★★★★☆
「一流の人」というのは、何かが普通の人とは違う。
そしてその違いこそが、
一流の人を一流の人たらしめているのだろう。
その違いについて、成功者研究の専門家である著者が
「一流の人」「二流の人」という対比で
わかりやすくまとめてくれたのが本書。
なるほどなぁ、と思わさせるものが多い。
一流の人も二流の人と同様の信念を植え付けられて育つが、
成長過程で初期の刷り込みを意識的に変更する。
…
そのプロセスは「ポジティブな自己洗脳」と呼ばれている。(p24)
二流の人は人生という舞台の観客だが、
その原因は、信念を持てる仕事を
見つけようとしないことにある。(p36)
人はみな、この世で残された時間の中で生きていて、
いつかその時間がなくなってしまう。
だからリスクをとるべきときは今である。(p52)
一流の人は「純粋な楽しさ」を
職業選択の基準にする傾向がある。(p88)
求めるべきものは成功ではなく充実感である。
なぜなら、充実感を得ることができれば、
成功はたいていそのあとについてくるからだ。(p102)
一流の人は失敗を成功の条件とみなし、
失敗を教師として教訓を学ぼうとする。
彼らは言うなれば「失敗のプロ」だ。(p148)
では、どうすれば一流のレベルに達することができるのか。
まず、一流の人になると強く決意することだ。(p7)
いっぱいメモしてしまった。
我が身を振り返り、自分のあり方について
考えさせられる、良い本でした。
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