感想メモ:口ベタなあなたを救う しゃべる名刺

口ベタなあなたを救う しゃべる名刺
口ベタなあなたを救う しゃべる名刺
  • 発売元: 日本実業出版社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2008/12/20

★★★★☆

タイトルから、名刺の作り方が書いてあるんだろうなー
と思って読んでみたところ、それ以上の内容含まれていた。
名刺にしゃべらせるということは、読んだ相手の心を
つかむことができる中身を考えなくてはいけないからだ。

自分は何ができるのか?強みは何か?
どんな人を顧客にしたいのか?
こういったことを知るには、まず自分が何者なのかを
知らなくてはならない。

自分の過去や家族などを見つめ直すというプロセスを踏むのは、
白いネコは何をくれた?」の手法とよく似ている。
自分が勝負すべき戦場はどこなのか、
自分は何を持っているのか、強みは何なのかを
考えた上で、顧客を考えるという流れは、
マーケティングのあるべき姿なのかもしれない。

もう一点おもしろかったのは、著者の辿ってきた道筋。
勤めていた会社を30後半で辞め、何もないままに独立するに至り、
試行錯誤の末にたどり着いたのが、この「しゃべる名刺」なのだという。
なぜそういったリスキーな道を進んだのかは、読んでみて欲しい。

自分が使っている名刺が、いかに何も考えていない適当なものかが良くわかった。
遊びでプライベートの名刺も作ってみようかな、とか思った。
オススメ度は★4つです。おもしろい本でした。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

「感想メモ:口ベタなあなたを救う しゃべる名刺」への1件のフィードバック

コメントを残す