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感想メモ:となりの億万長者

となりの億万長者―成功を生む7つの法則
となりの億万長者―成功を生む7つの法則
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 2,100
  • 発売日: 1997/09

★★★★☆

億万長者ってどういう人たちなんだろう?
という疑問に答える、億万長者に関する調査結果。

結果から読み取れるのは、「億万長者」という言葉から
受ける印象とはかなり異なる姿。
豪華な生活をしている人は、むしろ蓄財劣等生。
無駄遣いはしない、家計簿をつける、といった
守りに優れた人が蓄財優等生なのだという。

他には、どんな共通項があるか見てみよう。

  • 倹約家。見た目質素
  • 自営業の割合が高い
  • 家計も予算を立てる
  • 出費を把握している
  • 資産運用計画立ててる
  • 優秀な会計士、税理士を選ぶ
      よい顧客を持っている、教授に推薦されている、
      会計事務所経験後独立している
  • 現金収入を抑える

当たり前だが、無駄なお金を使う人はお金がたまらないようだ。

以下の7つの法則が、内容をほぼまとめている。

  1. 彼らは、収入よりもはるかに低い支出で生活する。
  2. 彼らは、資産形成のために、時間エネルギー、金を
    効率よく配分している。
  3. 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、
    世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。
  4. 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
  5. 彼らの子供たちは、経済的に親から自立している。
  6. 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
  7. 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。

流されていてはダメだと。
結局、そういうことなんですかね。

他にも、親が経済的に援助をすると、
逆に子供をスポイルしてしまうことなど、
おもしろいデータが見られた。

大事なのは、自分で自分をコントロールする強い意志、勇気、固い決意だ。
それが人を経済的にも成功に導くということだね。

結局は、こういう結論なのだろう。
オススメ度は★4つです。

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感想メモ:楽に楽しく生きる

楽に楽しく生きる 小林正観 著(弘園社)

★★★★☆

著者は小林正観氏。
何度か名前は見かけて気になっていたものの
読んだことがなかったので、初めて読んでみた。

ちょっと気になったところを挙げてみようと思ったら、
量が多くなった。

  • 相手を変える必要なんかどこにもない。その人を認めて、
    自分が<気にならない人>になったら、それで”終わり”です。

イヤな人とぶつかってしまった場合、
相手を変えられないと悩むことがある。
でも相手は変わらないし変える必要もない、
という考え方。

  • 過去、どう生きてきたか。その結果として、今のあなたがここにいる。
  • きそわない・くらべない・あらそわない

これらも含蓄深い。

  • 100%美しい心でやっていこうと考えなくてもいいですから、
    「究極の損得勘定ができる人、究極に欲深い人になってください」
  • どんなに下心があって、野心があったとしても、
    実際にそれをやった人を<実践者>と言います

ここがおもしろいところだと思う。
損得勘定があっていい、実践することの方が大事だと。
内面の美しさは第一目標ではないという考え方。

  • 人はいつも<正しい>ことを受け入れるのではなくて、
    <温かいもの>を受け入れるのです。

同じ意見であっても、言う人によって受け入れられ方が変わるのは
誰しも理解できることだろう。

さて、我が身を振り返ってみると、
「ありがとう」
とはよく言う方だと思うが、
ほめられたときに受け入れるのが下手だと気づいた。

厚意なのだから、内容に同意するかよりも前に、
ほめてくれたことに対して
「ありがとう」
ということにしようと思う。

キーワードは以下の通り。
ありがとう、実践、損得勘定
オススメ度は★4つ。良い本でした。

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感想メモ:豊かに成功するホ・オポノポノ

豊かに成功するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換
豊かに成功するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換
  • 発売元: ソフトバンククリエイティブ
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2009/04/24

★★★☆☆

ホ・オポノポノとはハワイに伝わる伝統的な問題解決の手法。
すべては自分の責任だと考え、自分を変えることで問題解決を図る。
では、自分を変えるためにはどうすればいいのか?

