感想メモ:忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス

忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
  • 著者: 明橋 大二
  • 発売元: 1万年堂出版
  • 価格: ¥ 980
  • 発売日: 2007/11/07

★★★☆☆

ハイパー子育て父親の私にとっては、
特に目新しい内容ではなかった。
が、仕事優先に成らざるをえない父親の人は、
参考になる部分も多いと思われた。

お母さんは大変なんだから、
「仕事だからしょうがない」とか言ってないで、
感謝の言葉をかけて、手伝えばいいじゃないですか。
育児もやってみると大変なんだから。

この本で一番驚いたのはあとがき。

そんな中、私の育児本が書店に並ぶようになったのですが、
子どもたちは、(見逃さないで! 子どもの心のSOS、
という私の本のコピーをもじって)
「見逃してるよ、心のSOS」と言ったり、
「お父さん、ちっとも家にいないくせに、さも子どもの心が
わかったようなこと書いてる!」とか、口々にブーイングの嵐でした。

そうだったの・・・?

オススメ度は★3つです。
マンガもあって、スッと読めます。

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感想メモ:なんとか会社を変えてやろう

日経ビジネス人文庫 なんとか会社を変えてやろう 実践ガイド・企業風土改革の進め方
日経ビジネス人文庫 なんとか会社を変えてやろう 実践ガイド・企業風土改革の進め方
  • 著者: 柴田 昌治
  • 発売元: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2004/01/07

★★★★☆

組織変革、と言うのは簡単だが、やるとなると一大事だ。
組織風土というのは、年月をかけて形作られた形のないもので、
だからこそどうすれば変えられるのかもよくわからない。

この本は、そうした組織変革のストーリーを描いた
なぜ会社は変われないのか」の続編。
前作は実話を元にして組織変革のプロセスを追ったものだったが、
この本は、どうすれば組織変革を実現できるか、
そのポイントと注意点などが語れている。

前作を読んで
「どうすれば実現できるのだろう?」
あるいは
「なんでうまくいかないのだろう?」
と悩んでいる人のための本。

読んでみて
「書いてあることは正しい」
と直感した。思い当たることが非常に多い。
この人たちの力を借りると、本当に抱えている問題が
良くなるのだろうか…?試してみたい。

役所での変革の実例を描いたどうすれば役所は変われるのかなどと共に
読んでみると良いでしょう。
組織に不満を持っていて、何とかしたいと思っている人にオススメ。
そういう人へのオススメ度は★4つです。

序章 意識改革では変われない

第1章 問題を見えやすくするには

第2章 会社を変えていくプロセス

第3章 気楽にまじめな話をする場づくり

第4章 キーマンと人材育成

第5章 人事制度と組織の変革

第6章 責任の明確な意思決定ルール

第7章 今の日本企業に必要なものは

終章 なんとか会社を変えてやろう

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感想メモ:子育てはお金の教育から

子育てはお金の教育から (PHP文庫)
子育てはお金の教育から (PHP文庫)
  • 著者:邱 永漢
  • 発売元: PHP研究所
  • 発売日: 1989/09

★★★☆☆

日本人は一般的に、お金のことについて話すのを、
品がないという風にみなす傾向にある。

とはいえ、生きている限りお金のことはついて回るのだから、
子供にしっかりとお金のことを教えるのは、
親としての責務であるような気がする。

この本は、ビジネスのエキスパートである邱 永漢氏の
教育方針が語られている。内容はお金のことに限らない。
さすが、実用的な教育方針で、自分が実行できるかはさておき、
なるほどなぁ、と考えさせられることが多い。

基本的に、自分が持っている以上のことは教えられない、
という制約が、親による教育の限界である気がする。
まず、お前ががんばれよ、ということでしょうな。
軽く読める本で、参考になりました。
オススメ度は★3つです。

目次
1章 なぜ今、お金の教育が必要か―お金に裏切られる親子関係

2章 バカにされないお金の貯め方使い方―親である自分は大丈夫か

3章 子は親の首かせ財布貸せ―息子の「金銭感覚」とどう対決するか

4章 学歴に負けない生き方―学校は「お金」を教えない

5章 お金からの自立をどうやるか―しっかり者の子供に育てよ

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感想メモ:誰でもできるプロの整体術・伝授〈2〉下半身編

誰でもできるプロの整体術・伝授〈2〉下半身編
誰でもできるプロの整体術・伝授〈2〉下半身編
  • 著者: 中山 隆嗣
  • 発売元: BABジャパン出版局
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/02

