「幸せ」タグアーカイブ

感想メモ:この世で一番の奇跡

この世で一番の奇跡 (PHP文庫)
この世で一番の奇跡 (PHP文庫)
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2003/03

★★★★☆

物語形式で語られる「地上最強の商人」のダイジェスト版

 「地上最強の商人」「十二番目の天使」のオグ・マンティーノ氏の著作。
1970年代半ばの本で、世界で700万部以上売られたベストセラー。
それだけ前の本でありながら、その内容は決して古びていない。
それは、いかにして自分を成功と幸福に導くか、
という普遍的な内容だからだろう。

 根本に流れるメッセージは、「地上最強の商人」と重なる部分が多い。
本書は、「商人」の内容を、物語形式でわかりやすくし、
内容も圧縮したダイジェスト版という印象だ。
本書の「神の覚え書き」も、「商人」の「巻き物」を凝縮した感じ。

 ただ、「商人」は非常に高額な本である(1万円程度)ため、
文庫でも手に入る本書の方がより多くの反響を集めたのは
当然かもしれない。

 しかし両方読んだ私としては、「商人」の方がきめ細やかに、
潜在意識を含め自分を変える方法が書かれていると感じた。
期間で比べるのもなんだが、本書は100日間、「商人」は10ヶ月かけて
自分の考え方を変えるプログラムが紹介されている。

以下、メモした部分。

  • 今、彼は幸福で満たされています……裕福ではありませんよ、幸せなだけです。
  • わしらのほとんどは自分自身を閉じこめる監獄を作るのです。
    一定の期間、その中に住んでいると、その監獄の壁に慣れてしまい、
    人生とはこんなものだという偽りの前提を受け入れるようになるのです。
    そういう信念にとらわれるやいなや、人生をなんとかしようとか、
    夢を実現しようという希望を捨ててしまいます。

 良い本だが、「商人」の方が受けた影響が大きい。
こちらを読んで興味を持った人は、「商人」もオススメしたい。
「商人」は「本のソムリエ」さんも激賞している。

 ということで、★4つ。
ちなみに本書は「上京物語」の巻末で読むべき本として紹介されている。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則
「原因」と「結果」の法則
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2003/04

★★★★☆

成功本の古典

 「7つの習慣」のスティーブン・コビー、ナポレオン・ヒル、
その他数々の自己啓発本の名著が本書に影響を受けていると言う。

 主張としては、「原因」としての「思い」こそが、
「結果」としての「人生」を作り上げている、というもの。
つまり「人生は自分の考え方次第」ということだ。

 その他の部分については、こちらの記事が大変参考になる。
http://www.shiawasehp.net/diary/200701/01.html

 本としてのボリュームも少なめで、サラッと読める。
その分印象が薄くなりがちなので、繰り返し読むと良い。
こういった分野に興味があるなら、目を通しておくべき本。★4つ。
ちなみに続編が何冊かあるらしい。知らなかった。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:「気分」の力で人生うまくいく!

「気分」の力で人生うまくいく!
「気分」の力で人生うまくいく!
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2005/09/22

★★★★☆

 「人は心が望んでいるものを引き寄せている」という「引きつける法則」を元に、
心を前向きな状態(「バルブが開いた」状態≒積極的な心≒「箱」から出た状態≒ブラス思考)
にする/保つための考え方を、ステップを追って説明している。

  1. 望んでいないことをはっきりさせる
  2. 望んでいることをはっきりさせる
  3. 望みを感じられる状態にする
  4. あとは待つだけ!

 望んでいるようで「望んでいないこと」に焦点をあてている、
というケースもある。例えば
「風邪を引かないようにしよう」→風邪を引くことをイメージ
「健康になろう」→健康でないことをイメージ
「お金が欲しい」→お金がないことをイメージ
というように。

 「考えると暗くなる」望みではなく、「考えるとワクワクする」望みを、
1日5分でもいいから考えるようにすると、気分良く過ごせるし、
良い出来事を引きつけることができる、とのこと。

 「自分が何を望んでいるかを感じられる状態にする」
「ワクワクすることを考える時間を長くする」
という点が心に残った。

 「心の状態がその人の人生を左右する」ということは、
時代や国を超えて語られていることである。
それだけ多くの人によって確かめられていることなのだろう。
★4つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気

