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感想メモ:「そうじ力」であなたが輝く

「そうじ力」であなたが輝く!
「そうじ力」であなたが輝く!
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/02

★★★★☆

そうじをすれば、悩みや問題の解決、
仕事や恋愛の成功、収入アップ、夢が叶う…

などといきなり言われると、眉につばしてしまう人もいるだろう。
しかし実はこれ、他にも様々な人が言っていることだ。
例えば、カリスマ体育教師の原田先生の大人が変わる生活指導
外国でも、コーチングのタレン ミーダナーさんの人生改造宣言など。

私の理解は「そうじは潜在意識のクリーニングになる」ということだ。

例えば、部屋の中に、片付けなくちゃなー、
と見る度に思う場所があるとする。しかしやっていない。
この状態では、「やった方がいいことができていない」ということが、
その場所を見る度に潜在意識に刷り込まれていく。
これはよいことではない。

ハウスクリーニングをやっていた著者は、
成功していることと、部屋がそうじされていることの関係に
気づいたと言う。

そのうち私は、ただ単に汚い=不幸ということだけでなく、
どこの部分がヨゴレているかによって、
どういう問題点があるのかということに気が付いたのです。

逆に、「靴を揃える」「少しでもそうじをする」
ということを積み重ねていくことで、
小さな成功体験が積み重ねられ、自信が育くまれていく。

こういった細かいことの積み重ねが、いざという時の行動力をも左右する。
という話だと理解している。
誰しも、そうじをしよう、しよう、と思っていたところを、
片付けられたときの爽快感は知っているはず。

また、場が人の行動を変える、いわゆる「割れ窓理論」も
よく知られているところ。
汚いところは、そこにいる人間の精神にも影響を及ぼすのだ。

なので、大事だと思いますよ。整理整頓。
(机の隅の小山を見ないようにしながら)

紹介されているステップは、
「換気」「捨てる」「ヨゴレ取り」「整理整頓」「炒り塩」の5つ。
換気はあまり気にしていなかったので、
試してみようかな。

見ないようにしていたものたちと、少しずつでも向かい合う、
良い機会になりました。ありがとうございます。
自戒を込めて、オススメ度は★4つです。

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感想メモ:ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則

ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則
ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則
  • 発売元: 日本実業出版社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2010/06/24

★★★★★

世の中に「プラス思考であれ」という教えは多い。
この本も、大きなくくりで言えばその1つだが、
心理学の研究の成果を用いて、学問的に紹介されている点が特徴的。

紹介されている内容は、非常におもしろい。
ポジティブとネガティブの割合にはある閾値があり、
その値を超えるとパフォーマンスが急激に高まるというのだ。
タイトルからわかる通り、それが3:1なのだという。

そんな比率があるということ自体が意外だし、
プラス100:マイナス0でなくても、十分に
パフォーマンスが高まるというのもおもしろい。
そんなところを目指さなくてもいいのだ。

100%のポジティビティを求めれば、人間的な部分を無視、
あるいは拒否することになります。
ネガティビティもまた大事だからです。
ネガティビティなしの繁栄などはありません。

確かに、ポジティブでいたいのは山々だ。
しかし楽しいことばかりではない世の中で、
ポジティブでい続けるのは難しい。
根性では感情はコントロールできないからだ。

と思っていたら、誰にでもできるコツがあるという。それは
「今、うまく行っていることを探す。恵まれていることを探す」
というもの。
脳は、質問を与えると答えを探してしまうという習性をうまく利用している。
実際、やってみると心が落ち着くし、逆の質問をすると心がささくれ立つ。

齊藤一人さんの「ツイてる」や
和田裕美さん「新・陽転思考」も、この方法を使っている。
マイナスなことがあるのは避けられない。
しかしそういった中にも良い点を探す、という訓練なのだろう。

