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感想メモ:夢を絶対に実現させる方法!

夢を絶対に実現させる方法! (DVD付) (日経ベンチャーDVD BOOKS)
夢を絶対に実現させる方法! (DVD付) (日経ベンチャーDVD BOOKS)
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 2,394 (5% OFF)
  • 発売日: 2005/09/08

★★★★★

公立高校である松虫中学陸上部の指導で、7年間で13回の日本一を輩出。
しかも一日の練習時間は90分というから驚きだ。
社会人への講演も多い、カリスマ体育教師の原田隆史氏の講演DVD付きの本。

20年の教師生活3万人のデータから彼が導き出したものは、
生活指導と目標設定だった。
生活が全ての基本であり、そこで手を抜いていると
目標達成へのエネルギーが出てこないというのだ。

おー、と思ったのは以下の部分。

  • 「成功者は、席に成功を鮮やかにイメージする。努力は、その後。」
  • 心を指導しようにも、心は目に見えない。
    目に見えないものは指導できない。だから、心を文字で表現させる。
    書いて書いて書きまくって、成功した自分の姿を、しっかり心に刻み込む。
    だから、真面目になる。素直になる。一生懸命になる。
  • ノウハウが同じで差が出るのは、仕事以外。
    家庭も含めた生活の質なんです。
  • つまり、奉仕活動とは「態度教育」。
    家庭で言うところの「躾」なんです。
  • 人間が「自分のために」と思って出せる力は、あまり強くない。
    「あの人のために!」と思ったときにこそ、ここ一番の爆発的な底力が出る。

本としては、ページ数も少なく、
原田氏の他の著作のまとめという感じ。
しかし、講演DVDがすばらしい。
こちらだけでもこの値段の価値があるのではないか。
本で読むのと映像で話しているのを見聞きするのでは、
伝わる情報の密度が異なると感じた。

気づいたこととして原田氏は、説明している内容に対して
「おもろいな〜」と度々言っている。
心底好きなんだな、と感じると同時に、
教育というものへの熱意も感じた。

コミュニケーション:
7秒で1つのことを伝える
笑顔と幸せ感とともに
スピーチ:
うまくなるには、話す内容を書く
そして読む、書く、読む、書くを繰り返す
そのうち立派に話せるようになる

以上、オススメ度は文句なしの★5つ。
特にDVDはオススメ!

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感想メモ:豊かに成功するホ・オポノポノ

豊かに成功するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換
豊かに成功するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換
  • 発売元: ソフトバンククリエイティブ
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2009/04/24

★★★☆☆

ホ・オポノポノとはハワイに伝わる伝統的な問題解決の手法。
すべては自分の責任だと考え、自分を変えることで問題解決を図る。
では、自分を変えるためにはどうすればいいのか?

ベースは、4つの言葉
「ごめんなさい」
「許してください」
「ありがとう」
「愛しています」

を唱え、潜在意識をクリーニングすることからなる。

口に出す必要もなく、順序や感情が込められているかも関係なく、
とにかく実践することが大事、と説く。

それがビジネスにどう関係あるの?と思うかもしれない。
しかし、ビジネスが人との関わりなしには成り立たず、
人間関係のあり方は、その人の潜在意識に刷り込まれた記憶が
ベースになっている。

従って、潜在意識のあり方を変えることができれば、
ビジネスの結果も自然と左右されるだろう。
それが簡単にはできないから、一般的になってはいないだけだろう。

潜在意識は今までの人生の記憶の総和でもあるので、
凝り固まっていてそう簡単にかわるものではない。
そこで、この4つの言葉をひたすら繰り返すという方法を取るのだろう。
「口にする言葉が自分を変える」という内容の本は、
以前にもいくつか紹介してきたので最後に挙げておく。

上のような内容はよくわかったのだが、そこから進んでちょっと
スピリチュアルな内容で理解しきれない部分があった。
オススメ度は★3つ。

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感想メモ:チギレグモノ、ソラノシタ

チギレグモノ、ソラノシタ
チギレグモノ、ソラノシタ
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 1,155
  • 発売日: 2009/08/19

