感想メモ:フットコンディショニング

フットコンディショニング
フットコンディショニング
  • 著者: 有吉 与志恵
  • 発売元: 祥伝社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2009/07/28

★★★★☆

足裏は第二の心臓。
健康のバロメーター。

というくらい、大事な場所なのに、
とてもないがしろにされているのが足の裏。
ケアしてあげると、
身体全体の調子が整えられるのだ。

フットセラピーは「間脳調整」
ともいわれています。
足を触ることで脳の中の
間脳という部分の血流が
よくなるという医学的なエビデンス(検証結果)も
出ているということです。
間脳とは、脳の視床、
視床下部のことを指し、
自律神経やホルモンなどを介して
内臓全体を制御する働きなど、
私たちが生命を維持するために
必要な働きをしています。

足は、全体重がかかる土台でもある。
歪みがあると、膝や腰、
肩や首にも影響が出る。
全身へ影響を及ぼすという意味でも、
足を整えることはとても大事。
身体と心はつながっているのだから。
(動きが心をつくる──身体心理学への招待)

とはいえ、何をどうすればいいか、
わからない人も多いだろう。
この本では、一日2分の簡単コースから、
さまざまなケアの仕方が紹介されている。

基本は、以下の4つ。

  • 足指回し(1本ずつつまんで回す)
  • かかとゆすり
  • 足首回し(手と足指付け根まで組んで回す)
  • ふくらはぎのケア

ただし、以下の点に注意。

ゴリゴリと痛みが出るほど
圧す方がいらっしゃいますが、
丁寧に的確にツボを圧していくことが大切です。
ゆっくりさすっているだけでも、
足裏の肌ツヤがよくなり、
ポカポカと温かくなってくるでしょう。

また、足のどの部分が体のどの部分に
関係があるかも紹介されている。

便秘や下痢を繰り返す人は
中指の付け根が硬く、触ると痛い。
花粉症の方は親指の内側が硬く、
人差し指と中指とその間が痛かったり……
かかとがガサガサしている人は腰痛持ちで、
指の付け根が痛い人は肩コリさん。

とりあえず、以下のチェックを
してみるのはどうだろうか。

足指にギュッと力を入れて握り、
手の指で足指を一本一本伸ばしてみてください。
このとき、足指がどれだけ抵抗できるか?
抵抗力の弱い指はどの指でしょうか?
弱い指が示すのは、その指と繋がっている
内臓も弱っているということです。
  • 小指は腎臓・膀胱系。冷えやむくみがある場合が多い。
  • 薬指は胆系。神経質な方の特徴が現れます。
  • 中指は消化吸収に関与する指。特に腸です。
    便秘、下痢ぎみのか方はこの指に力がなかったりします。
  • 人差し指も消化吸収に関与する指。こちらは胃。
    食べ過ぎや食欲不信、胃痛もこの指に現れます。
  • 最後の親指は脳。頭を使い過ぎたり、緊張性頭痛などがあれば、
    この指に力が入りにくいでしょう。

試した見たところ、
確かに左右とも1本の指だけ特に弱く、
左は小指、右は薬指だった。
とりあえず、テレビを見ている間とか、
足の裏をいじってみることにしてみよう。

運動好きとしてはとてもおもしろい本でした。
オススメ度は★4つです。
ありがとうございました!

フットコンディショニング
フットコンディショニング
  • 著者: 有吉 与志恵
  • 発売元: 祥伝社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2009/07/28

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感想メモ:失われた「売り上げ」を探せ!

失われた「売り上げ」を探せ!―商売繁盛の大冒険
失われた「売り上げ」を探せ!―商売繁盛の大冒険
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2001/10/01

★★★★☆

「不況だから売れない」
「値段を下げないと売れない」
「ニーズを把握し、合ったものを出さないと売れない」
「商品の売り方をきちんと考えないと売れない」

どれももっともに聞こえるが、
それらに対して異を唱えるのが、
小阪氏のワクワク系マーケティング。

売れないのは不況だからじゃなくて、
動機付けができていないから!
不景気も好景気も関係なく、問題は
お客に対して動機付けができているかどうかなのです。
実は、お客のニーズに対応するビジネスは、
お客を感動させられないのです。
お客は商品が欲しいのではない。
ワクワクする毎日が欲しいのです。