一方、ネガティビティを減らすことも必要。
ネガティブなことというのは、考え始めると頭の中で
グルグルと回ってしまうもの。
それを止める方法も紹介されている。

このサイクルをストップさせるには、
ネガティブ思考に「dispute(反論)」するのが有効であることが、
科学的に証明されています。
最初のステップは、自分が有害な反芻をしていると「気づく」ことです。
次は、健全な方法で「気持ちを問題からそらす」ことです。
そして大事なことは、「気持ちをそらすことは一向にかまわない」と知っておくことです。

最後に、ポジティビティを増やすコツを一つ。

外に出る、というのもまた、ポジティビティを増やすシンプルな方法です。
天気のよいときに20分以上屋外で過ごした人に、ポジティビティの上昇が見られたのです。

ポジティブであることは、視野も心も広くし、
生きやすく、そして成果も出しやすくなれる。

日本人というのは、根性で歯を食いしばってがんばっているのを
よしとする民族なので、ポジティビティが発揮されている場面は
あまり多くないように思う。
それだけに、ただしい知識を持って、自分の生活を見直したい。

とても学ぶところが多かったので、オススメ度は★5つです!
脳のしくみからポジティブであることの重要性を説いた、
脳に悪い7つの習慣も合わせてオススメ。

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感想メモ:脳に悪い7つの習慣

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 777
  • 発売日: 2009/09/30

★★★★☆

勉強や仕事はすぐ疲れるが、好きなことにはいつまででも没頭できる。
昔のゲームやマンガの細かい内容、好きな先生に教わったことはよく覚えている。
一方、一夜漬けで臨んだ試験の記憶はかけらも残っていない。

こういったことは、脳のしくみから考えると自然なことなのだそうだ。
脳のしくみを知り、それに合った習慣をつけることで、
記憶力を高めたりやる気を持続させたりすることができる。
おもしろい!

脳が、入ってきた情報について初めにすることは、
「感情によるレッテルを貼る」ということ。
その後の処理のパフォーマンスは、そのレッテルに左右される。
例えば、つまんないなー、と思いながらインプットしたことは、
脳は確実に忘れてくれるようだ。

興味を持つこと、好きだと思うことは、脳にとって重要だと判断され、
記憶にも残りやすくなるのだ。
プラス思考がよしとされる根拠は「脳のしくみ」という
深いレベルにあったようだ。

また、興味があることをしているときは、脳が回復しやすくなるらしい。

それは、脳の疲労を除去する中枢が、A10神経群とつながっているからです。
楽しいと感じることをやっていると、脳の疲れが取れていきます。
つまり、「疲れない脳」は、興味をもっておもしろいと思える感性がつくっているのです。

しかしときには、好きになれないことであっても、
やらなければならないこともある。
そんなときはどうすればいいのだろう?

このようなときは、自分で「この条件において」と前提を置いてみることが有効です。

「この限定された条件において、どのようにうまくやるか」
というゲームと捉えるということだろうか。
脳を積極的にする方法については、
ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則に書かれている。
こちらもオススメ。

報酬がやる気を引き起こすということはよく知られている。
ここをつかさどる部位を自己報酬神経群という。
この報酬について、この本ではもう一歩踏み込んで説明している。

自己報酬神経群を働かせるのは、「ごほうびが得られた」という結果ではなく、
「ごほうびが得られそうだ」という期待であることに注意が必要です。

「楽しいことした」からがんばろう、では良くなくて、
「後で楽しいことをしよう」という方が、
脳にとってはうれしいということ。

以下、メモ。

自己報酬神経群を働かせるコツをまとめると、
「目的と目標を明確にし」「ゴールを意識せず」
「主体的に、自分がやってやるという意思をもって」
「達成のしかたにこだわる」「目標の達成に向けて一気に駆け上がる」
つまり、すばらしい考えー独創的なアイデアや新たな発見は、
何度も何度も思考することによって生まれるのです。

まとめると、以下のようになる。

つまり、何かを覚えるにはまずA10神経群で「プラスの感情のレッテル」
をはることが大変有効で、また自己報酬神経群を働かせるために
「これを覚えることは自分にとってうれしいことだ」「自分からやってやろう」
というスタンスをもつことが、記憶力を高めるということです。