★★★★☆

コールドリーディングで有名な石井裕之氏。
小説形式で心の悩みを楽にするコツを伝えている本。
こういうテイストの文章を書く人だと思っていなかったので
意外だったのだが、よい方に裏切られた。
(この感想は、本のソムリエさんと同じ。
「チギレグモノ、ソラノシタ」石井 裕之 – 【本ナビ】 一日一冊読書感想集

知識としては知っていることでも、
ストーリーの中で登場人物が体験しているのを読むのは、
頭に違った入り方をするようだ。
これは、喜多川泰氏の物語形式の自己啓発書と同じ形だ。

以下、心に残った部分。

”でも”という逆説の接続詞が、前に来る言葉の印象をキャンセルしてしまうからなんです。

「退屈な男がいちばん考えそうなことはなんだと思いますか?」
「さあ・・・なんでしょうか?」
「『自分は退屈な男だ』ってことですよ」

でもね、間違えちゃいけませんよ。”大切なことそのもの”を我慢しちゃいかんのだ。

というわけで、これまたよい本でした。オススメ度は★4つ。
最近当たりが多いなぁ。幸せ。

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感想メモ:リーダーになる人の たった1つの習慣

リーダーになる人の たった1つの習慣
リーダーになる人の たった1つの習慣
  • 発売元: 中経出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/10/29

★★★★☆

3人の起業家志望者が、赤字のカラオケ屋の店長として店の立て直しを行う。
3人はそれぞれタイプが異なり、誰が黒字化に成功したのだろうか?
そしてそのタイプは?

この本の話は実話に基づいているそうだ。
結果について、あとがきで触れられているのだが、予想を超えていた。

福島氏の本は、確かにその通りなのだろうなと思うのだが、
少し理想論なのではないだろうか?という不安があった。
その教えを現実のビジネスに活かすと、どうなるのだろうか?
ポジティブな思考だけでは回らないケースもあるのではないのか?
そんな風に考えていた。

この本を読んでの感想は、福島氏の教えを貫き通すのは簡単なことではなく、
そしてその結果は確かなものであるようだ、ということだった。

例えば、
「あきらめない限り人生には成功しかない」
きれい事に聞こえるが、これは並大抵のことではない。

くじけそうになるステップは至るところに転がっているし、
自分に対して言い訳をしてやめるのも、とても簡単だ。
実行が難しいからこそ、誰もができることではないのだ。

ということで、私の得た結論は以下の通り。

福島氏の主張は一見理想論に聞こえるが
その実行は決して易しいものではなく、
心の強さを必要とする。

以下、メモ。

部下が動くてくれなくても上司は部下を信じ、
そして自分を信じて行動し続ける

人を育てるというのは
人をやる気にさせること

それには・・・

  1. まず、自分が見本になる
  2. 相手を信頼する
  3. 相手を支援すること

そして一番人を動かすのは、相手を感動させること。

感動は人の意識を一瞬にして、大きく変えてしまうことがあります。

これまた、簡単ではないが・・・

ストーリー仕立てで軽く読めるが、学ぶところは多い。
よい本でした。オススメ度は★4つ。

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感想メモ:企業変革の核心

企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2009/03/05

★★★★☆

企業風土を変えるには?

変革というのは簡単なことではない。むしろ、人間は変化を嫌うものだ。

そんな中で、どうすれば「企業変革」という一大事を
成し遂げることができるのだろうか?

「企業変革力」「ジョン・コッターの企業変革ノート」
「カモメになったペンギン」など、企業変革について
多くの著作を生み出してきたコッター教授。
彼が提唱する8つのステップの1番目、「危機意識を高める」
フォーカスしたのが本書である。
革新の成否は「多くの社員に危機感を持たせられるかどうか」が決め手だからだ。

この本では、どうしたら周囲に危機意識を持たせることができるかという点について
注意すべき点を、具体的な例を挙げながら示している。

変革の敵は、次のようなもの。
思い当たるところはないだろうか?

