★★★☆☆
裁判の中でも、特に件数が多く、
年間100万件もある少額民事訴訟について。
裁判というと、弁護士同士が法廷で議論を戦わせるイメージがあるが、
少額民事訴訟では、少なくともどちらかが本人訴訟のケースが7割に及ぶ。
というのも、額が小さいため、弁護士が相手にしないから。
本書の前半は、オーストラリア人の友人が交通事故にあった際に、
保険会社の対応が明らかに不誠実だったため、
代理人として著者(橘玲氏)が関わったという一件について。
実例だけに、読んでいておもしろい。
訴訟というと、巻き込まれたことがない人が多いだろう。
しかし、一生巻き込まれないという保証はない。
いざという時のために、知っておきたいこと。
本書は体験談がメインなので、おもしろく読め、
その上知識も身につくという点でオススメです。
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