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その世界ではトップの大会である、
英国の国際ガーデニングショーである
「チェルシー・フラワーショー」で、
3年連続世界一の快挙を成し遂げた、著者の石原氏。
そのキャリアは、実は路上販売の花屋から始まっている。
そこから長崎一の花屋に成長し、東京へも進出し、
何億もの負債を抱えて撤退。
その状態で借金を返しつつも、
出場だけで何千万もかかるというという、
チェルシー・フラワーショーに初出場…
もう、まさに波乱万丈。
その半生を読むだけでも、引き込まれる。
本の最後1/3は、経営者としての心構えや
今後のビジョンについて書かれているのだが、
これがまたすばらしい。
ぼくの残りの人生をすべて賭けて、
花と緑での町おこしに取り組んでいきたい。
やっと本当の意味でのぼくの仕事が見つかったと、
五一歳にして思っています。
これが、全力で走り、走り、走り続け、
「たどり着いた場所」なのだろうか。
以下、メモした部分。
すべては自分からノックすることです。
…
会いたい人に会うことによって、
その人の話が聞けるだけでも、世界が変わります。
一日のなかに、小さなご褒美を入れながら、
プラス発想で毎日を過ごす。
今日一日をプラスにしていく練習をするのです。
正直ここまでおもしろい本だとは期待しておらず、
いい意味で裏切られました。ありがたいことです。
オススメ度は★5つです。
石原氏、チェルシー・フラワーショー2012でも
ゴールドメダルを取っているようです!すごい!
Satoyama Life at RHS Chelsea Flower Show 2012 / RHS Gardening
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