★★☆☆☆

経絡を活用した身体の調整法の解説(プロ向け)

あとがきに書かれているようにプロまたはプロ予備軍を
対象としている本なので、素人向けではない。

特に、経絡(ツボ)の位置を文字で書かれていても、
ここかな?と思ってもそれが正しいかどうか確認のしようがない。
手技は実際にできる人に習わないと身につきませんなぁ。

私のような素人にとっては、対象外ということで★2つです。
プロにとってはお役立ちなのかもしれません。

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サイト運営の方向性を変えてみる

元々備忘録的な意味合いで付けていた読書メモを、
未来の自分が参照しやすいようにということで
データベース化しようという試みが、このサイトの始まり。

記事の数も500近くになったが、
いくら自分のためとは言え、
ヒット数が労力に全く見合っていない。

ということで、以下のように方向性を変えることにする。

  • これまでは読んだ本はほぼ全数記事を記事を書いていた
    →あまりオススメでない本については、書かない
  • 目的に合わせた本のまとめ記事を増やす

色々と試行錯誤してみます。

感想メモ:BORN TO RUN 走るために生まれた

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
  • 発売元: 日本放送出版協会
  • 価格: ¥ 2,100
  • 発売日: 2010/02/23

★★★★★

〜ややネタバレ注意〜

  • 180cm超、90kgオーバー、
    走ると故障して当たり前と診断された著者が、
    どのようにして何十kmも走れるようになったのか?
  • 人は走るために直立歩行するようになった?
  • メキシコの奥地で開催された、
    ウルトラマラソンのトップ選手達と
    タウラマラ族の選手達とのレースの結果は?

というコンテンツが織りなされている。
いずれも興味深いものばかり。

特に、「高価なランニングシューズを履くほど、
足を故障する確率が上がる」
という話は衝撃的。
ショックを吸収するクッションがあると、
必要以上に踵を踏み込むよう、走り方が変わる。
そしてそれは、人の足が持つ自然のアーチ構造を
無視した走り方になってしまうというのだ。

「人は走るために直立歩行するようになった」
という主張もとてもおもしろい。
人間は動物と比べ、短距離走が速いわけではない。
しかし、そこそこのスピードでの長距離走においては、
かなりの能力を持っているのだ。
その能力を何に使ったのかは、読んでみてのお楽しみ。

更に、レースの話も熱い。
レースの開催に至るまでのストーリーもさることながら、
レースの模様は読んでいて興奮した。おもしろい!

というように、運動好きの私としては、
久しぶりに引き込まれるおもしろさだった。

ただし、本だから、架空の人物が追加されていたり、
脚色されているのかと思っていたら、
巻末にサイトの紹介がされていたので、見てみた。
BORNTORUN.ORG – A RUNNING RE-EVOLUTION IS AFOOT – FAN SITE

すると、登場人物のサイトがあるじゃないですか!
Barefoot Tedのサイト→Barefoot Ted’s Adventures
Scott Jurekのサイト→Scott Jurek
Caballo Blancoのサイトも!!→Caballoblanco
そのサイト内には例のレースについても書かれている!!
Canyon of dreams–March 5, 2006 Copper Canyon Run: Results

驚いた。
ホンモノじゃないですか。

そして、リンクを辿っていくと、
おそらく裸足に近い感触で走れるのであろう、
サンダルが売られている。
Luna Sandals – Instructions

この形、どこかでみたことがあるような…?

ああ、草履だ。

日本にもかつて、恐るべき距離を走りまくる
長距離ランナー集団がいた。
言うまでもなく、飛脚。

彼らは当然、ランニングシューズなんか持ってない。
履いていたのは、草履だ。
仮に飛脚がランニングシューズを履いていたら、
故障が増えていたのだろうか??

今までランニングシューズの存在を
疑ったことなどなかったが、
こういう話を読むと、自分で試してみたくなる。
うーん、草履っぽいもので走ってみたい。

ということで、オススメ度は★5つです!
おもしろかった!

