感想メモ:仕事前の1分間であなたは変わる

仕事前の1分間であなたは変わる―デキる人が毎日、大切にしていること
仕事前の1分間であなたは変わる―デキる人が毎日、大切にしていること
  • 発売元: かんき出版
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/02

★★★☆☆

2400社の再生に携わってきた「超・会社力」の長谷川氏。
赤字の会社でも、社員が成長することで再生できた例は多いという。

成長のきっかけはささいなもの。
何を考えて仕事をするのか。どういったことを習慣づけるのか。
そういったノウハウが書かれている。

  • 仕事の前に必ず、たとえ1分でもいいから、
    「今日の課題は」「今週の行動指針は」とか、
    「この仕事の本来の目的は何か」「どうすれば利益が出るのか」
    「どのような方法ならお客様から愛されるのか」
    など、課題や方向性や戦略などを考えるクセをつけることです。
  • ケンカのルールは二つしかありません。
    まず一つは、内容をビジネスの話に限ること。
    そしてもうひとつは、翌日にはすべて忘れてしまうことです。
  • あらゆる仕事の計画も、会社の利益にどう貢献するのか
    という視点に基づいて策定されるべきです。
  • なぜ自分は成功できないのだろうかーー。
    私の経験からいって、その答えはいたってシンプルだと思います。
    それは絶対成功してやる、という執念が足りないのです。
  • 優秀な営業マンは、どうやって見込みのあるお客様を見極めるのでしょうか。
    じつにシンプルですが、チェックするのは次の三つだけです。
     -話を聞いてくれるのか
     -決定権を持っているか
     -お金は払えるのか

会社の経営・再生に関わっている長谷川氏なので、
利益に対して非常に意識的。
しかし、そうであっても、失敗は成功の源であり、
失敗を恐れずに新しいチャレンジをするべき、と言っている。
挑戦せずに動かないことこそ、より大きな失敗へのチケットなのだな、と。

個人的にはもうちょっと遊び的な要素があっても良い気がするが、
真剣にビジネスに関わるということは、こういうことなのだろうか。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:天才! 成功する人々の法則

天才!  成功する人々の法則
天才! 成功する人々の法則
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2009/05/13

★★★★★

天才を天才たらしめているものとは?

それは、才能と超人的な努力、だけではないのかもしれない。

  • NHLの選手に1月生まれが多く、日本のプロ野球やサッカー選手に
    4月生まれが多いのは、偶然なのか?
  • アメリカの大富豪のうち何人もが、数年という狭い範囲に
    生まれているのは、偶然なのか?
  • ユダヤ人のビジネス成功者の家系を遡ると
    同じような職業が現れるのは境遇が多いのは、偶然なのか?
  • IQが130を超える人たちの中で、成功する人としない人を
    明確に分けるパラメータとは?
  • アジア系の人が数学に強いのは、遺伝ではない?

いずれも「環境」というものが、天才と言われる人たちにも
大きく影響している事を示している。
つまり、同じぐらいの才能を持っていても、
生まれてきた環境が違うだけでアウトプットは変わってしまう!

それでは逆に、生まれ育った環境ですべてがきまってしまうのか?

著者はそうは言っていない。
教育によって「生まれてきた環境」という運命に近いものをも
切り開いていくことができるのだ、と示している。

私たち一般人は、「天才」という言葉を聞くと、
イコール才能、と思考停止におちいってしまいがちだ。
しかし環境や社会的な背景が与える影響というのは
思いのほか大きいものなのだとわかった。

1万時間という時間の壁を越えられる適性があれば、
案外「天才」はできてしまうのかもしれない。

子供にプラスの影響を与える環境とはどういうものなのか?
何を与えることができるのか?そんな視点で読むこともできる。
オススメ度は★5つ!おもしろい本でした。
Amazonのページにある著者のインタビュー動画もおもしろいです。
すごい賢そう。

同じような視座を与えてくれる本として、
ヤバい経済学、銃・病原菌・鉄を連想した。

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感想メモ:「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)
「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 777
  • 発売日: 2010/01/16
  • 発売日: 2010/01/16

★★★☆☆

はじめての課長の教科書」の酒井穰氏による
人材育成についての本。
何のために、誰を、いつ、どのように、誰が、
どうやって育てるのか。効果はどう測定するのか。
というような内容。

大意を理解するのも大事だが、
随所に現れるフレームワークが参考になる。

  • 組織には学習能力という観点から見て、
    「積極的学習者(全体の10%)」
    「消極的学習者(全体の60%)」
    「学習拒否者(全体の30%)」
    の3種類の人材がいる
  • 「伸びる人材の共通点」
    ○素直であること
    ○好奇心旺盛であること
    ○忍耐があり、あきらめないこと
    ○準備を怠らないこと
    ○几帳面であること
    ○気配りができること
    ○夢を持ち、目標を高く設定することができる人
  • ケラーのARCSモデル
    Attension
    Relevance
    Confidence
    Satisfaction