著者は救急医療に携わっていたそうだ。
生死の境をさまよう患者さんが運び込まれる、過酷な環境だ。
そんな中で、メンバーに
「マイナスなことは言わない」
ことを課したそうだ。そしてそれは結果につながったという。

チームのパフォーマンスを最大化し、
患者さんを一人でも多く救うための方法が、これなのだ。
ただ「職場の雰囲気がよくなる」というレベルではない。
「プラス思考」という一言でわかった気になるのでは、浅すぎるようだ。

オススメ度は★4つです。おもしろい本でした。
上でも触れたポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則も合わせて読むと、
なぜ「良いことを考えろ。話せ」という教えが多いのか、
理解が深まるはず。

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感想メモ:夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ
  • 発売元: 飛鳥新社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/08/11
  • 売上ランキング: 280

★★★★☆

ビジネス書や自己啓発書。
読んだ直後はその気になっていても、
時間が経つにつれそれまでの日常に収束していく。
読んだ内容を習慣にまで取り込むことができる人は、
おそらく10%にも満たないのではないだろうか。

本書も自己啓発書という位置づけになるが、
この問題を乗り越えるのかに工夫がなされている。

一つは、著者が「ウケる技術」の水野敬也氏なだけあり、
笑いを盛り込んであること。
物語形式でスイスイ読んでいけるように書かれている。
教訓めいたことでも読みやすいし、何度も開きやすい本である、
というのは良いことだ。

巻末に大事な言葉がピックアップされていて、
読後に読み返すと思い出されて良い作り。
そこからいくつか取り上げてみる。

偉大な仕事をする人間はな、マジで世の中よくしたいて純粋に思て生きてんねんで。
せやからその分、でっかいお金、流れてくんねん。お金だけやない。
人から愛されたり、幸せで満たされたり、もういっぱいいいもんが流れてくんねん。
これからはな、毎日寝る前に、自分がその日頑張れたこと思い出して
『ようやった』ってホメや。そうやってな、頑張ったり成長する事が
『楽しい』ことなんや、て自分に教えたるんや。
人間ちゅうのは不思議な生き物でな。
自分にとってどうでもええ人には気い遣いよるくせに、
一番お世話になった人や一番自分を好きでいてくれる人、
つまり、自分にとって一番大事な人を一番ぞんざいに扱うんや。
たとえば……親や
自分の『これや!』て思える仕事見つけるまで、
もう他のもんかなぐり捨ててでも、探し続けなあかんねん。
収入が不安定とか、恋人や親が反対するとか、そんな悠長なこと
言ってる場合ちゃうで。仕事まちがえたら、
それこそ一生棒に振ることになるんやで。

もう一つは「本を読んでも変われないのはなぜか」という問題に
正面から取り組んでいること。

みんな知ってんねん。やりたいことやって後悔せんような人生送ったほうが
幸せになれるてな。でもやらへんねん。何でや?それは、今の自分と同じこと
考えてるからや。収入。世間体。不安。同じやで。みんなを縛ってる鎖なんて
みんな同じなんや。
確かに、なかなか自分の才能は見い出されんかもしれへん。
けどな、それでも可能性を感じるところにどんどん応募したらええねん。
そこでもし才能認められたら、人生なんてあっちゅう間に変わってまうで。
自分の中に足りんと感じているとがあって、そこを何かで埋めようとするんやのうて、
自分は十分に満たされている、自分は幸せやから、他人の中に足りないことを見つけ、
そこに愛を注いでやる。この状態になってこそ、自分が欲しいと思ってた、
お金や名声、それらのすべてが自然な形で手に入るんや。

自己啓発書のまとめといった本だと考えるとよいだろう。
他の本を読んでいる場合は復習になるし、
読んでいない場合も、こういう考え方があるのかと知識になるはず。

最初にも書いた通り、なぜ自己啓発書を読んでも成功しないのか、
ということについてもつっこんで書かれていて、特に興味深かった。
結局、何を読んでも、行動に移せないとダメだということですね。

