない。

その「登ろう」という意図のことを、
「野心」というのだろう。

私が納得したのは、以下の部分だった。

野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です。
前輪と後輪のどちらかだけでは車は進んでいけません。
野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいるときこそ、
健全な野心といえるのです。(p31)

そして、どこに「登る」のかを見定めることも必要。
そのヒントとなるのが、一流の人たちと触れ合うことなのだろう。

こうして一流の面白い人たちに出会うと良いことは、
自分もその一流の仲間に入りたい、この面白い人たちと
一緒のところにずっといたい、と強く思うようになることです。(p53)

どこに「登ろう」と狙いを定めるか、
それがその人の一生を左右するのかもしれない。

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