ベースは、4つの言葉
「ごめんなさい」
「許してください」
「ありがとう」
「愛しています」

を唱え、潜在意識をクリーニングすることからなる。

口に出す必要もなく、順序や感情が込められているかも関係なく、
とにかく実践することが大事、と説く。

それがビジネスにどう関係あるの?と思うかもしれない。
しかし、ビジネスが人との関わりなしには成り立たず、
人間関係のあり方は、その人の潜在意識に刷り込まれた記憶が
ベースになっている。

従って、潜在意識のあり方を変えることができれば、
ビジネスの結果も自然と左右されるだろう。
それが簡単にはできないから、一般的になってはいないだけだろう。

潜在意識は今までの人生の記憶の総和でもあるので、
凝り固まっていてそう簡単にかわるものではない。
そこで、この4つの言葉をひたすら繰り返すという方法を取るのだろう。
「口にする言葉が自分を変える」という内容の本は、
以前にもいくつか紹介してきたので最後に挙げておく。

上のような内容はよくわかったのだが、そこから進んでちょっと
スピリチュアルな内容で理解しきれない部分があった。
オススメ度は★3つ。

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感想メモ:3秒でハッピーになる 名言セラピー

3秒でハッピーになる 名言セラピー
3秒でハッピーになる 名言セラピー
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2005/08/09

★★★★☆

名言というとなんだか堅い雰囲気がするが、
「いいこと言った!」ぐらいの感じの話が多く読みやすい。
なるほどな。そう思える話がいくつもあった。

共通して感じるのは、ピンチをチャンスに変える発想ができる人は
強いということ。そりゃそうだと思うだろうが、
なかなかそんな風に考えられる人はいない。
ただ、そういう人たちの考え方を学ぶことで、
少しは近づくことはできるのではないか。

以下、おもしろいと思った部分。

「その前にしあわせになってください。
しあわせであればどんな仕事をやってもうまくいきます。
まず、しあわせを感じることが先です。」

「しあわせは、なるものではなく、気づくもの」

「どうしたら、この局面を楽しめるか?」

著者はひすいこたろう氏。
ひすい氏は、話しているのを聞くとこれまた味がある。
こちらでメルマガへ登録すると、45分の音声が
無料でダウンロードできる。興味があれば。
ひすいこたろう氏 無料音声「人生に奇跡を起こすたった一つの方法」

なんとなく気が重いときに読むと心が軽くなる本。
本田健氏の「きっと、よくなる!」と似たテイストかな。
ちょっとした話のネタにもなるだろう。
オススメ度は★4つ。

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感想メモ:成功の実現

成功の実現
成功の実現
  • 発売元: 日本経営合理化協会出版局
  • 価格: ¥ 10,290
  • 発売日: 1988/09

★★★★★

東郷平八郎、ロックフェラー三世夫妻、松下幸之助、稲盛和夫など、
多くの人々が師事してきた中村天風氏。
ここでも既に何冊か紹介している。
君に成功を贈るほんとうの心の力

この本は、氏の話を1冊にまとめた集大成、といった趣の本。
10,290円という値段が目を引くが、それだけのすばらしい本だと感じた。

氏は、「心を常に積極的たらしめるべき」としている。
そしてその積極的精神は、後天的に手に入れられるそうだ。
そのためには以下の点を気をつけるとのこと。

  • 自分の心が積極的かを常にチェック
  • 他の人の消極的な言動に自分の心を同化させない
  • 同情はしても、一緒に悩んだり悲しんだりしない
     勇気づけ鼓舞することを考える
  • 取り越し苦労をしない
     自分の運命の墓穴を掘っている!
  • どんなときにでも本心良心に悖った言動はしない
     後ろめたいことはしない

同時に、以下のことにも気をつける。

  • 努めて気分を明るく朗らかに、いきいきと
  • 気分がいいときも良くないときも!
  • 言葉に気をつける
    →消極的な言葉は絶対使わない 感謝を先にする

