- 「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)
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- 発売元: 扶桑社
- 価格: ¥ 735
- 発売日: 2009/02/27
★★★☆☆
数学の参考書「よくわかる」シリーズの著者細野氏の本。
彼の本を読んだ受験生は現在社会人になっているだろうから、
売れるのも頷ける。
年金の話も、わかっているようであまりわかっていないまま
過ごしている気がする。
実際、読んでみて知らない話がそこそこあった。
- 未納は第1種の人だけの話なので
(他は天引きなので考えてみれば当たり前)、
年金支払者全体の5%程度。
なので、破綻はしないっぽい。 - 2009年から、国民年金の支払の1/2を税金から賄っている
- 所得代替率(年金が現役世代の手取り給料の何%になるか)は
世代間であまり変わらないように調整されている。
年金の話とは離れるが、以下の話は
元予備校教師の言葉だけに重みがある。
このように、本などの情報に接した時には、
その後の「復習の仕組み」をどのように作っておくのか
というところまでキチンと考えられるかどうかで、
学習効率は大幅に変わってくるものなのです!
私はこうやって書評を書いているので大丈夫。
でも、後で見返すとあんまり覚えてなかったりする。
人間の忘却力はあなどれないな!
年金の話の他にもサブプライムローンの話も
図入りでわかりやすく説明されている。
昔読んだ参考書とテイストが同じで懐かしかった。
オススメ度は★3つです。
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