感想メモ:小娘たちに飛距離で負けないための授業

小娘たちに飛距離で負けないための授業―物理の力で宮里藍を抜け!HS40で250ヤード打法 (ゴルフダイジェスト新書)
小娘たちに飛距離で負けないための授業―物理の力で宮里藍を抜け!HS40で250ヤード打法 (ゴルフダイジェスト新書)
  • 著者: 八木 一正
  • 発売元: ゴルフダイジェスト社
  • 価格: ¥ 900
  • 発売日: 2006/09

★★★☆☆

パワーは体重に比例するから、華奢な女子プロゴルファーよりも
その辺の男性の方がパワーはあるはず。
なのに、飛距離ではかなわなかったりする。
それは、体の使い方が違うからだ。

著者は物理の先生で、ゴルフのスイングを物理的に分析した本。
「スーパージャイロ打法」という打ち方を提唱されているが、
手塚一志氏の「バッティングの真実」などで言われている「ダブルスピン」のこと。
背骨の第1軸と、両腕を軸にした第2軸の二つの回転を使ってホニャララ、という話。

また、「頭を動かすな」などの常識が、現実とは違っていることが示されている。

藍ちゃんがスタートの位置から最も右に寄った時の頭の位置は、
なんと22センチも右(飛球線後方)です。
それもダウンスウィングからインパクトの前後にボールが飛ぶ方向とは逆向きに、
頭を移動しながらスウィングしているではありませんか。

飛距離を伸ばすと言うと、ついウエイトトレーニングと安易に考えがち。
しかしそれ以前にやるべきことはある。
理にかなった体の使い方をすること、
そしてそれ以前に、体の力を活かせるスイングができる体にすること、
体の一部分を酷使していると、練習を重ねれば重ねるほど、
負担がかかってケガにつながってしまうからだ。

などと、ゴルフも別にやらない私が書いてみるテスト。

特に深く考えることなくしている動作の、
物理的な意味を知っておくのはよいことだと思います。
メンタル面は、インナーゲームがオススメです。
オススメ度は★3つです。

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