- 武道のコツでスポーツに勝つ!―運動基礎理論が教える
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- 著者: 吉田 始史
- 発売元: BABジャパン出版局
- 価格: ¥ 1,890
- 発売日: 2003/12
★★★☆☆
少し前に、スポーツ界に武道ブームがあった。
武道には、年月をかけて研ぎ澄まされた、
身体の操作法があるのだろうから、
それを活用しよう、ということだ。
本書も、そのような意図で書かれている。
日頃スポーツをしていると、
そのスポーツの枠の中でしか
考えなくなってしまうので、
その枠の外にある身体の使い方に触れるのは
非常に参考になるはず。
上達した人の利き腕の肩は前に出た状態で稼働し、
そうでない人の肩は身体の横や後ろで稼働している
ということです。
右利きなら、左肩が前に出にくいはず。
これも訓練次第で出るようになります。
逆に言うと自分の体重つまり、腰の重さ、
肩の動きを手まで伝えるためには肘を締めなければ
ならないということです。
中国武術にも「沈肩垂肘」という言葉がありますね。
スポーツで悩んでいることがある場合、
様々なヒントが得られるかもしれません。
オススメ度は★3つです。
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