感想メモ:螺鈿迷宮

螺鈿迷宮
螺鈿迷宮
  • 著者: 海堂 尊
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2006/11/30

★★★☆☆

今回のテーマは、「チーム・バチスタの栄光」のテーマに戻って
エー・アイ(オートプシー・イメージング:死亡時画像診断)。
どの程度現実に広まっているのかとふと興味を覚え、
ちょっと調べてみた。

最近になって、かなり動きが活発になってきているのがわかる。
「チーム・バチスタの栄光」における問題提起が、
全てではないにしろ、現実社会を動かす一因となっているのは間違いなさそう。
小説というものにはこういう力もあるのだなぁ。すごいことだ。

で、この本の内容だが、「バチスタ」の主人公田口センセはチョイ役で、
おちこぼれ医学生、天馬大吉君が主人公。
詳細は読んでのお楽しみだが、さすが、引き込まれ
読むのを中断するのが惜しい本だった。

「バチスタ」ではキャラの濃さにちょっと抵抗があったのだが、
自分が慣れたのか、あるいは著者の描き方が変わったのか、
その抵抗もなくすんなり読んでいけた。

オススメ度は★3つです。
「バチスタ」がおもしろかった人は、ぜひ。

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