それと、次の文章もとてもよいと思った。
最初の3行を心がけているだけでも随分違うと思う。
が、それが難しい。

今日一日
怒らず 怖れず 悲しまず
正直 親切 愉快に
力と 勇気と 信念とを持って
自己の人生に対する責務を果たし
恒に平和と愛とを失わざる
立派な人間として生きることを
厳かに誓います

なぜ人間は自分の心を自由にできないのか?
とてもおもしろいトピックだが、次の3つが原因とのこと。

  1. 潜在意識に消極的なものがたまっている
  2. 神経系統の生活機能が衰えた(神経過敏)
  3. 行き当たりばったりに生きている

日常暮らしていると否定的な言葉のシャワーを浴びてしまうので、
意識的に潜在意識をクリーニングする必要があるということ。
その方法も書かれていた。
また、心がショックを受けにくくする体の保ち方、というのも載っていた。
これは試してみたところよさそうなので、取り入れてみることにする。

ということで、図書館で借りた読んでみたのだが、
この値段にも関わらず買ってもいいと思った。
1回読むだけではなく、何度も読み直す価値がある本。
文句なし、オススメの★5つ。

成功の実現
成功の実現
  • 発売元: 日本経営合理化協会出版局
  • 価格: ¥ 10,290
  • 発売日: 1988/09

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感想メモ:きっと、よくなる!

きっと、よくなる!
きっと、よくなる!
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/01/16

★★★★☆

「ユダヤ人大富豪の教え」や「幸せな小金持ち」シリーズなどで有名な
本田健氏の本。
本田氏自身の経験談を元に、人生を生きていく上でのヒントとなるような
エッセンスを抽出しているという形。

本田氏は、二十歳のときにアメリカに渡り、
平和についての講演をして回ったという。
このことは「ユダヤ人大富豪の教え」など他の著書にも書かれていた。

若い頃から有名だったんだな、と思っていたらそうではなく、
これは新聞広告に募集記事が出ていたので、それを見て応募したのだそうだ。
普通、大学生ぐらいの歳で、「アメリカに平和について講演をする」
という募集に応募しようとするだろうか?
しかし間違いないのは、手を上げなければチャンスはやってこないということだ。
その行動力が素晴らしい。

他、気になったフレーズは以下の通り。

目の前にあることを心から楽しんでいくこと、それがひいては、
将来の自分をもっと幸せにしていきます。

「自分は、お金に制限されずに人生を生きる!」と決意することが、
少なくとも最初に精神的に自由になる第一歩です。

失敗したときの挫折感を感じないための防波堤が、言い訳なのです。

「自分の本質に合わないことは、やらない!」と決めることです。

幸せの源泉とは、それをやっているだけで幸せになれることです。
その周辺には、いろいろな仕事の可能性があるのです。

批判の本質は、その人の意見表明です。
その人がいっていることは、単にその人が感じたことで、
真実かどうかは関係ありません。

時間をつぶすという言葉がありますが、それは緩慢な自殺です。

それ以来、「自分が好きかどうか」「もっていて楽しいかどうか」という基準で
物を買うようになりました。

そして、つねに目標を追い求める躍動感を幸せと勘違いしてしまいます。
しかし、そういう生き方をしていては、いつまでたっても幸せになれません。

幸せは、日常生活の中で、ふと気付くものです。

教えてもらったのは、「どんなことでも、自ら意図的に選択してやる」ということです。

各項目間で矛盾する部分もあったりするのだが、意図的なのだろう。
軽く読めて、心に残る部分がいろいろあった。おもしろかった。★4つ。

きっと、よくなる!
きっと、よくなる!
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/01/16

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感想メモ:ユダヤ人大富豪の教え

ユダヤ人大富豪の教え
ユダヤ人大富豪の教え
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2003/06/19

