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感想メモ:「老けない体」は股関節で決まる!

★★★☆☆

足腰の強さは健康のバロメーター。
足腰の健康を保つ上では、股関節がとても大事。
そのためには、きちんとした歩き方で、
股関節を使って歩くこと。

まとめるとこのような感じ。
まったくその通り。

筋肉の一つ一つを説明するといった専門的な内容ではなく、
一般の人を前提としているので、
体についての知識がない人でも安心して読める本。

逆に、もっと詳しい情報を知りたい人にとっては
多少物足りないかもしれない。

歩き方と共に見逃せないのは姿勢。
自分の体を守れるのは自分だけ。
いたわってあげましょう。
オススメ度は★3つです。


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感想メモ:頭を5cmずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る!

★★★★☆

タイトルに惹かれて読んでみた。
もっともだ、というのが読んでみた感想。

「姿勢が悪い」といってまず思いつくのは、猫背の姿勢。
しかし実は、椅子にふんぞり返って座っている姿勢も、
背骨を垂直にすれば、同じ頭が出ている姿勢になる。
猫背もふんぞり返っているのも、実は同じ崩れた姿勢なのだ。

頭の移動5〜15cm、背中の前傾10〜30度
わずかな数字に見えるが、この程度で体のバランスは崩れ、
その結果肩こりや腰痛につながってしまうのだ。

それは、以下のような流れ。

1 多くの場合、頭の位置から姿勢は崩れる。
2 頭の位置変化から、背中が丸まって頭突き出し姿勢になり、
首から肩が硬化する
3 頭突き出し姿勢を補正するため、体全体の姿勢は崩れる

以下、おもしろかった部分。

実は、後頭部のつけねの筋肉の間には太い神経がとおっています。

後頭部のつけねの筋肉が緊張すると、この大後頭神経が刺激され、
その結果、後頭部から頭頂部にかけて頭痛がおきると考えられます。
モデルにおける「正しい」姿勢→衣装などをより美しく見せる姿勢
ダンサーにおける「正しい」姿勢→表現したい演技などが寄り際立つ姿勢
仕事における「正しい」姿勢→楽に仕事が続けられる姿勢

数分でできる姿勢矯正エクササイズも紹介されているので、
興味がある人は試してみると良いと思う。

オススメ度は★4つです。
個人的には、足や腰の歪みから頭の位置がずれる、
という流れもあるのだと思います。


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感想メモ:「ふくらはぎをもむ」と超健康になる

★★★☆☆

これまで2万人以上の脚を触ってきた、
カイロプラクターの大谷さん。
「ふくらはぎを触るとその人がわかる」
とのこと。すごい。

多くの人のふくらはぎを触っているうちに、
「心理的な問題があると、ふくらはぎの
奥の方のしこりが取れない」
ということに気付いたという。

逆に、
「心理的な問題が晴れると、
ふくらはぎのしこりも取れる」

そうだ。奥が深い。

ふくらはぎの筋肉の筋肉は、
足に下がった血を上半身に戻す、
循環ポンプの役割がある。

循環ポンプの性能が悪ければ、
疲労の回復にも影響が及ぶだろうから、
確かにふくらはぎは、きちんとケアしておきたい部分だ。

ただ、一般人は

  • ケアのやり方がわからなかったらどうしようもない
  • 手軽できることでないと続かない

ので、全部やろうとはせず、
まずは一つだけでもやってみよう。

オススメ度は★3つです。
とりあえずお風呂で揉んでみよう。


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感想メモ:体が硬い人のためのヨガ

★★★★☆

ヨガの先生というと、
体がグニャグニャにやわらかくて、
謎のポーズを涼しい顔して決める、
みたいなイメージがあるのではなかろうか。

しかし、著者は
「私の体も、ほとんど変わらず硬いままです」
と書いている。
それを額面通り受け取るのもためらわれるが。

体が柔らかければいいってものではない。
逆に、柔らかくならないからといって焦らず、
体との対話を積み重ねていくことが大事

というメッセージだと受け取った。

1章がイメージや呼吸を使うなど、
ヨガを行う上でのコツ。
2章がイラストでのヨガのポーズの紹介。
3章4章が、動きのコツと瞑想について。

どこからどうみても女性向けの本だが、
私のようにストレッチマニアの人は、
色々な気付きがあるでしょう。
オススメ度は★4つです。
勉強になりました。


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感想メモ:体が硬い人でも無理なく伸びる!症状別パートナーストレッチ

