感想メモ:きっと、よくなる!

きっと、よくなる!
きっと、よくなる!
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/01/16

★★★★☆

「ユダヤ人大富豪の教え」や「幸せな小金持ち」シリーズなどで有名な
本田健氏の本。
本田氏自身の経験談を元に、人生を生きていく上でのヒントとなるような
エッセンスを抽出しているという形。

本田氏は、二十歳のときにアメリカに渡り、
平和についての講演をして回ったという。
このことは「ユダヤ人大富豪の教え」など他の著書にも書かれていた。

若い頃から有名だったんだな、と思っていたらそうではなく、
これは新聞広告に募集記事が出ていたので、それを見て応募したのだそうだ。
普通、大学生ぐらいの歳で、「アメリカに平和について講演をする」
という募集に応募しようとするだろうか?
しかし間違いないのは、手を上げなければチャンスはやってこないということだ。
その行動力が素晴らしい。

他、気になったフレーズは以下の通り。

目の前にあることを心から楽しんでいくこと、それがひいては、
将来の自分をもっと幸せにしていきます。

「自分は、お金に制限されずに人生を生きる!」と決意することが、
少なくとも最初に精神的に自由になる第一歩です。

失敗したときの挫折感を感じないための防波堤が、言い訳なのです。

「自分の本質に合わないことは、やらない!」と決めることです。

幸せの源泉とは、それをやっているだけで幸せになれることです。
その周辺には、いろいろな仕事の可能性があるのです。

批判の本質は、その人の意見表明です。
その人がいっていることは、単にその人が感じたことで、
真実かどうかは関係ありません。

時間をつぶすという言葉がありますが、それは緩慢な自殺です。

それ以来、「自分が好きかどうか」「もっていて楽しいかどうか」という基準で
物を買うようになりました。

そして、つねに目標を追い求める躍動感を幸せと勘違いしてしまいます。
しかし、そういう生き方をしていては、いつまでたっても幸せになれません。

幸せは、日常生活の中で、ふと気付くものです。

教えてもらったのは、「どんなことでも、自ら意図的に選択してやる」ということです。

各項目間で矛盾する部分もあったりするのだが、意図的なのだろう。
軽く読めて、心に残る部分がいろいろあった。おもしろかった。★4つ。

きっと、よくなる!
きっと、よくなる!
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/01/16

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感想メモ:裸でも生きる

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/09/22

★★★★★

著者の山口絵里子さんの半生を描いた本。
というと月並みだが、この山口さんの生き方は、
とにかく人並み外れている。

本人は「私なんか」と語るが、なんかどころではなく、
本当にすごい。尊敬する。
引き込まれるように読んでしまった。

  • 小学校でイジメにあう
  • 強くなりたいという思いから、高校は有数の強豪校の「男子」柔道部に入部。
    文字通り血を吐くような練習に耐え、全国7位に
  • その後教育を変えたいという思いから政治家を志す。偏差値40から3ヶ月で慶応へ
  • 途上国の姿が自分の目で見たいからと、
    最貧国単身バングラデシュへ。一人で2年暮らす。
  • バングラデシュの大学院へ

これで前半くらい。
とにかく、行動力が半端ではない。
ツテもないのに一人でバングラデシュに行って暮らす?
当然何度も痛い目に遭っている。
それでもやり遂げてしまう。

こういった人になるには、ある種の飢餓感が必要であるように思える。
普通に不自由なく暮らせる日本では、
こういった人はなかなかいな出てきにくい。
彼女を彼女たらしめているそ情熱を支えるものは、
一体何なのだろう?

ちょっと長いが引用。

ただ、そんな周りの声の中、私が拠り所にしたことは、
たとえば尊敬する人の言葉でも、すばらしい本でも何でもなく、
自分自身だった。

自分は一体何をしてきたんだ。
他人と比べて一番になるなんてそんなちっぽけなことに全力を注ぎ、
泣いたり笑ったり。
こんな幸福な星の下に生まれておいて、
周りを気にして自分ができることにも挑戦せず、したいことも我慢して、
色んな制約条件を自分自身の中だけでつくりだし、自分の心の声から無意識に
耳を背け、時間とともに流れていく。
バングラデシュのみんなに比べて山ほど選択肢が広がっている私の人生の中、
自分が彼らにできることはなんだろう。
それは、まず自分自身が信じる道を生きることだった。

頭では納得できても、それを行動に移せる人というのは
ほんの一握りで、だからこそその生き方は心を打つのだろう。
ぜひ読むべき。刺激を受けること請け合い。
ということでオススメの★5つ!