  • 自己満足
  • 偽の危機感
  • 内向き組織

こういった敵に対抗し、危機意識を保つ公式は以下の通りである。

  1. 成功の後では危機感は薄れやすいとわきまえる。
  2. それを食い止める策をあらかじめ知っておく
  3. 危機感が薄れ始めたら、心に訴えることに注意しつつ、
    ただちに適切な戦術を適用する
    • 外を内に呼び込む戦術を強化する
      -現場の声を聞く
      -目のつきやすいところに情報を掲げる
      -人を外に出す
      -外から人を入れる
      -情報提供に工夫を凝らす
    • 目新しいやり方で、危機感を行動に表す
    • 新たな危機を利用する(または新たに危機的状況を作り出す)
    • 否定論社の残党に断固とした処置を講ずる

そして、何よりも以下の点が大事。

今日から始める
-できることから、すぐに
-明日ではなく、今日
-誰かではなく、私たちが

人間のモチベーションにはおおまかに2通りある。
喜びの追求と、恐怖からの逃避だ。
危機感への対処は後者に他ならないが、
個人的には前者の方がパワフルだと思う。
それでは、企業変革には前者のエネルギーは使えないのだろうか?
というのが読後に残った質問。

具体的な人物の例を挙げ、成功例と失敗例もわかりやすく示されている。
組織の風土を変えたいと考えている人には、よい手引きとなるだろう。
オススメ度は★4つ。よい本です。

キーワードは、変革、危機感、自己満足。

企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
企業変革の核心 「このままでいい」をどう打ち破るか
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2009/03/05

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感想メモ:子どもの貧困―日本の不公平を考える

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)
子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)
  • 発売元: 岩波書店
  • 価格: ¥ 819
  • 発売日: 2008/11

★★★★☆

少子化対策にスポットが当たってきている。
担当大臣に「子供を持たない選択」とか言っていた人がなっているのは
内閣一流のジョークなのだろう。おもしろくないが。

さて、少子化対策と同様に、せっかく生まれてきた子供の幸せについても
考える必要があるだろう。
できるだけ幸せに育って欲しいと思うのは、誰しも同じだろうから。

しかしこの本では、あまり一般に知られていない衝撃的なデータが
いろいろと紹介されている。

まず、日本の母子家庭における貧困率の高さ。世界的に見ても有意に高い。
日本の労働市場の、女性や年配者に対する不条理な厳しさが現れている。
その結果、日本の子供の貧困率は15%近くとかなり高い。
6,7人に一人の計算。これは多い・・・

また、国の制度も問題が多い。
貧困世帯の税負担が、逆に多くなってしまっている。
そして、貧困世帯に育った子供は、将来にもその影響を受け続けてしまう。
いくら金持ち優遇とは言え、これはあまりによろしくない。

子供手当て政策も、ROIを考えるとより重点的に配分する方が
良いのではなかろうかと感じる。

知らないものは問題であることすら認識できない。
読んでおきたい本。オススメ度は★4つ。

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感想メモ:ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術

ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2002/04

★★★★☆

善意から出ていれば、すべてが受け入れられるわけではない。
思いを伝えるのにも作法があるのは当然のこと。
そういった人間関係のヒントを与えてくれる本。

一番心に残ったのは以下の部分。

  • 相手の心を開くには、まず自分の心を開くこと。
  • 自分の心を開くには、まず自分を嫌わないこと。
  • そして、思いを伝えるための表現を身につけるには、本を読むこと。

本を読むのは知識や考え方を身につけることが目的と考えがちだが、
そういった見方もあるのだなと。

他にメモしたのは以下の部分。

  • 気配りの名人のような人は、長い間、相手を気づかう心の訓練をつづけてきた人なのです。
  • 好きなタイプの人を思い描き、よい出会いをイメージし、
    無意識にもよい反応ができるようにまで高めていること。
  • 感じる人は、心のほかに言葉も大事にする人です。
    よい言葉を使います。思いやりある、愛あふれる言葉が惜しみなく使えます。
  • では、どうすれば、素直に心から「ごめんね」と言えるようになるのでしょうか。
    それは、やはり自分への信頼をきちんとすることです。
  • だから、自分の気持を伝え、相手の心をつかむ究極の武器は
    「聞く力と聞くセンス」だと言えます。
  • 一般によい文章とは、1自分の伝えたいことがきちんと入っていて、
    2だれが読んでもわかる(くらいに平易)というものです。
  • 要は、気持が正しく伝われば失礼などとだれも思わないということです。
    書かないことよりも、正式な書き方でなくても正直な思いが伝われば、
  • それがすばらしい手紙だと思うのです。