興味を持った人はぜひ。
オススメ度は★4つです。

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感想メモ:人生を好転させる「新・陽転思考」

人生を好転させる「新・陽転思考」
人生を好転させる「新・陽転思考」
  • 発売元: ポプラ社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2009/08/22
  • 売上ランキング: 2772

★★★★★

この本はで語られているのは、難解な理論ではなく、
ちょっと気をつければできること。
だからこそ続けられるし、
続けていけば人生が変わる。
そういう力がある本だと感じた。

「陽転思考」と言っても、いわゆるポジティブシンキングとは異なる。
こちらは「マイナスの感情になってしまうのはしょうがない」
と認めているのだ。
その上で、その事実の中から、一つでも何か良い点を見つけ出す、
という作業を習慣化していくのだ。

それならできるかもしれない。でしょう?

考え方の習慣を変える本としては、
地上最強の商人」があるが、この「新・陽転思考」の方が
シンプルな分、続きやすい気がする。
オススメ度は★5つです。
続ける価値があり、続ければ人生が変わると思います。

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感想メモ:最強の集中術

最強の集中術
最強の集中術
  • 発売元: エクスナレッジ
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/03/26

★★★★☆

子供の頃は、1つのゲームをずっと遊んだり、
1冊の本を繰り返し読んだり、
集中力が持続する時間が長かった気がする。
それに比べて、今はどうも集中力が減っているような…

この本は、注意力の分野で30年以上研究している権威
(そういう人がいるそうだ)の本。
確かに、集中力、注意力を保つ秘訣があるならぜひ知りたい。
タイトルには集中術とあるが「注意力を管理するスキル」
とも言えるだろう。

集中力が不足する状態には、
1.興奮が不足しているボーッとした状態
2.興奮が過剰な状態
と、二つあるそうだ。
大人が集中できない場合というのは、どうも後者である気がする。

というのも、「パソコンの使い方に注意」という項目で
思い切り思い当たったからだ。

神経がたかぶっているときは、新しいアプリケーションを開いて、
いろいろな作業をはじめたくなる。アドレナリン過剰の脳は、
いくらでも仕事をほしがるのだ。
脳の要求を退け、あくまでも冷静に考えよう。
興奮状態にあるときは、刺激が少ないほど集中力が高まるのだ。

確かに!
これはアドレナリン過剰で集中力を欠いている状態だったのか。
ブラウザやメーラーやtwitterアプリは特に刺激が強いので、
不要なときは意識的に閉じておくべきなのだろう。

というようなことを以前考え、
Thinkというアプリを使っていたのを思い出した。
そして、MacJournalを使っているのが、全画面表示ができるから
というのが一つの理由だったのを思い出した。
Think+PresentYourAppsで作業用の環境が作れた

また使い始めてみよう。

先延ばし、不安、怒り(緊張の高まり)に対処するには、
まず、これらはすべて恐怖心に根ざすものであることを理解する必要がある。
また先延ばしは、衝動性や注意力の
散漫性と深く結びついていることも分かった。

先延ばしは誰もがなじみ深いものだと思うが、
実は根深く、そして手強いものであるようだ。
それでは、先延ばしをなくすにはどうすればいい?

階段全体を見る必要はない、ただ最初の一段を上がればいい
〜マーティン・ルーサー・キング〜

小さい一歩を踏み出す、ということだ。
(参考:脳が教える! 1つの習慣
他にも載っていたが割愛。

次は、注意力をコントロールすることで、
他人へも影響を及ぼすことができる、という例。

そして実験した結果、この方法が実際に効果的であることを発見する。
彼女は、自分にとって望ましい行動には注意を向け、
望ましくない行動は無視することにしたのだ。

この例は、夫の行動を変えるというものだが、
実は野口整体の野口晴哉先生の本にも、
子育ての方法として書かれているのはおもしろい。

自分の集中力がベストの状態を知ること。
自分が興奮が不足側なのか過剰側なのかを考えること。
その考え方を知るだけでも、この本を読んだ価値があるだろう。
オススメ度は★4つです。