いわゆる一般的な、ビジネスのあり方からは外れた考え方。
だからこそ、大きな可能性がある。
何より、直感的にこれは何かあると、
私のゴーストがささやいているのだ。
だから私は、小阪氏の本を色々と読んでみている。

★お客に教えるという考え方

でもその反面でお客は、自分の金を
何に使ったらいいか、よくわかんないんですよ。
お客は「教えてくれませんか?」そう言っているんです。
お客が欲しいものはこの問いへの答えです。
重要なのは、「売る」ということは、
「教える」ことだということです。
お客に動機付けするのは、あなた…
すなわち「教える人」なのです。
いってみれば本来、商売とはすべて
マスタービジネスなのです。
お客様は神様ではなく、弟子です。

これが商売のありかたの全てだとは言わないが、
こういうビジネスの可能性を、とても魅力的だと感じる。

★3つのポイント

このマスタービジネスを成功させる上でのポイントは、以下の3つ。
「ネーミング」「メッセージ」「コミュニティ」

詳細は省くが、ネーミングは魔法、メッセージは武器、
そしてコミュニティは魔法のランプ、と例えている。

小阪氏の本の中では、ワクワク系というものの
あり方の全体像が示されているタイプ。
毎日お客が来たくなるマーケティング実践術に近いが、
こちらの方がより中身を掘り下げた感じで、オススメ。
ビジネスのあり方についてという意味では、自分らしく稼ぐ。にも近い。

読んでいてとてもワクワクする、刺激的な本でした。
オススメ度は★4つです。

失われた「売り上げ」を探せ!―商売繁盛の大冒険
失われた「売り上げ」を探せ!―商売繁盛の大冒険
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2001/10/01

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感想メモ:脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める

脳と気持ちの整理術

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
  • 著者: 築山 節
  • 発売元: 日本放送出版協会
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2008/04

★★★☆☆

自分をコントロールするのは難しい。
ふと気づくと、やろうと思ったこととは別のことをしていたり、
いつまでたってもやる気が出なかったり。

逆にいうと、自分をコントロールできれば、
成果はかなり高まるのではないか?
でも、どうやって?

そんな問いに答えるのが、この本。
ポイントは、脳の特徴を理解した方法をとること。
著者は、脳神経外科医で「脳が冴える15の習慣」の築山氏。

脳はやる気を失いやすいものだし、
見聞きした情報を忘れやすいものだし、
思考を混乱させやすいものだということです。
大切なのは、脳の機能的な制約を理解し、
それを補う使い方を心がけることです。

以下、メモした部分。

★作業興奮の活用。

「短期間の集中×多数」で脳は活性化される。
「テキパキと行動している状態」を意図的につくり出そう。

あえて簡単な作業を行うことで、
脳のウォーミングアップをする。

★脳の特徴

仕事や勉強のやり方に変化をつけよう。
同じことを続けていると、脳が早く疲れやすい。

脳に定期的に刺激を与えよう。

感情的な過大評価が、冷静な思考を難しくする。
たくさんの問題を脳の中だけで処理できると思ってはいけない。

★出力は大事

入力はただの入力。出力は「出力+再入力」
出力されたアイデアが次のアイデアを生む。
脳の中だけで考えていると「ひらめきの連鎖」が起こらない。

★夜の脳は疲れている

重要性アイデアをまとめたいときには目を休めよう。
夜はできるだけ早く寝て、日中にすっきりした頭で考えよう。

ちなみに、計画力についての部分は、
「気になっていることリスト」を作るなど、
GTDの手法に非常によく似ていた。

脳の特徴を知って、うまく付きあおう。
自分を飼いならすというイメージかな。
オススメ度は★3つです。

目次
第1章 前向きな自分をつくる(意欲を高めるための基本原則
「やる気が出ない」ときの対処法 ほか)

第2章 思考の整理術―計画・実行力を高める(「見えない敵」が脳を混乱させる
「気になっていることリスト」をつくろう ほか)

第3章 記憶を強化する技術(情報を覚えるためには努力が要る
「脳の中の小さな机」を意識しよう ほか)

第4章 アイデアを生み出す技術(創造力を高める生き方、考え方
「ひらめきの連鎖」を生み出そう ほか)

第5章 気持ちの整理術(脳を安定させる「感情のリスク・コントロール」
解釈を変え、不快をやわらげる方法 ほか)
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
  • 著者: 築山 節
  • 発売元: 日本放送出版協会
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2008/04

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感想メモ:図説 この世の中で一番知りたい「儲けの手帳」公開します!

