★★★★☆
タイトルに惹かれて手に取ったこの本。
「いまここ塾」の塾長阿部氏の
第1回から6回までの講和内容がこの本。
阿部氏が語るのは仏教の話なのだが、
「幸せ」というテーマの話であるからか、
仏教と関係がない他の本と共通する部分も多い。
例えば、「今既に持っていることに気付く」という話は
「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」は
心理学から同じ話にたどり着いている。
「幸せ」は、自分しか感じることがでいないのだから、
自分の気の持ち方、考え方次第なのだ。
と再確認できた。
他にも、次のような色々なヒントが得られた。
観念の書き換え方、新しい観念のつくり方は簡単です。
「言いつづける」ってことですね。
言葉ってのは、すごく意識に作用するんですね。
だから言いつづけるんです。
禅とは状態のこと。
いまここに気づいて、
落ち着いている状態。
当たり前の日常こそが、修行なんですね。
やれるだけのことはやるんですよ。
ただ、その心構えとして、期待を手放すってことです。
…
何を手に入れてもいいけど、執着だけはしない、
それが苦しまない秘訣です。
究極的な安心感や満足感、幸福感というのは、
すべてが自分だということを思い出すか、
逆に自分なんていなかったってことに
気づかなければつかめないんですよ。
考えてみれば、仏教というのは、何千年も前から
心を探求してきた人たちの知恵なのだな。
と、今更気付いた。
色々な悩みについて、気付きが得られる本でしょう。
オススメ度は★4つです。
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