★★★★★

本田健氏の初期の著作。
ペイフォワードやライフワークの視点を、
ユダヤ人大富豪から教わるレッスン形式として説明している。

他の本と重なる部分も多いのですべては紹介しないが、
共感できる部分は多かった。
メモした部分を挙げていったらとても長くなってしまった。
これはいい本の証だろう。

  1. 大多数の人間は、いまいるところでがんばれば道は開けると考えてしまう。
    そこで、無駄な戦いをやって、ボロボロになって力つきてしまうのだ。
  2. 人生で成功して金持ちになりたければ、まず、自分が魂を打ち込める何かを見つけること。
  3. 普通、人は『得意なこと』と『大好きなこと』を混同してしまう。
  4. 大好きなことに巡り合う一番の方法は、いまやっていることが何であれ、それを愛することだ。
  5. 人間性を見るためには、その人が直接、利害関係のない他人をどう扱うかを見たらすぐわかる。
  6. 思考が人生を形作り、感情が人生をコントロールしている
  7. コミュニケーションの鍵は感情だ

他にも、いろいろな原則が紹介されている。

「セールスの成功5原則」

  1. 絶対売ると決める
  2. 信頼される人柄になる
  3. イメージを描けるように話し、感情に訴える
  4. 商品・サービスに完璧な知識を持つ
  5. クロージング(契約)のテクニックを持つ

お金の5原則

  1. たくさん稼ぐ
  2. 賢く使う(節約):「必要なもの」と「ほしいもの」の違いを知る
  3. がっちり守る:Never lose money.
  4. 投資する
  5. 分かち合う

ビジネス成功5原則

  1. 好きなことを見つける
  2. そのビジネスで成功に必要なことはすべて学ぶ
  3. 小さくスタート、短期間で大きくしない
  4. 儲かるシステムをつくる
  5. 自分がいなくてもまわるシステムをつくる

なぜ、目標達成に失敗するのか

  1. すべきことを目標にしている
  2. 目標を達成するモチベーションがない
  3. 具体的なステップがない
  4. 期限がない

目標設定成功5原則

  1. ワクワクするような目標を立てる
  2. 目標は細分化し、具体的な行動ステップを考える
  3. 目標を達成したときのご褒美と、失敗したときの罰を用意する
  4. 目標が達成したところをイメージして楽しむ
  5. 行動を起こす

パートナーシップを成功させる5原則

  1. 問題があれば、できるだけその場で話をすること。その日のうちに解決すること
  2. 何かを決めるときには、二人の100%の合意で決めること
  3. お互いの存在を自分の人生での奇跡として扱い、感謝すること
  4. 自分の幸せに責任をもつこと
  5. 夫婦は運命共同体であると認識すること

自分が人生で何を大事に思っているのか。何が好きなのか。
日常に追われて生活していると、考える機会はない。
だからこそ、あらためて考えてみるのはとても良いことだと思う。
オススメ。★5つ。

ユダヤ人大富豪の教え
ユダヤ人大富豪の教え
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2003/06/19

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感想メモ:変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話

変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話
変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2004/07/28

★★★★☆

「ツイてる」で有名な、銀座日本漢方研究所(マルカン)創設者で、
高額納税者の常連、斎藤一人氏の講演「心が千分の一だけ軽くなる」をまとめた本。
著名な人々にも、斎藤氏の信奉者は多い。

斎藤氏の話の中心は、
「つらいことをがまんしてがんばるよりも、
明るく楽しくした方がいいよ。」
というメッセージだと思う。
そのために、心を明るく前向きに保つ呪文が「ツイてる!」だ。
この呪文は、俺と100冊の成功本の聖幸さんを始め、信者は多い。