図説 この世の中で一番知りたい「儲けの手帳」公開します!
図説 この世の中で一番知りたい「儲けの手帳」公開します!
  • 著者: ワクワク系マーケティング実践会
  • 発売元: 三笠書房
  • 発売日: 2004/12

★★★☆☆

ワクワク系マーケティングの実例集

小阪裕司が代表を務める、
ワクワク系マーケティング実践会。
小阪氏の提唱するマーケティング理論については、
このサイトでも度々紹介してきた通り。
(末尾の関連図書参照)

この本は、マーケティング理論について語られているものではない。
その手法を実践し、成果を出している様々な業界の人が、
その理念と実践について語っているというもの。
従って、基本を抑えている人が、実例集として見るというのが
効果的な使い方なのだろう。

ワクワク系マーケティングについては、
まず初期の著作の毎日お客が来たくなるマーケティング実践術で概要を掴んで、
各論に入ると良いと思われる。

需要を創出する。
現実にこんな世界があるのだと、
勇気づけられる本でした。
オススメ度は★3つです。

キーワード:仕組み、伝道、動機付け、コミュニティ

・目次
「高くても売れる」こだわって、悦ばれて、儲かる、職人商売!―なぜ、高い値段をつけているか?
会員権バブルがはじけたのに高収益を上げるゴルフ場!―営業部隊による新規開拓は禁止
頭打ちだったコンビニが地域ダントツの店に変身した!―コンビニでも九谷焼作家のカップが売れる
市場が成熟しているのに「酒屋は成長業種」ってホント?―粗利8割のお酒を売りました!
少子化時代に教室数を10倍に増やした学習塾!―「儲かる仕組み」を作ると儲かるようになります
やる気のある優秀な人材!しかもモチベーションがどんどん高まる―欲しい人材ばかりが押し寄せてくる驚異の求人方法!
「相見積もりゼロ」を実現、お客・職人とファミリーを創る工務店?―建築現場の無人ポストも当社の営業マン
冠婚葬祭の激戦地で婚礼受注2万件―ワクワク系は、「自分流にやること」
女性は買い物が大好き!だからイマンは、「お知らせ」するのです―「ビジネスは商品力だ」と思い込んでいた!
都会でなくてもワクワク系で商売はこんなに元気だ!―「体重に応じて値引きします」〔ほか〕
図説 この世の中で一番知りたい「儲けの手帳」公開します!
図説 この世の中で一番知りたい「儲けの手帳」公開します!
  • 著者: ワクワク系マーケティング実践会
  • 発売元: 三笠書房
  • 発売日: 2004/12

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感想メモ:なぜ社員はやる気をなくしているのか

なぜ社員はやる気をなくしているのか(日経ビジネス人文庫)
なぜ社員はやる気をなくしているのか(日経ビジネス人文庫)
  • 著者: 柴田 昌治
  • 発売元: 日本経済新聞出版社
  • 価格: ¥ 680
  • 発売日: 2010/03/02

★★★★☆

人の力をフルに発揮して、組織としてのアウトプットを高める。

文字で書くのは簡単だが、現実にはとても難しい。
人が多くなればなるほど、
「自分がやらなくても誰かがやるだろう」
という意識が生まれるし、
人が少なすぎれば、目の前のことで手いっぱいになり、
一歩引いて考えることができなくなる。

本書のトピックは、まさにこの点で、
「組織としてのアウトプットを高めるために、
どうすれば人のやる気=内発的動機を
引き出すことができるのか」

ということ。

社員が仕事への誇りと働きがいを持ち、
内発的な動機を持ちながら仕事をすることで、
問題解決し、業績を上げ続けていくことが、
私たちのめざす「変革」なのである。
組織というものは、集団として安定していればいるほど、
大きな組織であったり歴史を持つ組織であればあるほど、
「人が前向きになる力」が働いてしまうものなのである。

