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感想メモ:図解「超」勉強法

図解「超」勉強法
図解「超」勉強法
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2009/09/26

★★★☆☆

ムック形式の勉強本

私は「超」勉強法を知らずに読んだのだが、
内容としては他の勉強法と共通する部分が多いと感じた。

例えば以下のようなもの。

  • モチベーションを確認する
  • すき間時間を活用する
  • 英語をやる
  • 速読
  • デジタル機器の利用

あとは実際に勉強をして資格を取得した人の経験談、
「超」整理手帳を使った人の「良かったです」的感想など。

個人的にはムック形式であるせいか各項目のつながりが薄く、
思想の紹介というよりテクニックの紹介が多いlifehack本に感じた。
★3つ。

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感想メモ:お金と英語の非常識な関係(上)(下)

お金と英語の非常識な関係(上) 神田昌典&ウィリアム・リード、スペシャル対談CD付き
お金と英語の非常識な関係(上) 神田昌典&ウィリアム・リード、スペシャル対談CD付き
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2004/07/17
お金と英語の非常識な関係(下)―神田昌典の全情報ソース付き
お金と英語の非常識な関係(下)―神田昌典の全情報ソース付き
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2004/07/17

★★★★★

英語の勉強と盛りだくさんの+α

「口コミ伝染病」「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」や
フォトリーディングでも有名な神田昌典氏の本。
内容を超要約すると以下のような感じ。

「本は未だ英語ができる人が少ないので、
英語をビジネスで使えるようになるととてもよい。
そして英語をビジネスで使えるようにするのは
実はそれほど難しくない。考える前に飛べ!」

他に興味深かったのは以下の点。

・意志疎通だけであれば、中学生レベルの単語で十分
日本人はマジメに「正しい英語」を話そうとするが、
それはむしろ有害だという考え方の転換。
単語は捨てる、日常会話を捨てる、などの考え方も斬新。

・洋書をフォトリーディングする
「あなたもいままでの10倍速く本が読める」の神田氏なので、
洋書をフォトリーディングで読む方法についても書かれている。
確かに、洋書こそフォトリーディングに向いていると思う。
和訳が出ていない本でも読んでみようかしら。

英語の学習以外にも、夢の実現のための考え方や、
巻末の海外からの情報収集の方法などの情報が盛りだくさん。
神田氏とウイリアム・リード氏との英語での対談CDもついている。
どれもとても有益なコンテンツだと感じた。
オススメできる。★5つ。

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感想メモ:手紙屋 蛍雪篇

手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜
手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/12/28

★★★★★

喜多川泰氏の「手紙屋」の続編。
さすが喜多川氏。いい本だ。

「手紙屋」は、就職活動に悩んでいる大学生が主人公だった。
この「蛍雪」編は、受験勉強に悩んでいる女子高生が主人公だ。
塾の経営者である喜多川氏らしく、学生たちに向けたメッセージが伝わってくる。

勉強は、つまるところモチベーションである。
なぜなら、最良の結果を出すためには、それだけの努力が必要で、
その努力を支えるものがモチベーションだからである。

いい大学に行って、いい会社に入って・・・というお題目をリアルに感じ、
長い受験勉強のモチベーションとできる人はどれくらいいるのだろうか。

途上国の人たちは勉強の激しさが違うというのも、
それだけのモチベーションを持っているからだ。
自分が勉強して10人の家族を養っていくんだ、という考えの人と、
自分が勉強をしなくても困るのは自分、という考えの人では
モチベーションに差が出るのは当然だろう。

だから、私は先進国の恵まれた環境の人は、
モチベーションで途上国の人に勝つことは難しいと考えていた。

しかしこの本は、その「勉強」のモチベーションについての認識を
新たにしてくれるものだった。
ハングリーな環境になくても、強いモチベーションを持てる可能性が
あるのだと思えた。

自分が受験勉強の前にこの本を読んでいたら、
受験勉強の結果は、そして大学での生活は
どう変わっていただろう?と思った。
そして、読んでおきたかった、とも。
まぁ出版されてなかったからムリなんだけど。

勉強は生きている限り続くもの。
学生以外の人にもオススメ。★5つ。

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感想メモ:夢をかなえる勉強法

夢をかなえる勉強法
夢をかなえる勉強法
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/04

★★★★★

何のために勉強するのか。受験勉強に限らない勉強の指南書

 勉強には、明らかにいいやり方と良くないやり方がある。
そしてそれは、自分で編み出すよりも、知っている人に教えてもらった方が早い。
だからこそ塾や家庭教師が職業として成り立つわけだし、
こういう本が役に立つ理由でもある。

  • 塾や学校はそのためにある。勉強ではなく、「勉強法」を教えてもらう場所なのだ。

 勉強法の本は、結局同じような内容が書かれていることが多い。
+αとしてどのような特徴が出ているかが差別化のポイントになる。
本書は、伊藤塾の伊藤真塾長の本。
内容は、細かいテクニックよりも、なぜ勉強をするのか、
どういう姿勢で勉強するのがよいか、など思想的な部分が多い。