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感想メモ:結果を出す人のメンタル強化術

CIRCUS (サーカス) 2011年6月号増刊 結果を出す人のメンタル強化術 2011年 06月号 [雑誌]
CIRCUS (サーカス) 2011年6月号増刊 結果を出す人のメンタル強化術 2011年 06月号 [雑誌]
  • 発売元: ベストセラーズ
  • 発売日: 2011/05/18

★★★☆☆

コンビニで見かけた雑誌。
読む本を持っていなかったこともあり、
なんとなくフラフラと買ってしまった。

巻頭はイチロー、北島康介、松井秀喜ら、
超大物のメンタルの強さの秘訣が書かれている。
もちろん巻末までそのペースでは続かないが、
10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気」の西田文郎氏のインタビューなど、
参考になるページもいくつかあった。

同じようなタイトルの本では、
「結果を出す人」の仕事のすすめ方がある。
あちらはビジネス書の紹介という面が強いが、
ビジネスや本というより各界の有識者への
インタビューを元に構成されているという感じ。

ムック形式だと項目数は多いものの、
一項目の深みはなくなってしまうのが惜しいところ。
深堀するためのネタをいくつかピックアップできれば、
読んだ価値はアリというものでしょう。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:誰からも「気がきく」と言われる45の習慣

誰からも「気がきく」と言われる45の習慣
誰からも「気がきく」と言われる45の習慣
  • 著者: 能町光香
  • 発売元: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 価格: ¥ 1,344
  • 発売日: 2010/11/15

★★★☆☆

「気がきく」と言われる人と言われない人がいる。
「気がきかない」と言われない人よりも、
「気がきく」と言われる人になりたいものだ。

じゃあ、「気がきく」人というのは、
何を考えて、何を心がけて暮らしているのだろうか?

ということを、キングオブ気がきく人であるところの、
重役の秘書を歴任してきた著者、能町さんが、
45の習慣という形でまとめたのがこの本。

著者によると、ポイントは3つだそうだ。

  1. 相手ありき
  2. 尊敬する
  3. 先読みする
周囲にあなたの好きな人、信頼できる人を見つけたら、
どんなときに「この人は信頼できるなぁ」と思うか、
考えてみるといいでしょう。

相手が尊敬できる人なら、気を使うモチベーションも湧く。
でもそうでない人が相手の場合(こういうケースも多々あるはず)
にもソツなく対応するのがプロなのかもしれないが、
そうなれるかというと私はムリかもしれないなぁ。

ちなみに苦手な人への対処法は、
一日一回の会話を心がける、とのこと。
それ以上でもそれ以下でもなく。

言葉だけでない何かを添えて、
行動として見せることが本当の気づかいだと思います。

疲れてそうな人にはそっと甘いものをあげる、など。
大げさなものでなくても、そのアクションが
「自分のことを気遣ってくれている」
と感じさせる。

「疲れてるの?大丈夫?」というのも
相手を気遣ってはいるのだろうが、確かに印象が違う。

ということで、プロの気遣いというものを垣間見ることができる、
おもしろい本でした。オススメ度は★3つです。

目次
第1章 いつでも気がきく人の3つの共通点
1 相手ありき
2 尊敬する
3 先読みする

第2章 信頼される人の気づかいの習慣
4 言葉よりも行動で
5 感情に寄り添う
6 タイミングを読む
7 人やものにあたらない
8 我を押しつけない
9 想像力で先読みする
10 下心を持たない
11言い訳・責任転嫁しない

第3章 臨機応変なコミュニケーションで敵をつくらない
12 誰にでもフェアに接する
13 人に興味を持つ
14 自分と相手の立場と役割をわきまえる
15 対面コミュニケーションを大切にする
16 本音で接する
17 好き嫌いを出さない
18 必ず「おはよう」と言う
19 聞くときはじっと聞く
20 新しい環境ではキーパーソンを見つける
21 人を迎えたときには食事をする
22 気難しい人とは感情で付き合わない

第4章 細やかな配慮でやる気を引き出す
23 マネジメントをしてもコントロールはしない
24 絶対に「ダメ」と言わない
25 意見を聞く、考えを聞く
26 Give & Takeはしない
27 エンディングを気持ちよくする
28 ちょっとした一言を惜しまない
29 相手が喜ぶプレゼントをする
30 お礼には一筆添える

