感想メモ:「ニンジンから宇宙へ」

「ニンジンから宇宙へ」―よみがえる母なる大地
  • 発売元: なずな出版部
  • 発売日: 1996/10

★★★★☆

農薬はいいものではのはわかるが、
無農薬のものは値段が高いし、
ある程度はしょうがない。
という考えの人が多いのではないだろうか。

この本では、農薬や化学肥料がなぜ良くないのかという理由、
そして無農薬の農業の可能性大切さを教えてくれる。

農業は、土だ。
土は、何でできているのか?
いわれてみると知らない。
石が砕けたもの?ではなかった。

そう、土のほとんどが草の化けたものなのです。
(中略)
表土は石の粉ではなく、植物の化けものなのです。

知らなかった…

また、土には理想の養分バランスがあり、
そういう土で作られると、
すばらしい野菜ができるそうだ。

これを化学肥料で達成しようとすると、続かない。
農作物が育つということは、土の養分が移動するということ。
その失った養分が回復しないのだ。

こうした努力はそれこそ十年単位での試行錯誤を経ての結果だ。
なんども挫折しそうになったそうだが、やり切ることができたのは
なぜなのだろう。

奇跡のリンゴ」と共に、読んでおくと良い本。
オススメ度は★4つです。良い本でした。

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