 だからといって実用的でないのではない。
セルフレクチャーなどは知っているのと知らないのでは雲泥の差だと思うし、
挫折への対処法なども実用的だ。著者の経験に基づくノウハウも書かれている。

 結局、私が注目したのは、「なぜ勉強するのか」というところから
しっかりと語っている姿勢である。

  • 勉強とはそれぞれ持っている能力を最大限発揮させるために行うものである。
  • 夢を叶える勉強法で一番のポイントとなるのは「ゴールからの発想」だ。
  • 全体像をつかむ勉強法の一つとしておすすめしたいのが、目次をコピーするやり方だ。
  • 「その本がどういう目的で書かれているのか」ということと、「自分はどういう目的で読むのか」ということである。
  • 今でも私は、勉強していて眠くなったとき、立ち上がって、歩きながら早口で音読している。
  • どんな言葉でも100万回繰り返していれば、事実になる。その言葉が脳に焼き付き、脳が錯覚を起こす。
  • 「元気ノート」と「夢ノート」を付ける。
  • やはり勉強以外に好きなものを持っている人のほうが、試験に受かりやすいといえる。ご褒美がほしくて、勉強を頑張るからだ。
  • 勉強して疲れたときは浅くてこまぎれの睡眠をとるだけで疲労回復できるのだ。
  • 本質を一言で言えないのは、わかっていない証拠である。わかっていないから、くどくどと説明してしまう。物事の本質はとてもシンプルなのだ。
  • 自分の人生の目標は何か?それはなぜか?そのために何をしているのか?その答えをさがすために、私たちは勉強をしているのである。
  • 夢や理想は頭の中で考えているだけでは実現しない。紙に書いたり、壁に張ったり、人に話したり、宣言したりして、外に出していかなければならない。
  • 口に出していう言葉はプラス思考のものと、私は決めている。
  • 利己的であれ、利他的であれ、自分が欲する何かに向けてエネルギーを集中することが、「夢をかなえる」ためには決定的に重要である。

 上の引用を見てもらえばわかる通り、本書の内容はただの勉強法に留まらない。
タイトル通り、「夢をかなえる」ための方法としての勉強のやり方なのである。

 読み返してみたら、頷かされる良いことがたくさん書いてあった。★5つ!

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感想メモ:30歳からはじめる本気の勉強法

30歳からはじめる本気の勉強法 (中経の文庫)
30歳からはじめる本気の勉強法 (中経の文庫)
  • 発売元: 中経出版
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2006/11

★★★☆☆

社会人の勉強法の本

 「30歳からはじめる」ということで、社会人にとっての勉強法の本。

内容は、ざっくり以下の通り。

  • 少しずつでも勉強する習慣をつける
  • 経済と英語は必須
  • 「書く」「話す」
  • 勉強会に出る、幹事になる
  • 社内で企画をする
  • 社会人大学院、海外大学院

 習慣づけ、アウトプット、人からの刺激などは他の勉強本と共通する内容。
「社内で企画をしてみる」というのが特徴的。
自分の得意分野で、ビジネス感覚を磨くことができるとのこと。
新しいビジネスの仕組みを考え、実行に移すのは企画力と実行力の両方が必要。
力をつけるにはもってこいだと思う。

 企画の部分だけを広げると、より独自色の出る本となった気がする。★3つ。

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感想メモ:日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法

日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法 (知的生きかた文庫)
日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法 (知的生きかた文庫)
  • 発売元: 三笠書房
  • 価格: ¥ 560
  • 発売日: 2007/02

★★★☆☆

 英語の勉強法

 著者の掲げる「会話力の公式」は以下の通り。

  • 読む能力=受信力
  • 書く能力=発信力
  • 聞く能力=受信力+音声認識力
  • 話す能力=発信力+音声認識力

 特徴は、発信+音声重視。

 発信力については、聞いたり読んだりだけでは鍛えられないので、
書いたり話したりはできるようになりませんよ、ということ。
その通りだと思う。

 しかし発信力は受信力のベースがあって初めて身に付くものなので、
受信力を身につけてからね、伸ばすには英作文がいいとのこと。
順番は書く→話す。

 次に音声。
ある単語を文字としてわかっていても、音をまちがえて覚えていたら、
聞き取れないし話せない。
英語は読み書きだけではないから、これでは意味がなくなってしまう。
つまり、発音記号を参考にしてしっかり正しい音で覚えましょう、ということ。
これもその通りだと思う。

 言ってしまえば、英語をモノにする一番確実な勉強法は、間違いなく
「英語圏の国で暮らすこと」だが、それを言ってしまうと元も子もない。
サイトや本などの紹介もいろいろあり。

 普通に参考になった。★3つ。

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感想メモ:だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法

だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法
だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法
  • 発売元: ライオン社
  • 価格: ¥ 750
  • 発売日: 2001/12

★★★★☆

 池谷裕二氏による、脳科学の知見を利用した勉強法の紹介。

  • 復習は1ヶ月以内でないと忘れてしまう
  • 参考書は1冊を繰り返す
  • 一科目を得意にすると、他の科目の理解も上がる(学習の転移)
  • 知識記憶よりも経験記憶に(関連付け、語呂合わせ、人に説明、耳で覚える)
  • 知識記憶は中学生まで、高校からは経験記憶が優勢になる
  • 方法記憶(理解の仕方)は、知識を他の分野にも活かせる魔法の記憶
  • 学習の転移は累乗の効果があるので、努力の継続により急上昇する
  • 勉強を始めてから効果が現れるまで最低3ヶ月以上かかる
  • 睡眠は記憶を整理するので最低6時間の睡眠が必要
  • 繰り返しの刺激が記憶を定着させるので復習は必須
  • 興味を持つ(θ波)、感情を刺激する(扁桃体)、空腹時/寒い(生体の危機感の利用)により学習効率は高まる

 個人的には「STUDY HACKS!」など他の本で同じような内容を読んだことがあったので、復習になった。「方法記憶」はこの本で最も強調したいところだったと思うので、もう少し掘り下げて欲しかった。

 本全体として、知っていて損はない内容。近年の脳科学の発展はすばらしいと思う。★4つ。

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感想メモ:1日5分 頭がよくなる習慣

1日5分 頭がよくなる習慣
1日5分 頭がよくなる習慣
  • 発売元: 中経出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2007/12/01

★★★★☆

 25年間、子供から大学生までの勉強を見てきた著者が紹介する、「頭がよくなる習慣」の数々。それは一言で言うと、「頭」だけでなく「心」と「体」も使うということである。

 「体」について著者が見出した法則とは
「成績が良い子は体がやわらかく、芳しくない子は体が硬い」
だったそうだ。逆に、勉強前に前屈とブリッジを習慣付けることで、集中できる時間が延びたとのこと。

 鼻呼吸をすると口呼吸よりも酸素摂取量が多くなるというのは知らなかったが、そうらしい。眠くなったときにも良さそうだ。
鼻呼吸と口呼吸の違い – 教えて!goo

 脳がブドウ糖を必要とするというのは良く知られている通り。

 「心」については、勉強の目的を持つこと、穏やかな心を保つことなど。他の勉強ノウハウ本にはない内容が多かった。

 自分が体験を通じて感じていたことが書かれているところもあり、自信になる部分もあった。他の本でも見られるような内容も多いが、それだけ多くの人のお墨付きということであるので、覚えておいてもよいことだろう。

 「これはできない」と思うこともあったが、ただのノウハウ本とはちょっと違う雰囲気がおもしろかったので★4つ。

関連エントリー

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感想メモ:最短で結果が出る超勉強法

最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/06/26
  • おすすめ度 4.5

★★★★☆

  「中学受験偏差値72を取る効率的勉強法」の庄司雅彦氏の本。自身が東大現役合格、脱サラ後2年で司法試験合格、娘さんの受験も御三家を含む全合格・・・などの実績を元に語られている勉強法。

 内容としては、一冊の基本書を何回も繰り返す、耳も効果的に使う、勉強仲間を作る、アウトプットを重視する、など実感を伴って頷ける内容が多かった。

 回転を速くし、読んだことを忘れないうちに再び読み返す。こうすることで脳への定着を高めるのが速読だと理解している(少なくともフォトリーディングに関しては)。

 こういう勉強本も、選んだ一冊の基本書を何回も読み直すのがいいだろう。そうすれば、他の本を読んでも内容が重なっている部分や異なっている部分がすぐにわかる。勉強に速読(斜め読み)はとても役立つので、勉強する必要がある人は、ぜひ試してみると良いと思う。

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感想メモ:STUDY HACKS!

STUDY HACKS!
STUDY HACKS!
  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/02/28

★★★★☆

 思想としては、おおむね他のいわゆる勉強本と共通の部分が多い。ので、他のものを読んだことがある人は、個別のツールやテクニックの紹介として読むと良いだろう。私がメモしたのは以下の項目。

  • WIKIで自分辞書作り
  • はてブのタグ検索、TECHNORATIの検索結果のRSS購読
  • 手帳へのメモの仕組み
  • 環境整備の重要性
  • シータ波:知らない場所で危機感から発する→喫茶店
  • スポットライト効果、黄色い照明で集中力UP
  • スティックタイプのアロマ NEAL’S YARD REMEDIES
  • コクヨ色彩の達人
  • アフォーダンスの概念

 こういった本を読むことで、日頃から効率や集中力を高めることを意識し始めると、日常の行動も変わってくる。そういう小さな行動の積み重ねこそが、このような本を読む一番大きな意味なのだろう。

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