「社会人になるにあたって、知っておいた方が良いこと」
はいろいろあるものだ。
仕事を始めると、学生の頃と比べて自由時間が格段に減る。
体当たりで学ぶのも新人らしくて良いのだが、
人生は時間でできているのだから、何よりも大事。
どちらも、本から学べることは多い。
社会人に生活も10年を超え、今思えば
「これをもっと早く知っていたら….」
と思われる本を、厳選して10冊ピックアップしてみた。
こういうことを教えてくれる先輩がいるといいのだが、
そういう先輩がいる確率は、それほど高くないみたいなので。
ちなみに、これ系の記事としては
新社会人が読んどけと思う本のリスト – I 慣性という名の惰性 I
が有名。あ、もうかなり前になるなぁ…
で、ワタシ版ということになるのだけど、
やはり好き嫌いはあるもの。かなり違うもんですなと。
資料作成/論理思考はこれが基本
1.
→感想メモ:考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
資料作成はこれだけでOKでしょう。
厚い本なので、実際に資料を作るときに参考にして、
何回でも読もう。机に置いておくといいですね。
ロジカルシンキングとかは、
大体これが種本ですな。
アイデア出し、企画、まとめ、なんでも使える万能ツール マインドマップ
2.
- ザ・マインドマップ
-
- 発売元: ダイヤモンド社
- 価格: ¥ 2,310
- 発売日: 2005/11/03
→感想メモ:ザ・マインドマップ
思考を促進するツール、だろうか。
とりあえず読んでみて、試しに色々と
描いてみるとよいでしょう。
ルールがいくつかありますが、あまり硬く
考え過ぎない方が良いと思います。
情報の構造の視覚化という意味では、
ゆるいピラミッドルールと
言えるかもしれないですな。
マインドマップ、受験勉強のときに知っていたら、
かなり効率化が上がったんじゃないかなと思うんですよね。
資格試験を受けるときとかにも、お役立ちなはず。
見る人のことを考えたプレゼンを学ぶ2冊
3.
→感想メモ:マッキンゼー流図解の技術
4.
→感想メモ:プレゼンテーション Zen
理系なら(本当はそれ以外の人も)、
適切なグラフを用いた、プレゼン資料を作ろう。
時系列を示すなら折れ線、
割合を示すならパイチャート、など。
プレゼンテーションZENは、
印象的なカッコいいプレゼンを学べる。
MITメディアラボ石井教授のプレゼンは、
まさにこの本の手法だと思います。
→MIT教授 石井裕氏による基調講演
情報詰め込みすぎの、字が小さいスライドは、
ラリホーでしかない。いや、ラリホーマか。
(どっちでもいい)
他人とうまく付き合うために読んでおくべき2冊
4.
→感想メモ:影響力の武器
5.
→感想メモ:自分の小さな「箱」から脱出する方法
共に鉄板。それも、とても硬い。
「影響力の武器」の6つのパターンは、
ぜひとも知っておくべき。
仕事、プライベート、あらゆる人間関係で
活用する機会があるはず。
つまるところ、仕事は一人ではできない。
頭のキレも確かに大事だが、
仕事をする上で最も大事なのは、実は人間性。
「箱」は人間力を高める本。
余裕があれば、
「報酬主義をこえて」
も加えたい。
人生・価値観を変える2冊
6.
- 君と会えたから・・・
-
- 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 価格: ¥ 1,428
- 発売日: 2006/07/10
→感想メモ:君と会えたから・・・
7.
→感想メモ:上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
喜多川泰さんの本を読んだことがない人は、
ぜひ読んでみることをオススメします。
まずはこの2冊をどうぞ。
脳の仕組みを理解し、習慣化を助けてくれる2冊
8.
→感想メモ:脳が教える! 1つの習慣
9.
→感想メモ:ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則
人間は感情があるけれども、動物でもある。
脳の仕組みを知っておくことは、
自分をうまく操縦するための必修科目、と思う。
「3:1の法則」は、いわゆるプラス思考について、
スピリチュアルな根性論ではなく、
学問的に研究した結果が書かれている。
自分の感情をコントロールするやり方も書かれている。
「人生を好転させる「新・陽転思考」」もオススメ。
あと1冊かー。じゃあこれかな。
10.
- ウケる技術
-
- 発売元: オーエス出版社
- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2003/07/19
→感想メモ:ウケる技術
キラリと光る発言ができるようになりたいものです。
勢いが大事ですよ。
あ。数え直してみたら、11冊ある!
ヒィー!!
あ。4が二つある。
と厳選されたオススメの本たちを紹介してきた。
しかし、何よりも大事なことがあって。
それは「行動すること」。
前もって脳内シミュレーションもするのも大事だが、
仕事は、感情もパラメータとして入るので、
シミュレーション通りにいかないことが多いはず。
ものすごい天才なら話は別だが、
凡人はtry and errorを繰り返しすことが、
何よりも大事。
この文章を読んで、そうかなと思うだけでなく、
試しに1冊でも読んでみる。
そして、自分で判断する。
その繰り返しが経験値を高め、
レベルアップにつながるのでしょう。
というわけで、本館の方に書いたエントリーの焼き直しなのだが、
本の話なのだから、こちらの別館にまとめた方がよかろうということで、
ちょっと直して再アップ。
この激動の時代に社会人を迎える皆さん、
がんばってください。
何かの助けになれば幸いでござる。
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