★★★☆☆

「体が硬い人でも無理なく伸びる!」
というフレーズに惹かれて読んだ本。

ポイントは以下の部分であるようだ。

  • 10〜20秒キープする
  • どの筋肉が伸びているか意識する
  • 左右交互に行う

残念ながら、ちょっと納得できない。
というのも、私の長年の経験から培ったノウハウで、
実際に自分の体が柔らかくなっているからだ。

一方、表紙からわかるように、
モデルのお姉さんたちのプロフェッショナルな笑顔が
本を通して繰り広げられている。
総合評価としてのオススメ度は★3つです。


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感想メモ:副交感神経アップで健康になれる!

★★★★★

緊張時に働くのが交感神経
リラックス時に働くのが副交感神経

この交感神経と副交感神経のバランスが
崩れてしまうのが、自律神経失調症
日本人に多いのは、交感神経が強く、
副交感神経が弱すぎるケース。

とはいえ、
「ライフスタイルをあらためろ」
と言われても簡単ではないし、
「もっとテキトーな性格になれ」
と言われてももっと難しい。

しかしこの本は、
「首の筋肉の緊張、つまり首のこり
が自律神経のバランスの崩れの
原因であるケースが多い」

と説く。

首には、骨、筋肉や様々な神経が通っている。
首のこりによって神経が圧迫されると、
自律神経の乱れやうつ状態などの症状をも
引き起こすというのだ!

首のこりに何よりもよくないのが、
PCやデジタルデバイスを使った、
うつむいた姿勢。

確かに、一日の中で、見上げる時間って
何秒あるだろう…

めまい、微熱、自律神経失調(胃腸の乱れ、吐き気、
不眠、肩こり、風邪…)などの症状に当てはまる人に、
強くオススメします。
少なくとも30分に一回は首を休めましょう。

こちらにチェックシートがありますので、
どれくらい当てはまるか、試してみるのどうでしょう。
問診表

同じ著者の「首を治せば病気が消える」と合わせ、
PC社会の現代人必読かもしれません。
ということで、オススメ度は★5つです!


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感想メモ:首を治せば病気が消える

松井 孝嘉
ワニブックス 2007-03
¥ 1,365

★★★★★

自律神経失調症、うつ病など、
心の病気とされているものは、
完治が難しいとされている。

知人にも例はあるし、
そうなのだろうな、と思っていた。

しかし、もしこれらの原因が
「首の凝り」
であるのだとしたら、首を治すことで、
症状も完治させることができる…

「頸性神経筋症候群」
というのがその病名。

何より、今まで有効な打ち手が少なかったことに対し、
明るい可能性が示されているのだ。
事例も豊富だ。これはすごい話だ。

IT系にうつや自律神経失調が多く見られるのも、
ずっとPCを使ったうつむいた姿勢で
首に負担がかかりやすいということで説明がつく。

うつむいた姿勢は、
まっすぐな状態よりも、通常の三倍、
首に負担がかかる(p54)

画面に集中して姿勢を崩す、
点ではゲームも同じだ。

私は、「ゲーム脳」ではなく、
「ゲーム首」という言葉を
提唱したいと思います。(p55)

ゲームで脳が変わる、とかではなく、
首に悪い、という話であれば納得がいく。

他にも、頚性神経筋症候群であるのに、
慢性疲労症候群、繊維筋痛症などと
誤診されているケースもあるようだ。

「頸性神経筋症候群」
おそらくこれから知名度が上がっていきそう。
覚えておこう。

重要な知識を新たに得ることができました。
オススメ度は★5つです!