やる気を喚び起こすには、
「経営と仲間に対する信頼」が前提であり、
そのためには「スポンサーシップ」を
形成しなくてはならない、
というのが本書の主張。

スポンサーシップという言葉が聞き慣れなかったが、
どうやら以下のようなものであるようだ。

言い換えれば、
「部下が主体的に考えざるを得なくなるような
場と条件を準備し、セーフティネットをつくり上げていく」
という黒子的・世話役的機能を果たしていくことだ。

こうした組織に変革を引き起こすためには、
多くの関係者を巻き込むことが必要。

「まーた何かめんどくさそうなこと言い出した」
と思われていては、うまくいくことはないだろう。
そのヒントが以下の部分。

「答えを最初から用意するという姿勢では、
内発的動機は引き出せない」
と考えている。内発的動機は、
「同じ目線で一緒に答えをつくっていく」
中でこそ引き出されるのである。
連動性を高めようと思えば、
「ほかの人に協力した人が結果として損をせず、
協力し合うことでお互いに利益を享受できる」
という条件を作る必要がある。
この条件を整えてはじめて多くの人は自発的に動きはじめるのだ。
では、「変わり続けるための因子」とは何か?
それは、「内発的動機を持ち、主体的に取り組むことで、
問題をみずから発見し、提起し、周囲の協力を得ながら、
問題解決していくことが、誰にとっても当たり前」
という「組織として共有している価値意識」の存在だ。
では、どのように言えばいいのか。
これしかないというような言い方はもちろんないし、
状況に応じて言い方を変える必要があるのだが、
基本は、「相手に手柄を」である。
空いてを責めるのではなく、相手のいいところを認めながら、
そこに言いたいことをうまく織り込んでいく姿勢を持つのである。

人の心を変えるというのは簡単ではない。
色々と経験知もあるようだから、本を読んだからといって
できるほど甘くもない。
が、知っていることは絶対に役に立つ。

モチベーションに興味がある人、
企業で働いている人は、
同じ著者の風土改革シリーズ、
報酬主義をこえてと合わせて
読んでみるとおもしろいでしょう。
(末尾の関連図書参照)

オススメ度は★4つです。

なぜ社員はやる気をなくしているのか(日経ビジネス人文庫)
なぜ社員はやる気をなくしているのか(日経ビジネス人文庫)
  • 著者: 柴田 昌治
  • 発売元: 日本経済新聞出版社
  • 価格: ¥ 680
  • 発売日: 2010/03/02

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感想メモ:富を手にする「ただひとつ」の法則

富を手にする「ただひとつ」の法則
富を手にする「ただひとつ」の法則
  • 著者: ウォレス・D・ワトルズ
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2005/07/22

★★★★★

望んでもいない幸運が舞い込んできて、
人生超うまく行った。

というようなケースは、残念ながら
宝くじの一等が当たる確率ぐらいに少ない。

一方、いわゆる「成功している人」というのは、
成功する前から、目指す姿を描き、
それを実現するための道のりを進んできた結果として、
その状態に到達してきたのだろう。

つまり、逆に言えば、
「望んでいないことは叶わない/叶いにくい」

奥ゆかしい日本人である我々は、自分が現状とは違った姿で
羽ばたいているのを想像することなど、
あまりないのではなかろうか?

■望んでいるものを思い描く

想像できないということは、
いざチャンスがあったとしても、
自分にブレーキをかけてしまうだろう。
それはつまり、準備ができていないということだ。

想像するといっても、どうすればいいのだろうか?

実際に、望んだものにいつも囲まれている状況を想像してください。
それらを自分のものとして、自由に使っていると想像してください。
じっさいに手に入れたと考えて、それを利用してみてください。
イメージが明確で具体的になるまでじっくりと考え、
そこにあるすべてを所有しているという「精神的態度」をとってください。
望みどおりの環境と経済力が与えられたと想像し、
その状態が続いている、と思ってください。
ただし、たんなる夢想や空想で終わらせるのではなく、
それがまさに実現されようとしているという「確信」と、
みずからの手で実現させる「決意」を」強く持ちつづけることを、
忘れないでください。