10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気
10人の法則 ―感謝と恩返しと少しの勇気
  • 発売元: 現代書林
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/11/05

★★★★★

感謝の力

 大きくくくれば「どうすれば成功できるか」について語っている本。
しかしそれだけではなく、心の持ち方や人との接し方についてもヒントを与えてくれる本。

 タイトルになっている10人の法則とは「10人の大切な人に感謝を伝え恩返しをする」という、
一見簡単に見えるものである。しかしその裏には以下のような意味がある。

  • 感謝の力:感謝は喜びを、喜びは感謝を呼ぶ
  • 返報性:他人にすることが自分に返ってくる
  • モチベーションは報酬系(喜び→ドーパミン)と防衛系(恐怖)

 また発展形として、他にも10人の法則がある。

  • こうなりたいと思う人10人と付き合う
  • 悩みの解決には10人の異業種と付き合う
  • 自分の枠を広げるには10人の異性と付きあう(独身限定)
  • 肯定的になるには毎日5人を喜ばせる

 繰り返し強調されているのは、感謝と喜びを持つことの重要性である。
そして、著者は北京で金を取ったオリンピックソフトボール代表、
甲子園で優勝した駒大苫小牧の指導をしたという実績もあり、言葉の重みも増す。

 また読み返したいと思った。★5つ。オススメ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:幸せな宝地図であなたの夢がかなう

幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる
幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる
  • 発売元: ゴマブックス
  • 発売日: 2003/05/17

★★★★☆

夢を持とう。

 自分の夢をイメージできる写真を貼って作る宝地図。
文字ではなく、画像で訴えかけてくることで夢の実現が潜在意識に刷り込まれ、
不思議と夢が叶っていくという。
夢を叶える宝地図 – 叶う夢だから心に宿る

 基本的に、人は自分が想像できる範囲でしか生きることができない。
それ以上の状態を考えたことがなければ、実現することもない。
もしチャンスがあったとしても、自分で自分にリミッターをかけてしまい
モノにすることができない。
これが「10人の法則」で「なりたい10人を友達に持て」と言っている理由だろう。
人は、自分を周りに合わせてしまうものなのだ。

 しかし夢を持つのは自由である。
そして、イメージを活用することで潜在意識に訴えかけ、
脳をその夢のきっかけを探すアンテナとする。

 そんなうまくいくか、と疑うのも当然自由である。
しかしほぼノーリスクで始めることができるのだから、試さない理由もない。
やってみようかな、と思える楽しい本だった。★4つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:お金持ち脳になる10の習慣

★★★☆☆

体験を元にしたフィクションで語る人生の知恵

 クルージングが趣味の著者が、自らの体験を元にしたフィクションを通じて、
仕事やお金についての考え方や、生き方方を好転させる10の習慣について記している本。

 10の習慣全ては書かないが、大きなメッセージは
「お金のために働くのではなく、ワクワクすることのために働きなさい」
ということだと受け取った。

 その「ワクワクすること」=「内的な意欲を持てる」かを、
お金ではなく「他人のために時間を持てるか」で考えなさい、
ということなのだと。

 私がまだ青いせいか、今一つ実感を伴って頭に入ってこなかった。
それはフィクションということで、現実ではないと感じているからなのだろうか。★3つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:大好きなことをしてお金持ちになる

大好きなことをしてお金持ちになる ― あなたの才能をお金に変える6つのステップ
大好きなことをしてお金持ちになる ― あなたの才能をお金に変える6つのステップ
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2003/02/22

★★★★★

そうなれたらとても幸せだろう

 誰しも、なれるものなら「お金持ち」になりたいだろう。
何も、好き好んで何十年ものローンを抱えて働いているわけではない。
ただ、それが普通で、それ以外の道を自分が歩める可能性があると思わないだけである。

 しかし「可能性がない」というのは本当なのだろうか?
この本は、お金持ちになるための仕組みと進むべきステップを
丁寧に説明することで、その思い込みを壊してくれる。
そして、その方法として最も現実的なのが、夢中になれるほど好きで
かつ得意なことをすることだ、ということである。

 残念ながら、この本を読んですぐさま成功し、
お金持ちになることができるというほど世の中甘くはないだろう。
しかし可能性がないと思い込んでいれば、その時可能性がゼロになる。
ゼロではないと思えるようになれるのであれば、そのことにはとても
意味があるように思える。