他、メモしたのは以下の点。

  • しっかりと認識したいのは、
    「社会貢献のための企業活動」ではなくて、
    「営利活動を通した社会貢献」という、
    口を開けば必ず「お金のにおい」がする
    民間企業ならではのリアリティーです。
  • 企業における人材育成の目的は
    企業理念の浸透にこそある
  • 人材の維持・管理において
    明るさと社交性に代わるような武器はありません。

一度読んで終わりというよりも、
人材育成について考えるときに、
読み返して参考にするという使い方が良いと思う。

オススメ度は★3つ。

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)
「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 777
  • 発売日: 2010/01/16

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感想メモ:夢を絶対に実現させる方法!

夢を絶対に実現させる方法! (DVD付) (日経ベンチャーDVD BOOKS)
夢を絶対に実現させる方法! (DVD付) (日経ベンチャーDVD BOOKS)
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 2,394 (5% OFF)
  • 発売日: 2005/09/08

★★★★★

公立高校である松虫中学陸上部の指導で、7年間で13回の日本一を輩出。
しかも一日の練習時間は90分というから驚きだ。
社会人への講演も多い、カリスマ体育教師の原田隆史氏の講演DVD付きの本。

20年の教師生活3万人のデータから彼が導き出したものは、
生活指導と目標設定だった。
生活が全ての基本であり、そこで手を抜いていると
目標達成へのエネルギーが出てこないというのだ。

おー、と思ったのは以下の部分。

  • 「成功者は、席に成功を鮮やかにイメージする。努力は、その後。」
  • 心を指導しようにも、心は目に見えない。
    目に見えないものは指導できない。だから、心を文字で表現させる。
    書いて書いて書きまくって、成功した自分の姿を、しっかり心に刻み込む。
    だから、真面目になる。素直になる。一生懸命になる。
  • ノウハウが同じで差が出るのは、仕事以外。
    家庭も含めた生活の質なんです。
  • つまり、奉仕活動とは「態度教育」。
    家庭で言うところの「躾」なんです。
  • 人間が「自分のために」と思って出せる力は、あまり強くない。
    「あの人のために!」と思ったときにこそ、ここ一番の爆発的な底力が出る。

本としては、ページ数も少なく、
原田氏の他の著作のまとめという感じ。
しかし、講演DVDがすばらしい。
こちらだけでもこの値段の価値があるのではないか。
本で読むのと映像で話しているのを見聞きするのでは、
伝わる情報の密度が異なると感じた。

気づいたこととして原田氏は、説明している内容に対して
「おもろいな〜」と度々言っている。
心底好きなんだな、と感じると同時に、
教育というものへの熱意も感じた。

コミュニケーション:
7秒で1つのことを伝える
笑顔と幸せ感とともに
スピーチ:
うまくなるには、話す内容を書く
そして読む、書く、読む、書くを繰り返す
そのうち立派に話せるようになる

以上、オススメ度は文句なしの★5つ。
特にDVDはオススメ!

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感想メモ:豊かに成功するホ・オポノポノ

豊かに成功するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換
豊かに成功するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換
  • 発売元: ソフトバンククリエイティブ
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2009/04/24

★★★☆☆

ホ・オポノポノとはハワイに伝わる伝統的な問題解決の手法。
すべては自分の責任だと考え、自分を変えることで問題解決を図る。
では、自分を変えるためにはどうすればいいのか?

ベースは、4つの言葉
「ごめんなさい」
「許してください」
「ありがとう」
「愛しています」

を唱え、潜在意識をクリーニングすることからなる。

口に出す必要もなく、順序や感情が込められているかも関係なく、
とにかく実践することが大事、と説く。

それがビジネスにどう関係あるの?と思うかもしれない。
しかし、ビジネスが人との関わりなしには成り立たず、
人間関係のあり方は、その人の潜在意識に刷り込まれた記憶が
ベースになっている。

従って、潜在意識のあり方を変えることができれば、
ビジネスの結果も自然と左右されるだろう。
それが簡単にはできないから、一般的になってはいないだけだろう。

潜在意識は今までの人生の記憶の総和でもあるので、
凝り固まっていてそう簡単にかわるものではない。
そこで、この4つの言葉をひたすら繰り返すという方法を取るのだろう。
「口にする言葉が自分を変える」という内容の本は、
以前にもいくつか紹介してきたので最後に挙げておく。