自分が何を望んでいるのかを十分に考え、
それを映像化するなどして、鮮明に思い描く。
実現した状態の感覚を、リアルに想像してみる。

ポイントは、それが絵空事ではなく
「実現するのだ」という確信と、
「実現させるのだ」という決意
確かに、いつか宝くじが当たればいいなぁ、
ではイマイチだろう。

■「感謝すること大事」な理由

最良の形や性質を帯び、すぐれたものに注意を向けると、
すぐれたものが身の回りに集まってきて、
あなた自身とてもよい状態になるでしょう。
われわれは《思考する存在》ですが、
《思考する存在》とはみずからの思考した形をとるものなのです。
感謝の心は、常に善なるものに向けられているため、
善なるものになろうとします。

暗いことばかり考えていれば、暗くなる。
感謝は善い部分に意識を向けることなので、
習慣づければ心も善いものに近づく、と。

この話題については、心を鍛える言葉も参考になる。

■仕事について

希望する仕事についたあなた自身のイメージを脳裏に浮かべ、
決意と確信を持って今の仕事に「働きかけ」てみてください。
そうすれば、かならずや望む仕事が手に入れられることでしょう。
やりたいことをやってみるのが人生です。
気の進まないことばかりさせられて、
やりたいことができないならば、
心から生きる喜びを感じることはできません。
それに、やりたいことなら、かならずできるはずです。
やりたいという気持ちは、それができるという証なのです。

うーん、その通りですなぁ。

潜在意識。コンフォートゾーン宝地図思考の現実化
今まで読んだ本でも目にしたことがある
内容ではあるのだが、なぜかこの本はとても腑に落ちた。

この本がうまく書かれているのか、
今までの蓄積があったからなのかはわからないが、
人生について考えさせられる、良い本だった。

こういうことを考える時間も取らないといけませんな。
オススメ度は★5つです!

富を手にする「ただひとつ」の法則
富を手にする「ただひとつ」の法則
  • 著者: ウォレス・D・ワトルズ
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2005/07/22

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感想メモ:動きが心をつくる──身体心理学への招待

動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)
動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)
  • 著者: 春木 豊
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 798
  • 発売日: 2011/08/18

★★★★★

「動き」と「心」は、どんな関係?

多くの人が
「心が指令を出した結果、動きが起きる」
のだと考えているだろう。

しかし、心と身体はつながっているので、
そう簡単な一方通行の因果関係ではない。
むしろ、互いに影響を与え合うという関係だ。
このことは、心はなぜ腰痛を選ぶのかなど、
医療の分野でも言われていることだ。

このように、身体の動きが心の動きに影響を及ぼす、
という立場に立つのが「身体心理学」。

基本的に身体心理学は
身体の動きやそこから生ずる感覚や
気分・感情という心の根源に立ち戻り、
単なる観念ではなく、現実に密着したリアルな
心の働きを明らかにしようとするものである。
脳という中枢の存在は、
末梢である四肢の活動の経験の集積であって、
末梢である身体なしに存在しえない。

特に、次に挙げるウィリアム・ジェームスの説は、
とても興味深い。

身体的変化は
刺激を与える事実の知覚の直後に起こり、
この変化の起こっているときの
これに対する感じがすなわち
情動であるというものである。

「悲しいから泣く」のではなく、
反射的に泣くという身体の変化が起こり、
情動はその結果ついてくる、つまり
「泣くから悲しい」のだというのだ。

呼吸、筋反応、表情、発声、姿勢、
歩行、対人距離、対人接触、
これらは自動的に行われるものでもあるし、
意識的に行うこともできるものでもある。

これらを意識的にコントロールすることで、
心にも影響を与えることができる、
という様々な研究結果が紹介されている。

例えば、呼吸はゆっくりと腹式で、
吐き切った後、吸う前ににしばらくそのままでいる、
というポーズのある呼吸が、
生理的な安定をもたらす
とのこと。

他にも、以下のような実験結果が紹介されている。

  • 姿勢を変化させて音楽を聞くと、
    背筋を丸め、顔は下を向けたときに
    ネガティブな感じに聞こえる
  • 「イー」と発音する場合(口が横に広がる)と
    「ムー」と発音する場合(唇がとんがる)では、
    前者の方が快を感じ、落ち着くと感じる
  • 歩くときに歩幅を大きくし、テンポを上げると、
    自信があり、開放された気分に変化した
    (指でリズムを刻むだけではならない)

また、筋肉を緩める訓練をしておくと、
恐怖への耐性も強くなるそうだ。
精神的な緊張は、身体的な緊張と
一体のもの
なのだ。

筋肉を緩めると、ストレスを下げ、
免疫活動を高めるという結果もある。
つまり、筋肉を緩める技術を身に付ければ、
筋肉だけではなく、精神面や健康面にも
その効果は及ぶ
ということなのだ。
おもしろい!

