感想メモ:団塊ジュニア1400万人がコア市場になる!!

★★★☆☆

今後、日本の人口は減って行く。
生活必需品はだいたい揃っているし、市場は飽和している。
そんな中で、誰をターゲットに商売をすればいいのか?

という疑問に答えている本。

「団塊ジュニア世代」というと、一般的には
第二次ベビーブーム世代とイコールだが、
著者によると、それは「ニセ団塊ジュニア世代」であり、
「真性団塊ジュニア世代」はその数年後の世代なのだそうだ。

そしてこの世代こそがキーである、
というのが著者の主張。

人々の関心は大量生産、大量消費から、
高い付加価値に満足を得ようとする
方向に向かっている。(p221)

 

その専門分野に詳しいアドバイザー的な役割が
求められている。(p223)

 

自分の心と体をきれいに元気に保とうとする意識は、
若い世代ほど敏感で、そういうことにお金をかけることにも
ためらいがないと言えそうだ。(p238)

デモグラフィックは、ほぼ変わらない。
その世代が持つ志向も、変わりにくい。
一度つかめば、応用が効く知識になるだろう。

消費者向けのビジネスで、
特にマーケティングに関わっている人には、
様々な気づきが得られる本でしょう。

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