上のような内容はよくわかったのだが、そこから進んでちょっと
スピリチュアルな内容で理解しきれない部分があった。
オススメ度は★3つ。

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感想メモ:チギレグモノ、ソラノシタ

チギレグモノ、ソラノシタ
チギレグモノ、ソラノシタ
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 1,155
  • 発売日: 2009/08/19

★★★★☆

コールドリーディングで有名な石井裕之氏。
小説形式で心の悩みを楽にするコツを伝えている本。
こういうテイストの文章を書く人だと思っていなかったので
意外だったのだが、よい方に裏切られた。
(この感想は、本のソムリエさんと同じ。
「チギレグモノ、ソラノシタ」石井 裕之 – 【本ナビ】 一日一冊読書感想集

知識としては知っていることでも、
ストーリーの中で登場人物が体験しているのを読むのは、
頭に違った入り方をするようだ。
これは、喜多川泰氏の物語形式の自己啓発書と同じ形だ。

以下、心に残った部分。

”でも”という逆説の接続詞が、前に来る言葉の印象をキャンセルしてしまうからなんです。

「退屈な男がいちばん考えそうなことはなんだと思いますか?」
「さあ・・・なんでしょうか?」
「『自分は退屈な男だ』ってことですよ」

でもね、間違えちゃいけませんよ。”大切なことそのもの”を我慢しちゃいかんのだ。

というわけで、これまたよい本でした。オススメ度は★4つ。
最近当たりが多いなぁ。幸せ。

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感想メモ:リーダーになる人の たった1つの習慣

リーダーになる人の たった1つの習慣
リーダーになる人の たった1つの習慣
  • 発売元: 中経出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/10/29

★★★★☆

3人の起業家志望者が、赤字のカラオケ屋の店長として店の立て直しを行う。
3人はそれぞれタイプが異なり、誰が黒字化に成功したのだろうか?
そしてそのタイプは?

この本の話は実話に基づいているそうだ。
結果について、あとがきで触れられているのだが、予想を超えていた。

福島氏の本は、確かにその通りなのだろうなと思うのだが、
少し理想論なのではないだろうか?という不安があった。
その教えを現実のビジネスに活かすと、どうなるのだろうか?
ポジティブな思考だけでは回らないケースもあるのではないのか?
そんな風に考えていた。

この本を読んでの感想は、福島氏の教えを貫き通すのは簡単なことではなく、
そしてその結果は確かなものであるようだ、ということだった。

例えば、
「あきらめない限り人生には成功しかない」
きれい事に聞こえるが、これは並大抵のことではない。

くじけそうになるステップは至るところに転がっているし、
自分に対して言い訳をしてやめるのも、とても簡単だ。
実行が難しいからこそ、誰もができることではないのだ。

ということで、私の得た結論は以下の通り。

福島氏の主張は一見理想論に聞こえるが
その実行は決して易しいものではなく、
心の強さを必要とする。

以下、メモ。

部下が動くてくれなくても上司は部下を信じ、
そして自分を信じて行動し続ける

人を育てるというのは
人をやる気にさせること

それには・・・

  1. まず、自分が見本になる
  2. 相手を信頼する
  3. 相手を支援すること

そして一番人を動かすのは、相手を感動させること。

感動は人の意識を一瞬にして、大きく変えてしまうことがあります。

これまた、簡単ではないが・・・

ストーリー仕立てで軽く読めるが、学ぶところは多い。
よい本でした。オススメ度は★4つ。

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感想メモ:企業変革の核心

企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2009/03/05

★★★★☆

企業風土を変えるには?

変革というのは簡単なことではない。むしろ、人間は変化を嫌うものだ。

そんな中で、どうすれば「企業変革」という一大事を
成し遂げることができるのだろうか?

「企業変革力」「ジョン・コッターの企業変革ノート」
「カモメになったペンギン」など、企業変革について
多くの著作を生み出してきたコッター教授。
彼が提唱する8つのステップの1番目、「危機意識を高める」
フォーカスしたのが本書である。
革新の成否は「多くの社員に危機感を持たせられるかどうか」が決め手だからだ。

この本では、どうしたら周囲に危機意識を持たせることができるかという点について
注意すべき点を、具体的な例を挙げながら示している。

変革の敵は、次のようなもの。
思い当たるところはないだろうか?