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感想メモ:I met a boy.父の日に、バンビ公園で。

I met a boy.父の日に、バンビ公園で。
I met a boy.父の日に、バンビ公園で。
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2008/12/20

★★★★☆

仕事にもプライベートもうまくいっていない主人公が、
タイトル通り一人の少年と出会う。
それをきっかけに、主人公は生まれ変わる決心をした。

ジャンルとしては、物語形式の自己啓発ストーリー。
喜多川泰さんと似た雰囲気があると思ったら、
同じ聡明舎の人であるようだ。

200ページ弱。サラッと読めて、爽やかな読了感。
喜多川氏の本が好みの人は、気に入るかと思う。★4つ。

「もっとかっこいい自分でありたい。
だから、変わろう」

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感想メモ:「R25」のつくりかた

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
  • 発売元: 日本経済新聞出版社
  • 価格: ¥ 893
  • 発売日: 2009/02

★★★★☆

今でこそ存在が当たり前となっているR25。しかし。

  • ターゲットはM1層(20〜34歳男性)
  • 首都圏の主要駅の構内に置かれている
  • 発行部数100万部

というのは、企画の時点では誰もが首を振る、
恐ろしくハードルの高いことだったようだ。

そのハードルを、どうやって乗り越えたのか?
プロジェクトメンバーの藤井氏がそのストーリーを語る。

最も重要なのが、ターゲットのM1層に対する理解。
アンケートやインタビューを繰り返すというのは常道だが、
その結果には現れてこない、隠された顔があることを見出していく。
これがキモだったのではないかと思える。

そのときに「定量調査」だけでは出てこない本音が実はある、
ということを知りました。

ということは、ニュースの消化不良感を取り除く、
胃薬のような情報を提供してあげればいいのではないか。

彼らは、実は疲れているのではないか、と。
いろいろな意味で疲れている。

その理解の結果のM1層の定義がおもしろい。

「M1世代のビジネスマンは、情報に敏感で、多忙な中、時間を有効に活用
したがっている。その内面は、自分の価値に一番関心があり、
自意識過剰でカッコつけ。そこそこイケてると思っているが、確信はない。
顔には出さないが不安感もある。だから実は助言がほしい」

他にも、ここまで考えてやってるんだ、
というエピソードがいろいろ詰まっていて、おもしろい。

「帰りの電車の中で読む」というコンセプト

僕はM1層の読書に対して、本当に彼らのことを考え、
本当に彼らの役に立つ、彼らのプラスになる記事を作りたいと思っていました。
そうでないと伝わらないし、支持も得られません。

僕はその(世代間)ギャップにこそ、新しいビジネスの萌芽が
あるのではないかと思っています。

多くの人が手に取ったことがあると思われるR25。
その裏にはこんな努力があったんだ、と思うとまた印象が変わったりする。
サラッと読め、おもしろかった。★4つ。

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感想メモ:究極の文房具カタログ【マストアイテム編】

究極の文房具カタログ【マストアイテム編】
究極の文房具カタログ【マストアイテム編】
  • 発売元: ロコモーションパブリッシング
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/01/27

★★★★☆

TVチャンピオン文房具通選手権三度優勝の高畑氏。
彼が日常使っているマストアイテムを紹介している本。
対象は、ペン、消しゴム、はさみ、のり、ホチキス、
定規、メモ帳などなど幅広い。

何十と紹介されている中で、私がメモしたのは以下のモノ達。

道具って、用途に適したものがあるのとないのとで
ものすごく時間と手間に差が出たりする。
そして恐いところは、その道具の存在を知らないと、
その時間と手間の節約ができないところである。

なので、こういう達人による道具紹介の本はありがたい。
文房具なんて誰しも毎日使っているものだし、
眺めてみると新しい発見があるのではないか。

ということで、お役立ちの★4つ。

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感想メモ:自動記憶勉強法

自動記憶勉強法―遊びながらでもほったらかしで記憶する (YELL books)
自動記憶勉強法―遊びながらでもほったらかしで記憶する (YELL books)
  • 発売元: エール出版社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2009/03

★★★☆☆

勉強が好きで好きでたまらない人、というのはめったにいなくて、
ほとんどの人にとって勉強は大変なことだろう。

その勉強をいかに効率良い方法でやるか、
という視点での勉強法だと読んだ。
例えば、速読、漫画学習法、記憶術など、
勉強のテクニックを紹介している本。

確かに勉強には効率が良いやり方と良くないやり方があるので、
色々な手法を知っておくのはよいことで、
その中から自分にあったやり方を選んで、
自分なりの勉強法を確立していくのが良いだろう。
できれば中学生ぐらいには確立しておけると良いと思う。

自動記憶というと勉強しなくても勝手に頭に入る、
というようないめーじを持ってしまうかもしれないが、
やることはしっかりやることが大事。
そのやり方をいかに効率良く負担が少ないやり方にできるか、
という方向だと考えるとよいと思う。