本の最後には、身体を動かすことで、
心も健やかに保つためのエクササイズが
紹介されている。

心も身体も健やかに保ちたい。

これは万人の願いだろう。
そのための貴重な気づきが多く得られる本だった。
オススメ度は★5つです!
心と身体の健康に興味がある人は、ぜひ。

動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)
動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)
  • 著者: 春木 豊
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 798
  • 発売日: 2011/08/18

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感想メモ:月収1850万円を稼いだ勉強法

月収1850万円を稼いだ勉強法
月収1850万円を稼いだ勉強法
  • 著者: 大坪勇二
  • 発売元: 祥伝社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2010/12/01

★★★★☆

手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術
の続編。今度は著者大坪氏の勉強法の紹介。

気付いてみればそんな自己投資に累計1500万円以上投入し、
この10年間で2800冊の本を読み、
300件以上のセミナーに参加しました。

という経験のエッセンスを知ることができるとは、
ありがたいことです。

ベースは、以下の3つのステップから成っている。

まず、「ひとりで学ぶ」
次が「師匠につく」
最後が「勉強会を活用する」

特に興味を持ったのが「ひとりで学ぶ」だった。
自分がまだその段階だということかしら?
ともあれ、そこにフォーカスして紹介していく。

まずは、他の本でも出てくることだが、
「ひとり会議」の重要性。

1週間のうち、ほんの数時間、
携帯電話の電源を切り、完璧に一人になって
考えることに没頭するのです。

この「ほんの数時間」を取ることは、
強く決意しないとなかなかできない。
だからこそ、この習慣は本当に大事だと実感する。
それは、「重要だが緊急ではない」、「7つの習慣」で言う
いわゆる「第2領域」のタスクの実行に関わるからだ。

この「考える時間」をきちんと取って、強く「やる」と決意しないと、
重要なことであっても、緊急ではないが故に
ズルズルと先延ばしされなかなか進まない。
このことは、誰しも心当たりがあるのではなかろうか。

そのひとり会議でやることは以下の通り。

  1. 普段思いついたアイディアを書きためたメモやアイディア帳を読み返し、
    それを整理して別の大学ノートに転記する「ダブルノート発想法」
  2. スケジュール帳を読み返しながら、過去一週間の行動を反芻し、
    目標を達成する上で必要な行動を書き出す「イベント復習法」
  3. 自分が抱えている課題に関連した本を読んで実行するための
    「お題」を抜き出す「お題リーディング」

どれも完全にマネする必要はないが、
・アイデアを書きため、見返す
・過去の出来事を振り返る
・課題解決のヒントを探す
というエッセンスはぜひ取り入れたい。

「師匠につく」「勉強会を活用する」の部分も
おもしろかったのだが、長くなるのであとは読んでのお楽しみ。

それでは「あなたを成功に導くための出会い」をどうやって引き寄せるか。
そのカギは、「勉強」だったのです。正確に言えば、
「情報を吸収して編集加工し、それを言語化して発信する」
という一連の流れ全体を指しますので、「勉強」という一言では表現できません。

私、結構長いことやってるなぁ。
出会い、そろそろあるのかしら?

ここに書かなかったことを含め、色々と参考になった。
オススメ度は★4つです。ためになる良い本でした。
ありがとうございます!