  • 自己満足
  • 偽の危機感
  • 内向き組織

こういった敵に対抗し、危機意識を保つ公式は以下の通りである。

  1. 成功の後では危機感は薄れやすいとわきまえる。
  2. それを食い止める策をあらかじめ知っておく
  3. 危機感が薄れ始めたら、心に訴えることに注意しつつ、
    ただちに適切な戦術を適用する
    • 外を内に呼び込む戦術を強化する
      -現場の声を聞く
      -目のつきやすいところに情報を掲げる
      -人を外に出す
      -外から人を入れる
      -情報提供に工夫を凝らす
    • 目新しいやり方で、危機感を行動に表す
    • 新たな危機を利用する(または新たに危機的状況を作り出す)
    • 否定論社の残党に断固とした処置を講ずる

そして、何よりも以下の点が大事。

今日から始める
-できることから、すぐに
-明日ではなく、今日
-誰かではなく、私たちが

人間のモチベーションにはおおまかに2通りある。
喜びの追求と、恐怖からの逃避だ。
危機感への対処は後者に他ならないが、
個人的には前者の方がパワフルだと思う。
それでは、企業変革には前者のエネルギーは使えないのだろうか?
というのが読後に残った質問。

具体的な人物の例を挙げ、成功例と失敗例もわかりやすく示されている。
組織の風土を変えたいと考えている人には、よい手引きとなるだろう。
オススメ度は★4つ。よい本です。

キーワードは、変革、危機感、自己満足。

企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2009/03/05

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感想メモ:子どもの貧困―日本の不公平を考える

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)
子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)
  • 発売元: 岩波書店
  • 価格: ¥ 819
  • 発売日: 2008/11

★★★★☆

少子化対策にスポットが当たってきている。
担当大臣に「子供を持たない選択」とか言っていた人がなっているのは
内閣一流のジョークなのだろう。おもしろくないが。

さて、少子化対策と同様に、せっかく生まれてきた子供の幸せについても
考える必要があるだろう。
できるだけ幸せに育って欲しいと思うのは、誰しも同じだろうから。

しかしこの本では、あまり一般に知られていない衝撃的なデータが
いろいろと紹介されている。

まず、日本の母子家庭における貧困率の高さ。世界的に見ても有意に高い。
日本の労働市場の、女性や年配者に対する不条理な厳しさが現れている。
その結果、日本の子供の貧困率は15%近くとかなり高い。
6,7人に一人の計算。これは多い・・・

また、国の制度も問題が多い。
貧困世帯の税負担が、逆に多くなってしまっている。
そして、貧困世帯に育った子供は、将来にもその影響を受け続けてしまう。
いくら金持ち優遇とは言え、これはあまりによろしくない。

子供手当て政策も、ROIを考えるとより重点的に配分する方が
良いのではなかろうかと感じる。

知らないものは問題であることすら認識できない。
読んでおきたい本。オススメ度は★4つ。

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感想メモ:ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術

ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2002/04

★★★★☆

善意から出ていれば、すべてが受け入れられるわけではない。
思いを伝えるのにも作法があるのは当然のこと。
そういった人間関係のヒントを与えてくれる本。

一番心に残ったのは以下の部分。

  • 相手の心を開くには、まず自分の心を開くこと。
  • 自分の心を開くには、まず自分を嫌わないこと。
  • そして、思いを伝えるための表現を身につけるには、本を読むこと。

本を読むのは知識や考え方を身につけることが目的と考えがちだが、
そういった見方もあるのだなと。

他にメモしたのは以下の部分。

  • 気配りの名人のような人は、長い間、相手を気づかう心の訓練をつづけてきた人なのです。
  • 好きなタイプの人を思い描き、よい出会いをイメージし、
    無意識にもよい反応ができるようにまで高めていること。
  • 感じる人は、心のほかに言葉も大事にする人です。
    よい言葉を使います。思いやりある、愛あふれる言葉が惜しみなく使えます。
  • では、どうすれば、素直に心から「ごめんね」と言えるようになるのでしょうか。
    それは、やはり自分への信頼をきちんとすることです。
  • だから、自分の気持を伝え、相手の心をつかむ究極の武器は
    「聞く力と聞くセンス」だと言えます。
  • 一般によい文章とは、1自分の伝えたいことがきちんと入っていて、
    2だれが読んでもわかる(くらいに平易)というものです。
  • 要は、気持が正しく伝われば失礼などとだれも思わないということです。
    書かないことよりも、正式な書き方でなくても正直な思いが伝われば、
  • それがすばらしい手紙だと思うのです。

自分が明らかにできていないと思ったのは、手紙を書くと言うこと。
メールが簡単なのでメールにしてしまうが、年配の方へのお礼状など、
まだまだ手紙が必要なケースも多い。
必要でなくても、手紙を書いてみるのもよいかもしれない。

人と繋がることなしに生きていくことはできない。
軽く読める本なので、読んでおきたい。
オススメ度は★4つ。

ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2002/04

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読んできた本の内容をまとめて紹介。