感想メモ:七人のトップアスリートと骨盤力

手塚 一志
キネマ旬報社 2010-03-25
¥ 1,890

★★★★☆

田中将大、錦織圭、浅田真央など、
7人のトップアスリートの動きを、
骨盤の使い方という切り口で分析。

著者は、「シンクロ打法」「ダブルスピン」「ジャイロボール」など、
日本のスポーツ理論に数々のブームを巻き起こした手塚一志氏。

この本のメッセージは、

「動きは骨盤から始まる」
そのコントロールバーが弓状線

ということ。
しかし、股関節の位置もわからない人も多い中で、
骨盤の奥にある弓状線を意識できる人は、
ほとんどいないような気がする。

  • 足は内側に入れず、外エッジを使う
  • スイングの前脚太ももは外側に捻る
  • 膝を前に出さない
  • つま先に体重をかけず、むしろ踏み込む足のつま先は立てる

など、気付きがあった。

卓球の石川佳純選手がフォアハンドで
テイクバックしている写真があるのだが、
前足である右足の靴を見ると、内側が上がっている
ということに驚いた。

彼女はサウスポーなので、左右逆になる。
例えば右利きのテニス選手が、
フォアハンドで左足の内側が上がるということ。
そうなんだ…

他にも、

テニスのフォアハンドはファーストライナーのイメージ

など、色々なヒントが得られた本だった。
スポーツはおもしろいなぁ。

手塚 一志
キネマ旬報社 2010-03-25
¥ 1,890

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