月収1850万円を稼いだ勉強法
月収1850万円を稼いだ勉強法
  • 著者: 大坪勇二
  • 発売元: 祥伝社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2010/12/01

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感想メモ:今すぐできる「戦略思考」の教科書

今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための
今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための
  • 著者: 筏井 哲治
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2010/11/19

★★★☆☆

著者は、元マイクロソフトで、
トップスピーカーという経歴を持つ筏井氏。
これは賢い人だ、というのがパラパラ読んでみた第一印象。

これだけ戦略的な考えをして日々仕事をしていれば、
確かに結果もついてくるだろう、と思わさせられる。

本書は「戦略思考の教科書」なので、
紹介されていたものをいくつかピックアップしてみる。

リデル・ハートによる「関節アプローチ」という戦略
・目的を手段に適合させよ
 →ムチャな目的を立てない
・目的を常に念頭に置け
・最小予期線を選択せよ
 →相手が予期していないところ(最小予期線)から攻める
・最小抵抗線を活用せよ
 →弱点、手薄なところを攻める
・代替目標の選択が可能な作戦線を取れ
 →複数の目標を立て、相手の戦力を分散させる
・計画および配置が状況に適応するよう柔軟性を確保せよ
 →いかに素早く計画を修正し、再配分するか
・敵が油断していない時は、味方の兵力を打撃に投入するな
 →消耗戦はしない
・作戦が失敗した場合、同一の作戦線に沿った打撃を再開するな

サイレントブレインストーミング
そもそも全員の「声」を封印することにしました。
そして意見があるならアイデアにしてホワイトボードに書く、
あるいはパソコンに打ち込む、という
ルールにしてしまったのです。

アイデアが通常のブレストの数倍出るそうだ。
これはやってみようと思う。

代わりに考えたのは自分たちが属している数名のチームで
Experiment(実験)-Adapt(適応)を繰り返すことでした。

このEAチェーンの方が、PDCAよりもずっと早く回るだろう。
しかしきちんとPを立てないとEをやれない、というのが
硬直した組織の罠。スピード感が大事ですな。

商談の時間が1時間であれば、製品説明に充てられる時間は20分。
そこで20分を測りながら鏡の前で練習する、それだけです。

「それだけです」といわれても、その「それだけ」を
やっている人がどれだけいるだろうか。

これまでの標準やルールを変革しようとするマイノリティは、
最初は必ず批判や反発に晒されます。
でも誰かが変革を起こさなければ硬直した組織は変わらないし、
状況を打破することはできないのです。

結局の所、分析のツールをいくつ知っている、
ということが問題なのではなく、
結果を出すために、できることは全てやる、
というような強い信念の元に動いていることこそが
ポイントであるのだろう。

オススメ度は★3つです。
手元に置いて、何度も参照するような本です。

今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための
今すぐできる「戦略思考」の教科書 ビジネス本を何冊読んでも身につかない人のための
  • 著者: 筏井 哲治
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2010/11/19

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感想メモ:ワクワク系で10倍幸せに仕事をする

ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: ヴォイス
  • 発売日: 2001/11

★★★★☆

ビジネスはなぜか戦争になぞらえた用語が多く使われる。
戦略だったり、戦術だったり。
しかし著者は、ビジネスは、誰かと戦ったりするものではなく、
「自分を表現する」舞台なのだと説く。

ビジネスとは、
自分の内から湧きあがってくる何かを
表現したものであることが大切なのだ。

人々はワクワクすることを求めている。
そしてそれを目に見えるものとして気付かせてあげる、
というスタンス。これがワクワク系の目指す所。

彼らはただ「毎日をワクワク生きよう」としているのだ。
「昨日より今日、今日より明日を、少し素敵な日にしよう」としているのだ。
「普通の人たち」だが、「人生をポジティブに生きよう」としているのだ。

自分が何かを表現したいと思うためには、
表現するもの、そして表現したいという動機を
持っていることが前提となる。
そしてそれを、きちんとビジネスとして成立するような
しくみにしていくのだ。

ミッション→コンセプト→しくみ→かたち
というプロセスだ。
この一連の流れは市場創造のステップでもある。

自分はこれを世に伝えるんだ、
という思いを持っているからこそ、
苦労を苦労とも思わず進んで行ける。
だからこそ、人より秀でることができる。

そういった仕事のやり方を、この本では提唱している。
オススメ度は★4つです。共感しました。
小阪裕司氏による、近いテーマを扱った本として、
天職の作法「ありがとう」と言われる商いもオススメです。

ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
ワクワク系で10倍幸せに仕事をする
  • 著者: 小阪 裕司
  • 発売元: ヴォイス
  • 発売日: 2001/11

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