以下、メモした部分。

  • 過去は変えられるけど、未来は変えられない
    勝手に済んだことをですね、
    「だから、しあわせなんだ」
    って、変えるんです。
  • この世のことっていうのはね、起きることっていうのは、
    しあわせに取ろうと思うと、とれるんです。
    つらいと思うと、「つらい」と思えるんです。
  • 「今日も滝にでも打たれに行くか」
    ぐらいのつもりで、会社へ出かけてって、上司から小言を散々いわれたら、
    「ありがとうございます」
    と返す。これが魅力なの。このひと言で、上司がコロッとまいっちゃう。
  • 商売で成功するコツって、たった、それだけなの。成功してるとこ、ずーっと、見てくればいいの。
     人間って、成功って、目と足なの。
    足を使って出かけていって、じーっと見てればわかるんだよ。
  • だから、抵抗にあったときは、
    「みんなが邪魔してる」
    じゃないの。
    「みんなが上げてくれてる」
    なの。だから、抵抗はありがたいものなの。

講演のCDもついているので、斎藤氏の語る雰囲気も感じられる。
(内容は本とほぼ同じ)
空いた時間に何回も聞いていくと、脳に擦り込まれていくので良いだろう。
★4つ。ツイてるツイてる!

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感想メモ:君と会えたから・・・

君と会えたから・・・
君と会えたから・・・
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,428
  • 発売日: 2006/07/10

★★★★★

「手紙屋」「上京物語」の喜多川泰氏の本。

今まで、かなり本を読んできた。
ここ数年は特に数多く読んでいると思う。
でも、ここまでストレートに心が動かされたのは初めてな気がする。
本文で何回か心の汗が出て、後書きでも目から液体がこぼれた。

人生、という言葉について意識し出したのは、いつ頃からだろう。

私の場合は、おそらく多くの人と同じだと思うが、大学受験の時だった。
それが、自分が進む道を自分で選ぶことができる、実質的には初めての機会だったからだ。

しかしそのときに何を考えていただろうか。
今考えてみれば、なんとなく「世の中そういうもんだ」という流れを
なぞっているだけであり、しっかり考え抜いた上で「自分で選んだ」と
言えるものではなかった。

次の機会は、これも多くの人と同じだと思うが、就職活動の時だった。
この時の方が、受験よりも「自分が選択する」という感覚は強い。
だからこそ、多くの人が人生で初めて、「自分は人生で何がしたいのだろう?」と
真剣に悩むのだろう。

最近喜多川氏の本を読んで思うのは、自分がこういった人生のターニングポイントにあるときに、
これらの本を読んでいたらどうなっていただろう?ということだ。
そして、今こういった時期に直面している人が、これらの本を読んだら
どう変わるのだろう?とも思う。

喜多川氏の本は、人生を変える力があると感じる。
それだけに、自分の大事な人がそういった場面にあるときには、
ぜひ読んで欲しいと思うし、自分がこれから生きていくにあたっても、
心に留めておきたいと感じた。

あまり内容に立ち入ったことは書かなかったが、こういったことを
考えさせられる本だということは伝わったかと思う。
今まで人生で読んできた中でも、特にすばらしい本だった。

文句なしの★5つ。
喜多川氏の他の本も併せて、ぜひ読んでみてほしい。

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感想メモ:鏡の法則

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール
鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2006/05/10

★★★★★

実話に基づいたストーリーから、人生の問題を解決する法則を紹介している。

という説明だと、意味がわからないだろう。まぁ、読んでみて欲しい。
解説を入れても100ページないくらいなので、すぐ読める。
誰しも思い当たる節があるように書かれているので、共感できるはず。

鏡の法則とは以下のようなものである。
「私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」
あるいは、
「自分の心の波長にピッタリな出来事が起きる」

これは、ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」とほぼ重なる。
あるいは、「引き寄せの法則」とも言う。

問題には、原因がある。
原因は自分の中にあり、自分を変えることで問題は解決できる。
そう考え、行動することで、人生を良い方向に向けることができる。
そのための一歩を踏み出す勇気が必要。
そういうことだと理解した。

上に書いたように、100ページもない薄い本。
だからといって、内容も薄いとは限らないという良い見本。
オススメ。★5つ。

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