第5章 言いにくいことも言えるようになるスマートな伝え方
31 話の要点がわかりやすい
32 読まれるメールを送る
33 余計なプレッシャーを抱えない
34 余計なことを言わない
35 初対面でも沈黙を恐れない
36 キッパリと断る
37 注意しない、否定しない
38 気持ちのいいお願いをする

第6章 気配り上手の効率的なタイムマネジメント
39 時間感覚を意識する
40 計画性がある
41 決断が早い
42 面倒をためない
43 準備はしても完璧は目指さない
44 勉強や仕事は朝にやる
45 気疲れを癒す

終章 今さら人には聞けない、オトナの常識とマナー 5編
1 贈り物編
2 食事編
3 結婚式編
4 葬儀編
5 来客・訪問編

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感想メモ:幸福力(しあわせりょく)

幸福力(しあわせりょく)[CD付き]
幸福力(しあわせりょく)[CD付き]
  • 著者: 斎藤一人
  • 発売元: マキノ出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2010/04/08

★★★★☆

体力をつけるために筋肉を鍛えるように、
幸せになるために幸福力を鍛えましょう、
というコンセプト。

例え同じ状況に置かれたとしても、
文句を言って過ごす人と笑って過ごせる人がいる。
確かに、幸福力が高ければ、楽しい人生が送れそうだ。

では、どうすれば、その幸福力が付くのだろう?

だから、「幸せだな」というのは、しあわせじゃないときこそ
いう言葉なんです。そうすると不思議と幸せになるから、
幸せなときも言えるようになるんだよということです。
人はなんでも思えるんです。
なにも意識しないと、いい考えが浮かんだり、
うらみごとが浮かんだりするけど、
ちゃんとね、コントロールすると、いくらでも楽しく、
ずっといられるものですよ。

斎藤氏が他の本でも要っているように、
使う言葉に気をつけることが大事ということ。
「つらい」「死にそう」とか悪い言葉ばかり使っていると、
心もそれに影響されて、暗くなってきてしまう。

逆に、「ツイてる」などのいい言葉(天国言葉)を使うことで、
心を良い状態にコントロールしましょう、ということ。
理屈はわかってはいるのだけど、つい忘れてしまうのが困った所…

以下のように、ルーチンにしてしまうのも、いいかもしれない。

「今日一日、人に親切にしよう」これを40回言う。
「今日一日、奉仕のつもりで働こう」と、
これも40回ぐらい言って、
自分に今日の目的をはっきりさせる。

これは働く心構えについてだが、
「ツイてる」でも「ラッキー」でもいいかもしれない。

私がこの本で一番心を打たれたのが、以下の部分。

大概のことは我慢すりゃ済むんだ。
それを我慢というかたちじゃなくて、
ほっとした笑い話なんかに変えることができたら、
この人もハッピーだし、周りもハッピーなんだよ。

不愉快な出来事も、ユーモアで笑い話に変えられる。
自分で自分の機嫌を取る。
それができれば、かなり人生を楽しく過ごせそうだ。
オススメ度は★4つです。がんばってみよう。

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感想メモ:傷つかない技術

傷つかない技術
傷つかない技術
  • 著者: エリック・メイゼル
  • 発売元: 創元社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2009/03/10

★★★★★

人の恐怖の中でも「批判される恐怖」というのは
とりわけ大きなものではなかろうか。
特に人前で受ける批判であれば、なおさらだ。

「7つの習慣」には
「刺激と反応の間には選択の余地がある」
というようなことが書かれていた。
しかし、面と向かって批判されたときに、
「そうだ。私はこの批判に対する反応を選択することができる」
なんて冷静に対応できる人が、一体どれだけいるのだろうか?

実際には、脊髄反射的にカッとなり、売り言葉に買い言葉、
自己防衛的に反撃してしまい、後で後悔、というのが
よくあるパターンではなかろうか。

批判に過剰反応しない方がいい。
確かにそうだろう。わかる。
でも、どうすればそうなれるのだろう?