松井 孝嘉
ワニブックス 2007-03
¥ 1,365


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感想メモ:自己コントロール―能力開発の心理学

★★★☆☆

自分の体を自分でコントロールできる。

そういうスキルを身につけることで、
様々な場面に対処できる自信を持つことができる。
スポーツ選手が本番での緊張に対処するという方向もあれば、
日常生活のストレスに対処するという方向もある。

つまり、体のコントロールを通して、
自分の心をコントロールできる

というのが「自己コントロール」ということなのだろう。

こういった自己コントロールのテクニックは、
ひとりでも訓練が可能なのだそうだ。
この本では、その自己コントロールの手法として、
・リラクセイション
・メディテーション
・イメージコントロール
を自己訓練で身につける方法が書かれている。

確かにこの本に書かれた通りきちんとやれば、
ある程度身につけることはできるのだろう。
ただ、やはり「これでいいのかな?」という疑問はぬぐえないし、
一人でやっていると、毎日時間を取って訓練する、
というのはハードルが高かったりする。

つまるところ、
「おもしろそうだからちょっとやってみようかな」
程度の興味だと難しいのかも。

オススメ度は★3つです。
私はたどり着けていませんが、
きちんと実行できれば、とても有用なことが
書いてあるような気がします。


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感想メモ:動作のこころ

成瀬 悟策
誠信書房 2007-02-09
¥ 2,940

★★★★☆

「動作法」を提唱した成瀬悟策氏による、
「動作法」の集大成というおもむきの本。
かなり盛りだくさんがまとめられている。

この「動作法」では、
肩や腰など、身体の凝りに対して、
特徴的な捉え方をしている。

人は、無意識な習慣として、
ある動作に必要ではない余計な動作
(随伴動作)を行っている。
その積み重ねで、筋肉の緊張が
ずっと居座るようになると、
凝りとなって定着してしまうというのだ。

随伴動作→その人特有、無意識、習慣化、日常化

随伴緊張、居座り緊張→肩まわり、腰まわり、肩関節、股関節

気持ちの不調、不安定

そしてそれらの緊張が、
心の不調という形としても現れるという。

そのからだの持ち主である主体が
肩周りに力を入れ、筋の緊張状態をつくり、
それが習慣化・恒常化して、
しかも動かさないままでいるため、
その部位の感受性が低下し、
自分で操作する感じも
分かりにくくなってしまった
というのが、その本質的な原因である。
だが、そうした動作の偏りは、
当人が自分で造り出したものだけに、
彼自身でそれを変化させる
ということはきわめて難しい。
心理臨床的な問題があれば、
それは<必ず>動作に現れる…
何らかの問題があれば、それを
からだのどこへどんな形で表現するかは、
その人その人によって個別特定的である。

この動作法のおもしろいところは、
「自分で自分をゆるめる」
という意識を持てるようになると、
精神的にも前向きになるという変化が
起きるということだ。

事あるごとに肩の緊張へ逃げ込むことで
事態を処理するような生き方を棄て、
リラックスして自由な動きと気持ちで
生活の場へ真正面から対面して
事を処理しようとするような活動へと、
生活場面および自体に対する主体の対応の仕方を
変化させるのを目的として援助したのである。

身体や健康について興味がある人なら★4つ。
興味深かったです。ありがとうございます!

成瀬 悟策
誠信書房 2007-02-09
¥ 2,940


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感想メモ:安保徹の病気を治せる医学

★★★★☆

健康は、失って初めてありがたみがわかるもの。
とは言っても失ってからわかったのでは遅い。
ということで、健康の知識は頭に入れておきましょう。

基本的な主張は、安保氏の他の著作と同じ。
交感神経、副交感神経の自律神経系が、
免疫系をも司っているということ。
(参考:体温免疫力―安保徹の新理論!
「やめてみる」だけで 病気は自分で治せる

以下、メモの抜粋です。

アメリカ人は副交感神経優位体質、
日本人は交感神経優位体質
低体温は万病のもと
頭痛がするのはストレスからの解放により
血流が戻ったせい。
痛み止めで止めれば同じことの繰り返しです。
原因を除かなくてはなりません。

安保氏の著作の中では専門的な話が多い部類。
一冊目は入門書的な方がよいかと思います。
オススメ度は★4つです。


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