 自分の思い込みを、思い込みだと気付かされるのは楽しい。
そういう意味で、おもしろく読めた。オススメの★5つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:「夢」が「現実」に変わる言葉

「夢」が「現実」に変わる言葉
「夢」が「現実」に変わる言葉
  • 発売元: 三笠書房
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2008/11/18

★★★★☆

うなずかざるを得ない言葉の数々

 1ページに1フレーズ、+1か2ページで解説、という形式。
個人的には、あまりこういう形式の本は頭に残らないので
好きではないのだが、本書はなるほどと思わせる言葉が多かった。

  • できるかできないか ではなく やるかやらないか
  • 「できる」か「できないか」で考えると、結論は「できない」になる
  • 「やる」と決めたら「どうしたらできるか」だけ考える
  • とことんやるだけで、勝手に自分らしくなる
  • いかなる失敗も、人生の中では糧にしかならない
  • 「できなかった後悔」より、「やらなかった後悔」の方がつらい
  • 競争は、他人とするものではなく、「昨日の自分」とするもの
  • あきらめない限り、人生に失敗はない
  • 「できない理由」解決すれば「できる理由」
  • 万策尽きたとき「あきらめない」という名案がある
  • やりたいことほど、疲れない
  • どんなときでも、手法は百万通りある
  • 習慣になるまでを楽しむ
  • 本気になるほど本物になる
  • 自分が苦しんだことが誰かの役に立つ
  • 偶然は努力の結果
  • 話すことばを変えると、人生が変わる

 福島氏が他の本でも述べていることだが、
「あきらめるのは自分」
「あきらめなければ成功してしまう」
という言葉は心に強く残った。

 最後の「話すことばを変えると、人生が変わる」というのは、
考え方の習慣が変わるということで、確かに人生が変わりそうだ。
口ぐせをきっかけにするのは、自己暗示的にもなるだろう。
斎藤一人氏の「ツイてる」も同じ考え方か。

 かなりすばやく読める本だが、同時に印象にも残った。★4つ。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2009/02/18

★★★★★

久しぶりに心から「すばらしい」と言える本に出会った

 タイトルからは「誰かが上京してきて生活する中で、
うれしかったり悲しかったりする物語」みたいな感じかと思って油断してた。
良い方に裏切ってくれた、とても良い本だった。

設定は以下の通り。

 大学生活を送るため、実家を出て新幹線で上京する息子。
その手には、父親から贈られた1冊の本のような手紙。
漠然とした「成功」を夢見て胸を膨らませる息子に父親が贈る言葉。

 これ以上はもったいないので書かない。
大まかな内容は上のようなものなので、少しでも興味を持った人は、
だまされたと思って読むべし。

Σ(゚Д゚)だまされた!

 この息子に近い境遇の人だけでなく、
働いている20代、30代の人にもオススメ。

私には★5個じゃ足りない。何回も読む。

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

感想メモ:「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣
「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/09/24

★★★★★

 本のソムリエさんで★5つだったのでチェック。
「「福」に憑かれた男」喜多川 泰 – 【本ナビ】 一日一冊読書感想集

 ジャンルを言葉にすれば「ストーリー形式の自己啓発本」となるのだろうが、そう堅苦しいことではなく「ストーリーも楽しめる上に、身になる本」と考えるのがよいだろう。読んでいて、考えさせられる部分が多かった。

 例えば

  • 幸せとは、何かを手に入れたり達成したりすることではなく、心の状態
  • 状況とは自ら工夫して作っていくものであり、幸せや成功とはその工夫を楽しんでいるときに「感じる」もの
  • 自分の人生を何に使おうとしているのか考えることは、本当に重要なこと。成功はその手段や結果

など。3つの習慣「人知れずいいことをする」「他人の成功を心から祝福する」「どんな人に対しても愛を持って接する」も含蓄があるが、ストーリーとは少し離れている印象。

 以下ちょっとネタバレ。イヤな人はここで読むのはやめてください。

*****

 このお話は、ある程度実話に基づいていて、出てくる書店にはモデルがあり、それはこの本の直前に読んだ「本調子」の著者の書店「読書のススメ」であった。別々のソースから探してきた2冊なのに、なんという偶然。

 ということで、印象深い本だった。★5つ。

関連エントリー


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru