- 「また買いたい」と思わせる「悦び」の方程式 (PHP文庫)
-
- 著者: 小阪 裕司
- 発売元: PHP研究所
- 価格: ¥ 500
- 発売日: 2010/11/02
★★★☆☆
顧客をファン化する「方程式」=「仕組み」を作ろう
パレートの法則にあるように、
利益の多くの部分は、少数の得意客がもたらしてくれる。
つまり、利益をあげるには、
得意客=ファンをどれだけ増やせるか、
ということになる。
そこを根性でやるのではなく、
きちんと仕組みを作りましょうね、
というのがこの本の主旨。
特に、紹介されている
「儲けの仕組み」というゲームボード
がおもしろい。
お客さまがには、
→「見込み客」→「顧客」→「ファン」
と進んで欲しいのだが、どの「→」にどのようなアプローチ手段があり、
更にどこがボトルネックになっているのかを、きちんと検証するということ。
せっかくに優れた部分があっても、
他にボトルネックがあってはもったいない。
きちんと検証して、テストも行うことが
腰の強いビジネス作りにつながる。
以下、心に響いた部分です。
「あなたの才能はあなたが持っているのだけれども、
才能というのは、持っている人のためのものではありませんよ。
あなたの持っている才能は、
その才能を持っていない人のためのものです。」
商売をやっている人に取っては
気付きとなる部分が多いでしょう。
オススメ度は★3つです。
おもしろかったです。
キーワード:
仕組み、悦び、見込み客、新規客、ファン化、流出
第1章 この世界があなたにはどう見えているか(ディズニーランドが儲かるのは「感動」のおかげ?
「ヒット商品創りの極意」がよく語られるが ほか)
第2章 ひとが「悦び」で動くとは…(たとえ重要文化財の鼻がもげても
「仕組み」「仕組み」と人は言うが ほか)
第3章 ゲームボードを創る、それが「儲けの仕組み」だ(「儲けの仕組み」というゲームボード
五つのゾーンをお客さんは進んでいく ほか)
第4章 「仕組み」は方程式になる(設計された「仕組み」は試される
「儲かったかどうか」で検証しては間違える ほか)
第5章 ひとを悦ばせることであなたが得られるもの(皆初めはむずかしいと感じていた
与えたものが受け取るもの ほか)
- 「また買いたい」と思わせる「悦び」の方程式 (PHP文庫)
-
- 著者: 小阪 裕司
- 発売元: PHP研究所
- 価格: ¥ 500
- 発売日: 2010/11/02
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