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感想メモ:インナーゲームオブストレス

ストレスに打ち勝つ!インナーゲームオブストレス
ストレスに打ち勝つ!インナーゲームオブストレス
  • 発売元: 日刊スポーツ出版社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2010/06/23

★★★★☆

インナーゲームは、元々はテニスを教えるためのものとして生まれた。
自分に指示を出し、そして自分にダメ出しをする、司令塔であるセルフ1。
その命令や罵倒を受けつつ、健気に実行するセルフ2。
と、自分の中には2人の自分がいる、というもの。
詳細はこちらを参照されたい。

この考え方はをゴルフやスキーにも適用できることを示したのが
インナーゴルフ、インナースキー。
そして更には、日々の生活におけるストレスとの戦いにも使える!
というのがこの、インナーゲームオブストレス。

「ストレスがない人なんていない、
パフォーマンスを得るにはストレスが必要だ」
という考え方もある。しかし、この本では

「ストレスは百害あって一利なし」

としている。
ストレスに対する人間の反応はいまだ動物的なものだから、
仕事のストレスに対しては的外れな対応なのだ。

それでは、どうやってストレスに対処するか。
いろいろな考え方、ツールが紹介されている。

ストレスと戦ったり、逆に管理しようとしても、うまくいきません。
もっと知的で積極的なゴールを設定しなければなりません。
それは「あなたが本当にしたいことに焦点を当てる」ということです。
  • 4つのR
    rest(休息)、relaxation(リラックス)、
    recreation(レクリエーション)、reflection(熟慮)
この4つの要素は単に「あればいい」というレベルのものではなく、
「絶対的に人生と健康に不可欠なもの」なのですが、
多くの人は、最初はそのことを理解するのに手こずるものです。
  • ACTトライアングル
    現実をあるがままに認識(Awareness)し、自ら行動を選択(Choise)し、
    自分自身のリソース(セルフ2のリソース)を信頼(Trust)する。
  • STOP
    step back 一歩下がって距離を置く
    think 考える
    organize your thoughts 考えを整理する
    proceed 前進する
  • PLEトライアングル
    Performance 成績
    Learning 習得
    Enjoyment 喜び
あなたは、起きてもいない不幸への恐怖によって
人生の楽しみを台なしにしてしまったりしていませんか?

ストレスは自分(セルフ1)が作っていて、
それは変えられるということを知るだけでも、
良い影響があるのではないかと感じた。
オススメ度は★4つ。良い本でした。

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感想メモ:不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 756
  • 発売日: 2008/01/18

★★★☆☆

覇気がない。助け合いがない。みんな楽しくなさそう。
多くの職場が当てはまることだとは思う。
それでも、読んでいて思い当たることが多く、心が痛かった。

そして、この問題の最大の不幸は、
子供たちの未来に与える影響です。
大人が楽しく働いていない姿を見て育った子供が、
どうして職を持つことに夢を持てるでしょうか。

それはそうなのだろう。
だけど、一体どうすればいいんだろう?

グーグルやサイバーエージェントヨリタ歯科クリニックといった、
協力し合える風土作りの工夫をしている会社の
例を引きながら、どうすれば協力し合える
「機嫌が良い職場」を作れるのかについて書かれている。

組織は人が多い。
組織風土というのは長年をかけて培われたもので、
多くの人によって育まれてきた根が深いものだ。
トップダウンで、変えるぞ!という気合いを持って
取り組まないと変わらないんだろうな〜。
などと思いながら読んだら、暗い気持ちになってきた。

問題点をきちんと指摘して、その対策も書かれている。
問題は、思い当たることが多すぎるということ。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:裸でも生きる2

裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,400
  • 発売日: 2009/10/01

★★★★☆

マザーハウスの創業者山口絵里子さんの
裸でも生きる」の続編。

前回は、バングラデシュでのバッグの生産に至るまでが書かれていた。
日本では想像もつかないような、様々な問題を乗り越えて、
やっと生産に至っていた。その後も問題は起こるのだが・・・

今回はお隣のネパールでの”闘い”を描いている。
本当に、まさに闘い。

いやー、本当にすごい。本には「私は普通」と書かれているが、
「わが家の常識世間の非常識」であって、全く普通じゃないです。

山口さんは、なぜこんな思いをしても進んでいけるのだろうか?

