★★★☆☆
日本では広島のエースとして活躍。
ドジャースで4年間安定した活躍を見せ、
12年からヤンキースへ移籍した黒田投手。
顔や投球フォーム以外はあまり知らなかったのだが、
どういう性格で、どのように育ってきた人なのか、
この本を読んで知ることができた。
非常に慎重で自制が強い。
派手ではなく着実に積み重ねていくタイプ。
力のピッチャーによく見られる、自信家ではない。
それは、高校の頃は補欠だったという意外な事実が、
彼の野球観を形作っている大きな要素だからなのかもしれない。
私が興味を持ったのは、
広島からドジャースへ、ドジャースからヤンキースへと
移籍するときの決断に関する部分。
特にヤンキースへの移籍については、相当悩んだようだ。
出版サイドも、ここがこの本の核だと思ったからこそ、
このタイトルにしたのだろう。
どの道でも、一流の人には一流である理由がある。
と再確認できた本でした。
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