- 反対尋問の手法に学ぶ 嘘を見破る質問力
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- 発売元: 日本実業出版社
- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2008/06/19
★★★★☆
弁護士として数多く法廷で証言をする証人を見てきた著者による、嘘をつく人への対処法を説明する本。法廷という特別なシチュエーションで培われた考察だが、普通の状況でつく嘘にも当てはまるだろう。
おもしろいと思ったのは以下の点。
- 嘘には、記憶違いや思い込みによるものと、意図的に作られているものがあるが、記憶違いは結構多いこと。人の記憶は影響を受けやすく、かなりあやふや
- 記憶違いの場合は「嘘つき」呼ばわりは危険。共同作業で一緒に思い出してもらう
- 意図的に嘘をついている人は、聞かれてもいないことを話しがち
- ストーリーは理路整然としていても、実体験ではないのでディテールを聞かれると詰まる
- ・女性は男性よりも嘘がうまく、嘘をつくときでも目が泳がず目を見据えることができる
実際に明日から書かれていたことを使うかと言われると難しいが、知っていておもしろい内容だった。サラッと読むとよいと思う。★4つ。
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