人間、最初から自分に与えられた使命、そして、
自らが突き動かされる使命を持って生まれてくるわけではない。
人生とは、私はまさにその使命を探すための長い道のりなんじゃないかと思う。

そのためにも、それを探す姿勢は常に持ち続けていたいものだ。

0から1を立ち上げるには、強い信念が必要であると同時に、
それを継続するには、一種の自分自身へのマインドマネージメントが
必要だと思う。必ずうまくいくんだ、とひたすらイメージする。

というところからも、起業家の社長さん、の中でも山口さんは
特になのだろうが、の大変さが伝わってくる。

こちらで山口さんのインタビューが見られる。
社長テレビ・メディア:社長チャンネル:山口 絵理子:株式会社マザーハウス
この人のどこに、こんなエネルギーが潜んでいるのか。
カップヌードルをぶっつぶせ!にある通り、創業者というのは異能の人なのかもしれない。

オススメ度は★4つです。
姿勢を正さずにはいられません。

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感想メモ:ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。
ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。
  • 発売元: ヴォイス
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 1999/10/01

★★★★★

仕事は楽しい方がいいに違いない。
残念ながら、仕事はつらい、つまらない、大変なもの。
でも世の中そういうもんだろう?という価値観が一般的。

しかし、仕事が好きで楽しくて、いくらやっても疲れない!
もっとやりたい!という方が、よっぽど成果も付いてくるだろう。
でも、そんなの可能なのかしら?

可能だ、というのが本書の主張。

その人が「ワクワクする」ことすべてを大事にする。
やりたくないことをするのがストレスの原因なので、
極力やらないように努力する。
すべてのワクワクを同時に追求し、分かち合う。
すると仕事とお金はあとから付いてくる。

一見そんなにうまくいくもんですかね?と思ってしまうが、
実例も多く挙げられているので、この生き方でうまく行く人が
多いというのも事実であるようだ。

うまくいくもんか、そんなに世の中甘くない、と思ってしまうのは、
「努力→苦労→報われる」という価値観が
染みついてしまっている証拠なのかもしれない。

人生がアンバランスでマイナス因子がたくさんあると、
思考が混乱して最良の選択が出来なくなります。

なるべくプラス因子で周りを囲むということ。
ここ数年、「混乱」というものがどういうものなのか
わかるようになってきた。全然うれしくないが。

自分のワクワクに気づき、それを充分に生活の中で生かしきり、
最終的にはそれを使って社会や人生に貢献すること。
それがこの世に生を受けた、あなたの存在意義なのです。

どうやらこのワクワクを見つけるところがキーであるようだ。

無理矢理にヤル気を出す必要があるのは、
したくないことをしなければならないときだけです。

ストレスの最大の原因は、やることが多すぎることではありません。
やりたくないことをやることがストレスの本当の原因です。

確かに・・・その通り。

数多くあるワクワクが何かを見つけます。
つぎにそれをすべて同時に生活に取り入れ実行します。
それぞれのワクワクに同じ量の情熱を注ぎます。
目標ではなく、方向を定めて、小さな一歩を踏み出します。

何も、毎週何時間もかけてしなくてはいけないということではない。
運動が好きな人は、近くを散歩するだけでもよし。
そうした小さな一歩が大事なのだという。

  1. 人生のあらゆる面において自分が持つワクワクの「すべて」を見つける。
  2. 発見したワクワクは、ひとつ残らず「すべて」、現在の生活に生かす。
  3. 自分がワクワクすることを自分自身や人のために無条件に使う。

人生をワクワクしながら暮らすようになれば、
当人やその周りの人もきっと楽しく幸せになる気がする。
少しずつでもいいから、ワクワクすることを
生活に取り入れてみようと思います。

人生を変える力を持った本だと感じた。
とても心に響いたので、★5つ!

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。
ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。
  • 発売元: ヴォイス
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 1999/10/01

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