感想メモ:凍

凍
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/09/29

★★★★☆

山登りも、8000m級ともなるとまさに死と隣り合わせで、
いくらでも命を落とす危険がある。
しかしそんなことに挑戦を続ける人たちがいる。

本書は、山野井泰史、妙子夫妻がギャチュンカン北壁への登攀を描いた
ノンフィクション長編。

山登りのことなど全くわからないのだが、
とても臨場感を持って表現されていて、
一気に読んでしまった。

一体、なぜこんな危険に挑むのだろうか。
どうやら、二人とも山が好きで好きで仕方がないみたいだ。
二人の生い立ちや生活を読んでいると、
まさに山に登ることにすべてを捧げているようだ。
そしてそれを、当たり前のように自然にやっている。

世の中いろんな人がいるものだ。
いやー、すごい。

おもしろく読めた。
オススメ度は★4つです。

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