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テーマは「目標達成」。
仕事だけではなく、プライベート、
人生における目標であってもいい。
まじめな人の傾向として、目標に期限を切ると、
できなかったらと不安になったり、
目標のことを思い出すのもイヤになったりする。
こんな状態を、どう解決すればいいのだろう?
目標達成に向かうエネルギー源は、理性ではなく感情。
「未来記憶」とは、感情を伴って、
じっくりと未来をイメージすること。
これが本タイトルでもある、この本のキーコンセプト。
普通過去の記憶で生きていて、
明るい未来を思い描いて楽しくなるような時間は
圧倒的に足りない。
過去の記憶がマイナスの感情を生み出すので、
それをプラスの感情を生み出す「未来記憶」で
塗り替えればいい、ということ。
それこそが目標達成のエネルギー源となる。
EPPRサイクル
Emotion(感情)→Potential(可能性)→Performance(行動)→Result(結果)
目標の期限設定や、計画からのズレについても、
おもしろい捉え方をされている。
「期限は守らなくてはいけないものだ」という思い込みこそが、
目標達成の難易度を上げてしまっていたのです。
…
期限を決める理由は「どのくらいのスピードで成長するのかを
自分で確認するため」だけにあるのです。
計画からズレだということは、
「学び、成長するチャンスがやってきた」
という合図なのです。
1、目標の価値は「今」をどれだけ変えられるかで決まる
2、目標は「取り組むこと自体に価値がある」ものを選ぶ
3、目標とはどんなに自分が成長したいかを明確にする手段である
4、目標とはつねにバージョンアップするものである
5、目標の期限は、自分の「成長速度」を決めるためのものである
実用的かつ新しい考え方を知ることができた。
自分の考え方に取り入れてみたい。
オススメ度は★5つです。良い本でした!
参考:
・「未来記憶」池田貴将 – 【本ナビ】本のソムリエの一日一冊ビジネス書評
その他の書評などはこちら。
→Socialtunes – haru