そう考えたことがある人にとって、この本は読む価値がある。

3種類の批判

  • 現実としての批判 実際に発生した批判
  • 想像上の批判 まだ起きていないことへの恐れ
  • 自分自身への批判 低い自己評価、欠点をあげつらう

重要なのは、これら三つ、全てを取り除く必要があるということ。
そして特に重要なのが、3の自分自身への批判
なぜなら、自分自身からは逃げようがないから。
繰り返し自分を責めることは、自分の元気をなくし、
怯えさせ、行動から尻込みさせるからだ。

自己批判には、ある種麻薬的な部分もある。
しかし本物の麻薬と同様、自分をダメにするものだと
考えた方が良いようだ。

事実と自己批判を切り離そう。
それには、自分の心の対話をコントロールする必要がある。
まずは、心の中でどんな言葉を使っているか、
確認することから始めてみよう。

この本では、批判の対処法としては、
「批判へ対処するための6つのカギ」
としてまとめられている。

1.「主体性のカギ」
自分に向けられた批判に対して
効果的に対処しなければならない理由を明確にする。

あなたが自分の人生の方針に確信を持っているか
いないかにかかわらず、人生の岐路に際して決定を下す人間は
自分自身しかいないことを肝に銘じる必要であり、
したがって他人の言うことは
いくらか差し引いて受け取ることが肝要なのです。

自分の人生を決めるのは自分。
他の人が自分の人生を支配しているわけではない。
全ての人の批判を真に受ける必要は、全くない。

2.「状況判断のカギ」
直面している事態の重大さを、瞬時に判断できるように。

そのコメントが「自分にとって」検討に値するものなのか
どうかを判断することです。

批判を受けると自動的に防御姿勢に入ってしまいがちだ。
しかし、そもそもその防御が必要なのか、疑ってみよう。
「批判を評価する」のだ。

3.「心の態度のカギ」
超然として批判に動じない態度を身につける。

有害な批判に対するもっとも有効な対抗手段、
それは自分自身に確信を持つこと、
自分の選択と方針に確信を持つこと、
また自分の選択と方針を軌道修正する
自分の能力に確信を持つことです。

「批判されても動じない態度」を身に付ける、ということ。

4.「感情コントロールのカギ」
批判に反応する際、心をコントロールする術を身につけ、
自分自身との対話を自分が意図した方向に沿って進むようにする。

それは、あなたが自分自身に向かって発している言葉を
冷静にはっきりと認識すること、自分の心の中の対話の
どの部分が有害でマイナスなものなのかを理性的に見極めること、
そのような有害でマイナスなものを消し去る強さを持つこと、を意味します。

感情をコントロールするとは、
自分自身との対話の内容を変えることで、
「批判されている!」
と感じる回数を減らすこと。

5.「パーソナリティのコントロールのカギ」
自分のパーソナリティーを把握し、コントロールできるようになる。

それは、彼女が自分の心の中の対話をコントロールし、
勝手に浮かんでくるマイナスの言葉を
より肯定的な言葉に置き換えられることであり、
これは批判対処法の中でも特に重要なものです。

自分が批判されたときにどう反応する事が多いか、
パーソナリティを把握し、どう改善するべきか考えよう。

6.「行動のカギ」
自分を傷つける批判に対処するため、
どんな行動をとることができるかを学ぶ。

あなたはその批判が正しいと反射的に考えて傷つくのではなく、
「自分はこの批判をどう考えるのか?」
という問いかけをした上でそれに答える余裕を持たなくてはなりません。
このような問いかけを自分にすることで、
批判そのものとあなたの本能的で反射的な反応の間に
バッファー(緩衝地帯)を作ることができます。
現実を直視して自分に必要な行動を決定するには
勇気が必要ですが、決定した「必要な行動」を実行に移すには
もっと大きな勇気が必要です。そのためのテクニックの一つは
「私は目の前にあるこの行動に今すぐ着手する」
とこころの中で言うことです。

心の中で、「今すぐやる」と唱えよう。

「フェアかアンフェアか」、「正確か正確でないか」
といった言葉は常に状況を全体として正しく場合することを妨げます。
あなたがすべきことは周囲の状況を含め、
適切なバランス感覚を持って批判の内容を把握することと
それによって自分が何をすべきかを判断することなのです。

これはちょっと意外だが、余計な視点なのだそうだ。

日本人は、意見に対する批判も、人格批判と受け止める傾向にある。
というのも、批判をされることに慣れていないからだろう。
「慣れ」というのは上達のための強力なツールなので、
この本に書かれている「6つのカギ」を実生活で試すことで、
批判されたときの対応を変えていきたい。
オススメ度は★5つ、オススメです。

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