- IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実
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- 発売元: 日経BP社
- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2007/08/09
★★★☆☆
IQというと、頭の良さでしょ?と思う。
では頭の良さの定義は?と言われるとよく分らないわけで、
本書は頭の良さ=知能について書かれた本。
まず知能の定義だが、紹介されているものはかなり衝撃的。
知能とは知能テストで測ったものである
テストで測れるのは知能の一部のパラメータ
確かにその通りなんだが、元も子もないような。
各パラメータと相関を持つ、一般知能(g)が存在しそう
ということなのだが、その一般知能を正しく測定することは
やはり難しそう。
脳が大きいとIQは高い傾向
しかし影響そのは10%くらい
IQは生涯にわたって安定
IQが高いと長生きする
遺伝がIQに与える影響は強い
IQの平均値に男女差はない
他はいいとして、3つ目のが衝撃的。
ただし、相関があるというだけなので、因果関係は不明。
結論としては、IQと一般知能に相関がありそう。
ただどうやって測るかが難しい。
IQは遺伝でかなり決まる。
といったところ。
IQが100を平均とした標準偏差から算出されていることは、
知っておいてもよい知識。IQ15が1標準偏差分。
従って、IQ115の人は上位16%ということ。
一方、IQが高いからといって成功するとは限らない、ということが
書かれているのが「天才!」。合わせて読むと良いでしょう。
教養として読むと良い本。オススメ度は★3つです。
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