★★★★☆
呼吸は、肉体にも精神にも影響を及ぼすので、
実はかなり奥が深い。
呼吸は、普通は特に意識せず無意識に行っているが、
一方で意識的に行うこともできるという珍しい動作だ。
ちょっと実験してみよう。
息を大きく吸ってから、何秒吐き続けることができるだろうか?
5秒?10秒?15秒続けられれば立派。
息を吐くことは、副交感神経優位、
つまりリラックスした状態を作る。
逆に、交感神経優位は興奮した状態。
この両者のバランスを取るのが健康の秘訣、
というのが免疫学者の安保氏の本の主張。
ストレスフルな環境にいて、このバランスが崩れ
交感神経優位で興奮状態が続いてしまっていると感じたら、
次の齋藤式呼吸法を試してみよう。
「三・二・十五」の齋藤式呼吸法
鼻から三秒息を吸って、二秒お腹の中にぐっと溜めて、
十五秒間かけて口から細くゆっくりと吐く
3、2、15。
吐くのが一番長いから、
数字だけ覚えておけばOK。
呼吸法というのは精神にも強い影響を与えるので、
齋藤氏が自らさまざまな方法を実験して、
誰にでも勧めることができるのが、上の方法なのだそうだ。
メンタルが大きな要素を占めるスポーツでも、
あるいはストレッチをする際にも呼吸は効果がある。
オススメ度は★4つです。
呼吸は常にしていること。
この呼吸法を確認できただけでも、
読んでよかったです。
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