いろいろ読んでいるせいか、これは、と思うところに出会えなかった。
時間があれば読んでみるとよいと思う。★3つ。

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感想メモ:ユダヤ人大富豪の教え

ユダヤ人大富豪の教え
ユダヤ人大富豪の教え
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2003/06/19

★★★★★

本田健氏の初期の著作。
ペイフォワードやライフワークの視点を、
ユダヤ人大富豪から教わるレッスン形式として説明している。

他の本と重なる部分も多いのですべては紹介しないが、
共感できる部分は多かった。
メモした部分を挙げていったらとても長くなってしまった。
これはいい本の証だろう。

  1. 大多数の人間は、いまいるところでがんばれば道は開けると考えてしまう。
    そこで、無駄な戦いをやって、ボロボロになって力つきてしまうのだ。
  2. 人生で成功して金持ちになりたければ、まず、自分が魂を打ち込める何かを見つけること。
  3. 普通、人は『得意なこと』と『大好きなこと』を混同してしまう。
  4. 大好きなことに巡り合う一番の方法は、いまやっていることが何であれ、それを愛することだ。
  5. 人間性を見るためには、その人が直接、利害関係のない他人をどう扱うかを見たらすぐわかる。
  6. 思考が人生を形作り、感情が人生をコントロールしている
  7. コミュニケーションの鍵は感情だ

他にも、いろいろな原則が紹介されている。

「セールスの成功5原則」

  1. 絶対売ると決める
  2. 信頼される人柄になる
  3. イメージを描けるように話し、感情に訴える
  4. 商品・サービスに完璧な知識を持つ
  5. クロージング(契約)のテクニックを持つ

お金の5原則

  1. たくさん稼ぐ
  2. 賢く使う(節約):「必要なもの」と「ほしいもの」の違いを知る
  3. がっちり守る:Never lose money.
  4. 投資する
  5. 分かち合う

ビジネス成功5原則

  1. 好きなことを見つける
  2. そのビジネスで成功に必要なことはすべて学ぶ
  3. 小さくスタート、短期間で大きくしない
  4. 儲かるシステムをつくる
  5. 自分がいなくてもまわるシステムをつくる

なぜ、目標達成に失敗するのか

  1. すべきことを目標にしている
  2. 目標を達成するモチベーションがない
  3. 具体的なステップがない
  4. 期限がない

目標設定成功5原則

  1. ワクワクするような目標を立てる
  2. 目標は細分化し、具体的な行動ステップを考える
  3. 目標を達成したときのご褒美と、失敗したときの罰を用意する
  4. 目標が達成したところをイメージして楽しむ
  5. 行動を起こす

パートナーシップを成功させる5原則

  1. 問題があれば、できるだけその場で話をすること。その日のうちに解決すること
  2. 何かを決めるときには、二人の100%の合意で決めること
  3. お互いの存在を自分の人生での奇跡として扱い、感謝すること
  4. 自分の幸せに責任をもつこと
  5. 夫婦は運命共同体であると認識すること

自分が人生で何を大事に思っているのか。何が好きなのか。
日常に追われて生活していると、考える機会はない。
だからこそ、あらためて考えてみるのはとても良いことだと思う。
オススメ。★5つ。

ユダヤ人大富豪の教え
ユダヤ人大富豪の教え
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2003/06/19

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感想メモ:東天の獅子 天の巻

東天の獅子〈第1巻〉天の巻・嘉納流柔術
東天の獅子〈第1巻〉天の巻・嘉納流柔術
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2008/10
東天の獅子〈第2巻〉天の巻・嘉納流柔術
東天の獅子〈第2巻〉天の巻・嘉納流柔術
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2008/10
東天の獅子〈第3巻〉天の巻・嘉納流柔術
東天の獅子〈第3巻〉天の巻・嘉納流柔術
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2008/11
東天の獅子 第4巻 天の巻・嘉納流柔術
東天の獅子 第4巻 天の巻・嘉納流柔術
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2008/12

★★★★★

餓狼伝で有名な夢枕獏が描く、講道館設立当時の物語。
登場人物は、嘉納治五郎と講道館四天王、そして武田惣角や
他の古流武術家等。

現在の柔道とは異なる柔道の姿が底にはある。
かつての柔道というものは、このようなものだったのだろうか。
また、御式内という形で合気道も登場する。
合気道というのは、実戦向きではないと言われているが、
達人クラスになると極めて実戦向きだという気がする。
そして、この本でもそのように描かれている。

さすが夢枕獏、読み出すとぐいぐい読ませる。
どんどん読みたくなる筆力はすごい。
しかし私が本当にすごいと思ったのは、あとがきだったりする。

一日五〇枚、七〇枚を書くーーじきに六〇歳になるというのに、
こんなんでいいのかいなと思いながら、のってくると手は飛ぶように
動いてしまうのである。
脳内麻薬がさぞやたくさん出ていた事であろう。

