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感想メモ:凍

凍
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/09/29

★★★★☆

山登りも、8000m級ともなるとまさに死と隣り合わせで、
いくらでも命を落とす危険がある。
しかしそんなことに挑戦を続ける人たちがいる。

本書は、山野井泰史、妙子夫妻がギャチュンカン北壁への登攀を描いた
ノンフィクション長編。

山登りのことなど全くわからないのだが、
とても臨場感を持って表現されていて、
一気に読んでしまった。

一体、なぜこんな危険に挑むのだろうか。
どうやら、二人とも山が好きで好きで仕方がないみたいだ。
二人の生い立ちや生活を読んでいると、
まさに山に登ることにすべてを捧げているようだ。
そしてそれを、当たり前のように自然にやっている。

世の中いろんな人がいるものだ。
いやー、すごい。

おもしろく読めた。
オススメ度は★4つです。

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感想メモ:奇跡のリンゴ

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/07

★★★★★

農薬を使わないでリンゴを作るということは、特段に難しいことらしい。
野生のリンゴは酸っぱく、身も小さい。
しかし、品種改良を繰り返した結果、
味の良い大粒の実を数多くつけるようになった。
その代償として、農薬なしでは成育できなくなってしまったのだ。
他のものは無農薬でできても、リンゴはムリ。
リンゴ農家の愛だでは、「常識以前」ということらしい。

その不可能に近いことに立ち向かい、
そしてついに成し遂げたのが木村氏。

数年やってみてダメだったら、諦めるのが普通だ。
それを木村氏は、何年も何年もトライし続けた。
当然、実がならないのだから、収入もない。
そんな中、なぜ続けたのか。
どうやって不可能を可能にすることができたのか。
実際に読んで確かめて欲しい。

情熱というもののすさまじさを見た。
オススメ度は、文句なしの★5つです。
すばらしい本でした。

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