★★★★☆
「自分を愛する力」すなわち
「自己肯定感」について。
「五体不満足」の乙武氏は、
五体満足な多くの人よりも、
強い自己肯定感を持っている。
そしてそれは、両親からもらったもの。
僕が両親の子育てを振り返ったときに
最も重要だと感じたキーワードは
「自己肯定感」だった(p104)
自分の子供が両手足がなく生まれてきたときに、
果たして「かわいい」と言えるだろうか?
そう言えるような母親の元だからこそ、
彼を授かったとも言えるのかもしれない。
思いの根っこにあるのは「わが子のため」なのかもしれないが、
それを無理強いすることで、
いちばん大切にしなければならない
「わが子の思い」を踏みにじってはいないだろうか(p74)
人間関係の課題とは、
自分としては喜ばせているつもりだけど、
相手は喜んでいない、ということに気付く
ことなのかもしれない。
子どもがいる人、これから子どもを持つ人に
特にオススメです。