★★★★★
野口 嘉則氏による「鏡の法則」の前の著作。
・「幸せ」と「成功」を両立するための5つのステップ
・精神的に満たされた状態で目標を達成し続けて行く能力
おもしろそう。
ということで手に取ってみた。
読んでいくと、なんだか色々と考えさせられた。
☆子供の頃は、幸せになる考え方=「自己実現型プログラム」である
→「妨げるプログラム」=ブレーキの追加で
「妥協の人生実現型プログラム」
「そこそこの人生実現型プログラム」
になる。
☆事実に意味はない。受け取り方がその出来事の意味を作る。
つまり、
「大人になるに従い、事実の受け取り方が変わっていく」
ということ。
「事実の受け取り方」は習慣になっているので、
そのクセに気付くことすら難しい。
ましてや、変えるのは簡単なことではない。
一体どうすればいいのだろうか?
そこで出てくるのが、この本のキーである「ABC理論」。
☆ABC理論
・できごと(Active Event)
・ビリーフ(Belief)
・結果(Consequence)
特に、自分が持っている「ビリーフ」に気付くことが重要。
周囲の影響で身につけた「妨げるプログラム」のブレーキに気付き、
解除していく、というのがこの本のステップなのだ。
「〜であるべきだ」
「〜でなければならない」
というような非合理なビリーフが悩みを生み出す。
「〜に越したことはない」
「〜の方がいい」
というあいまいな文章の方がいいのだそうだ。
☆典型的なビリーフ
・完全であれ
・もっと努力しろ(一生懸命やれ)
・他人を喜ばせろ
・急げ
なかなか自分の考え方のクセについて
考えることも少ないでしょう。
こうやってあらためて確認していると、
自分の中に発見があるのではないかと思います。
私は、気付かされる部分が多かったです。
ということで、オススメ度は★5つです。
良い本でした。ありがとうございます。
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