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ナポレオン・ヒル博士の生涯をかけた成功研究の集大成
ベンジャミン・フランクリン、スティーブン・コビーらと並び、
成功に関する研究の大家であるある著者の、研究の集大成とも言える本。
他の成功に関する本は、多分に本書の影響を受けているとわかった。
「思考が現実化する」という考えは、古くは「原因と結果の法則」から、
現代の成功本まで広く語られていることではあるが、
本書は、そのために具体的な目標を描き、期限を設定し、達成できるという信念をもち、
熱意を持って、仲間と共に実行する、というように細かく方法が説明されている。
そして他の本の内容を考えると、そのどれか、または多くの部分を別の言い方で
語っていることが多い。
第2章の「願望」は、望月氏の「宝地図」が非常によく重なるし、
第4章の「深層自己説得」という概念は、潜在意識の本とよく重なる。
ということで、他の本と重なる概念が多く、それだけ本書の内容は後世にも
受け継がれているということだろう。
誰しも他の本との共通点を見出すことができるはず。
600ページ超、ヒモのしおりが2本と、本としての風格も格別。
読むのもかなり時間がかかるので、腰を据えてかかるべき。
この本の内容を身につければ、確かに成功に近づくと思われる。
問題は、身につけることができるか、だ。
以下、メモしたところ。
- 成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つ一つ実現していく過程である
- 思考というものは、一つの実体、しかもその思考内容そのものを現実化しようとする衝動を秘めている実体、といってもよい。
- あなたが心底そうしようと望んだことは必ず実現する エドウィン・C・バーンズ
- 願望実現というのは、当初の願望とは異なった結果として実現することがよくある。
- 成功を手に入れるために必要なものはただ一つ。健全で素直なものの考え方である。
- 何かできないことがもしあるとするならば、それは、当人に知恵がないだけのことだ。事実が例えわかっていなくても、ともかく前進することだ。前進し、行動している間に事実はわかってくるものなのだ ヘンリー・フォード
- 願望や目標を持つことがすべての達成の第一歩である。
- 行動計画を立て、積極的に行動し、報酬以上の働きをすることが、成功のためにいかに大切なことであるか
願望実現の6箇条
- 実現したいと思う願望をはっきりさせる
- その代わりに何を差し出すのか決める。代償を必要としない報酬など存在しない。
- 実現したい願望を取得する最終期限を決める
- 願望実現のための詳細な計画を立てる
- 1〜4の4点を紙に詳しく書く
- 紙に書いたこの宣言を、1日2回、朝起きた直後と夜寝る直前に
なるべく大きな声で読む。すでにその願望を実現したものと考え、
そう自分に信じこませることが大切
宝地図はこの6箇条のアレンジなのだと思った。あと↑メモしすぎ。
これだけのボリュームで2000円ちょっと。読んでおくべき。★5つ。
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