- ランチタイムの経済学—日常生活の謎をやさしく解き明かす (日経ビジネス人文庫)
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- 発売元: 日本経済新聞社
- 価格: ¥ 900
- 発売日: 2004/09
★★☆☆☆
私は経済学の拠って立つ前提に疑問を持ってしまっている。
それは例えば「人は全ての選択肢を考慮し、最適な行動を選択する」といったようなものだ。んなわけないと。人はもうちょっと愚かなので、その辺を考慮するモデル化が必要だと思う(経済学すべてがおかしいと言っている訳ではない)。
従って、この本に書かれているような、その前提に基づき導き出された結論にも、自動的に疑問を持ってしまう。その結論が直感に反するものである場合、なおさらだ。その前提を、より現実的なものになるよう修正を加えた場合、結論はどの程度変わってくるのだろうか。その辺が知りたい。
こんな考えを持っている私には、「セイラー教授の行動経済学入門」の方がはるかにしっくりきたのだった。
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