やはりこの人も、仕事にものすごい情熱を持った人だと感じた。
格闘技が好きな人ならぜひよむべき。オススメ。★5つ。

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感想メモ:ビジネスマンのための読書力養成講座

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2008/09/15

★★★★☆

「〜力養成講座」の小宮山氏が語る、本の読み方についての本。
本の読み方として5つのレベルがあるとしている。

  1. 速読
  2. 通読レベル1
  3. 通読レベル2
  4. 熟読
  5. 重読

本を読む本」とは分け方が少し異なる。「点検読書」が速読に近いか。
それぞれのやり方の意味を理解し、対象によって使い分けよう、ということ。

速読は以下のようなもの。

  • 速読は、あらかじめ自分が知りたいことが分かっている人が、
    それを手に入れるための手段。読むことではない。
  • そのためには、そのことに関して一定の知識ベースが必要。

通読は以下のようなもの。

  • 通読では、必要な知識を得ながら大枠をつかむことが目的となります。
    通読レベル2では、それに加えて、ある程度の論理的思考力が身につきます。
  • 通読レベル2では、本に線を引いたり、感じたことや思いついたことなどの
    メモを書きこんだりしながら読むことになります。
  • 変に一般向けにアレンジされたものより、
    専門家を目ざす人向けの入門テキストのようなものを読んだほうがよい

熟読とは、以下のようなもの。

  • 1.自分の専門分野や興味のある分野のものを、必要なところだけ、
    2.多くのことと関連付けながら、きっちり論理立てて読んでいく。
  • 必ずしも、本を頭から最後まで全部読まなくてもいいから、
    重要なところや興味があるところについては、参考文献も用意して、じっくり読む。

重読とは、以下のようなもの。

  • いい本を繰り返し読む
  • 重読は「意味」を得るだけの読書ではなく、
    「意識」を高めるための読書なのです。

ちなみに著者が百回以上読んだ本は、「菜根譚」と「論語の活学」だそうだ。

速読はキーポイントを高速に把握するため拾い読みをするもの。
従って、キーとなるところを見抜く知識が必要。理解を深めるものではない。
というのが著者の考えだ。

しかしそれは速読の一つの方向であって、
私は別の方向もあると考える。
それは通読2の速度を高めること。速読2とでも呼ぼうか。
内容はフォトリーディングの記事を参照されたい。
フォトリーディング – 精読からの解放

経営や経済、マーケティングなどの分野について、
オススメの本が紹介されているのでそれを読むもよいだろう。
本好きの人もそうでない人も読むとよいと思う。
良い本。★4つ。

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感想メモ:断る力

断る力 (文春新書)
断る力 (文春新書)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 945
  • 発売日: 2009/02/19

★★★★☆

今を時めく勝間和代さんが語る処世術。

タイトルから、内容は
「なんでもかんでも言われたことをOKしてると、
便利にこき使われてすり減って自分の時間がなくなって
成長もしないし良くないYO!」
という感じだと予想した。だいたい合ってた。

彼女自身、マッキンゼー時代の30代半ばまでは、
断ることを知らない超優等生だったが、
激務でかなり精神的にヤバいところまで行っていたらしい。

しかし断ることを覚え、自分の武器を磨くことに力を注ぐことなしに
今の状態はないだろう、とのこと。

  • ある意味、私は「断る力」を身につけるまで、
    「コモディティ」すなわち、他人でも十分に代替がきく
    汎用的な人員だったと思います。
  • 自分に時間を使わないと、頭も使えませんから、
    頭を相手に任せて、自分は手足として「動く」ことになります。

  • いずれにしても、ふだん私たちが生活し、
    能力を発揮していく中で、
    「すべての人に好かれる必要」
    はないのです。あるいは、そのこと自体、不可能なのです。
  • 「不得意」なものは放っておく割り切りと強さが必要

当然、なんでも断る人はただワガママなだけなので、
自分の強みを活かせる仕事に集中して成果を出すことが必要。
そして弱みを克服するより強みを伸ばす方が簡単かつ効率がよいので、
まず自分の強みを知りましょう、と。

以下個人的な見解。
自分の信念に従って行動した結果、嫌われるのは納得できる。
しかし、人に合わせるために行動した結果、嫌われるのはやり切れない。
従って、自分が信じるところを行動した方がよいと思う。
それには、まず自分が信じるところがないといけない。
自分にとって何が一番大事か。考えておきたいものだ。

内容にはとても共感できた。
全員に好かれることはできないので、
誰かしらからは嫌われることを覚悟しておくべし。
良い本。★4つ。

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読んできた本の内容をまとめて紹介。