感想メモ:知的野蛮のすすめ

知的野蛮のすすめ―異才がビジネスを動かす
  • 著者: 小川 明
  • 発売元: ティビーエス・ブリタニカ
  • 発売日: 1988/01

★★★☆☆

冒頭で、今は「変化の時代」だとし、
その理由として以下のように語っている。

第一は世の中の急速な国際化、情報化、高齢化ということだ。
次は技術革新のスピードが激しいことだ。
そして、第三は人々の普通の暮らしにおける価値観の変容があげられる。

特に違和感ないかと思う。
が、実はこの本、1988年の本だ。
逆に言えば、「最近変化がゆるやかだな~」などと
感じられる時代なんてないのだろう。
少なくとも暮らしている人々にとっては。

他にも、現在でも通用するような部分が随所にあった。
「丸金、丸ビ」というような表現はさすがに使わないが、
「勝ち組負け組」といい換えれば、話はスムーズに通じる。
そしてなんと、最近流行りの「残念な人」というフレーズも出てくる。

ディテールだけでなく、コアとなるるメッセージもそうだ。
感性を磨き、行動を起こせ。現代でもそのまま通じる。
考えすぎるより行動。おっしゃる通りです。

オススメ度は★3つです。
「変化が激しい」から「変化に対応できる」ことが求められる、
という基本はこれからも変わらないでしょう。

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