★★★★☆
田中将大、錦織圭、浅田真央など、
7人のトップアスリートの動きを、
骨盤の使い方という切り口で分析。
著者は、「シンクロ打法」「ダブルスピン」「ジャイロボール」など、
日本のスポーツ理論に数々のブームを巻き起こした手塚一志氏。
この本のメッセージは、
「動きは骨盤から始まる」
そのコントロールバーが弓状線
ということ。
しかし、股関節の位置もわからない人も多い中で、
骨盤の奥にある弓状線を意識できる人は、
ほとんどいないような気がする。
- 足は内側に入れず、外エッジを使う
- スイングの前脚太ももは外側に捻る
- 膝を前に出さない
- つま先に体重をかけず、むしろ踏み込む足のつま先は立てる
など、気付きがあった。
卓球の石川佳純選手がフォアハンドで
テイクバックしている写真があるのだが、
前足である右足の靴を見ると、内側が上がっている
ということに驚いた。
彼女はサウスポーなので、左右逆になる。
例えば右利きのテニス選手が、
フォアハンドで左足の内側が上がるということ。
そうなんだ…
他にも、
テニスのフォアハンドはファーストライナーのイメージ
など、色々なヒントが得られた本だった。
スポーツはおもしろいなぁ。