- プレゼンテーション Zen
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- 発売元: ピアソンエデュケーション
- 価格: ¥ 2,415
- 発売日: 2009/09/07
★★★★★
PowerPointによるプレゼンは、
ビジネスだけでなく、学会など様々な場面で登場する。
しかし残念なことに、ラリホーの効果を持つプレゼンは少なくない。
文字ばかりで、しかも字が小さい上に量が多く、
「ねむってしまった!」状態になったことがない人の方が珍しかろう。
(特に午後一からが危険)
しかしこれは、作り手ばかりが悪いということではない。
そういうタイプのプレゼンがスタンダード化してしまっているからだ。
むしろそこから外れることの方が抵抗がある、
というのが実際のところだろう。
一方、「これは!」という印象的なプレゼンをする人もごく稀にいる。
例えばスティーブ・ジョブズかもしれないし、
TEDに出てくるような人かもしれない。
少なくとも、すばらしいプレゼンというものも存在することは確かだ。
では、どうすればそういったプレゼンに近づけるのだろう?
簡単なのは、良い例をマネすることだろう。
この本の良いところは、そういった「良い例」を、
理論と豊富な実例の両面から示してくれているところだ。
本としてのデザインも、画像をとてもうまく活用してすばらしい。
プレゼンの本としてはマッキンゼー流図解の技術があるが、
図の示し方については共通している部分が多い。
プレゼンの基本はsimple is the bestであるようだ。
手本がなければマネもできない。
少しずつでも、自分のプレゼンに取り入れて行ってみようかと思う。
ちなみに著者は長年日本で暮らしていて、
日本文化の影響を、強く受けたそうだ。
「ZEN」はやっばり禅だし(そのものではないと注釈がある)、
他にも「簡素」「わび・さび」など日本の概念で説明されている部分がある。
日本人には理解しやすいのではないかと思うと思う。
そういった文化背景を持っているにも関わらず、
日本人は総じてあまりプレゼンがうまくないのは
以心伝心の文化でもあるからかな。
ということで、自分に影響を与えた1冊となった。
オススメ度は★5つ!
- プレゼンテーション Zen
-
- 発売元: ピアソンエデュケーション
- 価格: ¥ 2,415
- 発売日: 2009/09/07
関連:
- マッキンゼー流図解の技術 ★★★★★
- 松永真、デザインの話。+11 ★★★★☆
- デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1) ★★★★☆
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