- フットコンディショニング
-
- 著者: 有吉 与志恵
- 発売元: 祥伝社
- 価格: ¥ 1,365
- 発売日: 2009/07/28
★★★★☆
足裏は第二の心臓。
健康のバロメーター。
というくらい、大事な場所なのに、
とてもないがしろにされているのが足の裏。
ケアしてあげると、
身体全体の調子が整えられるのだ。
フットセラピーは「間脳調整」
ともいわれています。
足を触ることで脳の中の
間脳という部分の血流が
よくなるという医学的なエビデンス(検証結果)も
出ているということです。
間脳とは、脳の視床、
視床下部のことを指し、
自律神経やホルモンなどを介して
内臓全体を制御する働きなど、
私たちが生命を維持するために
必要な働きをしています。
足は、全体重がかかる土台でもある。
歪みがあると、膝や腰、
肩や首にも影響が出る。
全身へ影響を及ぼすという意味でも、
足を整えることはとても大事。
身体と心はつながっているのだから。
(動きが心をつくる──身体心理学への招待)
とはいえ、何をどうすればいいか、
わからない人も多いだろう。
この本では、一日2分の簡単コースから、
さまざまなケアの仕方が紹介されている。
基本は、以下の4つ。
- 足指回し(1本ずつつまんで回す)
- かかとゆすり
- 足首回し(手と足指付け根まで組んで回す)
- ふくらはぎのケア
ただし、以下の点に注意。
ゴリゴリと痛みが出るほど
圧す方がいらっしゃいますが、
丁寧に的確にツボを圧していくことが大切です。
ゆっくりさすっているだけでも、
足裏の肌ツヤがよくなり、
ポカポカと温かくなってくるでしょう。
また、足のどの部分が体のどの部分に
関係があるかも紹介されている。
便秘や下痢を繰り返す人は
中指の付け根が硬く、触ると痛い。
花粉症の方は親指の内側が硬く、
人差し指と中指とその間が痛かったり……
かかとがガサガサしている人は腰痛持ちで、
指の付け根が痛い人は肩コリさん。
とりあえず、以下のチェックを
してみるのはどうだろうか。
足指にギュッと力を入れて握り、
手の指で足指を一本一本伸ばしてみてください。
このとき、足指がどれだけ抵抗できるか?
抵抗力の弱い指はどの指でしょうか?
弱い指が示すのは、その指と繋がっている
内臓も弱っているということです。
- 小指は腎臓・膀胱系。冷えやむくみがある場合が多い。
- 薬指は胆系。神経質な方の特徴が現れます。
- 中指は消化吸収に関与する指。特に腸です。
便秘、下痢ぎみのか方はこの指に力がなかったりします。 - 人差し指も消化吸収に関与する指。こちらは胃。
食べ過ぎや食欲不信、胃痛もこの指に現れます。 - 最後の親指は脳。頭を使い過ぎたり、緊張性頭痛などがあれば、
この指に力が入りにくいでしょう。
試した見たところ、
確かに左右とも1本の指だけ特に弱く、
左は小指、右は薬指だった。
とりあえず、テレビを見ている間とか、
足の裏をいじってみることにしてみよう。
運動好きとしてはとてもおもしろい本でした。
オススメ度は★4つです。
ありがとうございました!
- フットコンディショニング
-
- 著者: 有吉 与志恵
- 発売元: 祥伝社
- 価格: ¥ 1,365
- 発売日: 2009/07/28
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