自分が明らかにできていないと思ったのは、手紙を書くと言うこと。
メールが簡単なのでメールにしてしまうが、年配の方へのお礼状など、
まだまだ手紙が必要なケースも多い。
必要でなくても、手紙を書いてみるのもよいかもしれない。

人と繋がることなしに生きていくことはできない。
軽く読める本なので、読んでおきたい。
オススメ度は★4つ。

ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
ポチ・たまと読む 思いを伝え、心をつかむ技術 (「ポチ・たま」シリーズ)
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2002/04

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感想メモ:J. P. コッター ビジネス・リーダー論

J. P. コッター ビジネス・リーダー論
J. P. コッター ビジネス・リーダー論
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2009/03/13

★★★★☆

著者は、リーダーシップや企業改革で有名な、
ハーバードビジネススクールのジョン・コッター教授。

彼が、ゼネラル・マネージャーという職務についている15人を
徹底的に調査研究した結果について書いた本。
CEOに注目した研究は多いが、このクラスに焦点を絞ったものは少ない。
この本は、コッター教授のリーダーシップ研究の基となったもの、とのこと。

調査対象から調査手法、試用した質問表に至るまで、とても詳細に紹介されている。
ちなみに、ここで言うゼネラル・マネージャーとは、
日本で言うと課長というよりも、むしろ経営幹部・役員というイメージ。

さて、ゼネラル・マネージャーの仕事とはなんだろう?
以下の3つであるそうだ。

  • アジェンダ設定
  • ネットワーク構築
  • ネットワークを活用したアジェンダの実行

本調査のゼネラル・マネージャーは、ほぼ同様の方法で職務に取り組んでいた。
就任後すぐに、彼らは事業に対するアジェンダ(検討課題)を策定し、
その実現に必要な資源ネットワークを構築する。
アジェンダとネットワークが完成すると、ネットワークを通じて
現実にアジェンダが遂行されるよう、全神経を集中させていた。

調査対象の平均では、最初の2つに半年近くかけているとのこと。
また、調査対象のマネージャー達には、ある程度共通する資質が見られた。

  • 調査対象のゼネラル・マネージャーは、一、二名を除いて達成思考が強かった。
  • 気質に関しては、ほぼ全員が情緒的に非常に安定していた。
  • 調査対象のほとんどは、高校・大学時代に学生のリーダーを経験している。

いくつかの項目は、特にすぐれた業績を上げる人々について顕著に見られたとのこと。

  • 父親もマネージャーであった。
  • 両親との関係は非常にうまくいっていた。
  • 二人以上の兄弟姉妹がいる。

ゼネラル・マネージャーの行動にも、共通する一二のパターンがあるとのこと。
こちらもおもしろかったので引用。

  1. 一日の大半を誰かと過ごしている
  2. 時間を割く相手は直属の部下や上司に限らずたくさんいる。
  3. 彼らと話す話題は広範囲に及ぶ。
  4. こうした会話では、ゼネラル・マネージャーはたいてい多くの質問をする。
  5. こうした会話でゼネラル・マネージャーが「重要な」決定を下すことはめったにない。
  6. こうした会話には、いつも冗談や軽口が飛び交い、仕事と関係のないことが話題に上る。
  7. こうした出会いの中で語られる話題の大部分は、事業や組織にとってあまり重要でないことだ。
  8. こうした人と会っている間、「命令」などといった野暮なことはしない。
  9. とはいえ、相手に働きかけようとすることは多い。
  10. 人と接する時間は、相手の都合に合わせることが多い。
  11. 人と会っている間は、ほとんどがとりとめのない短い会話に終始する。
  12. 長時間働く。

コッター教授は、ゼネラル・マネージャーの外部からの招聘は、
ネットワークの構築に不利だという理由で反対の立場を取っている。

にも関わらず、マネージャー本人達は、自分たちの能力は別の職場、
別の業界ですら機能すると認識している。

というように、いろいろとおもしろい点があった。
更に、金井教授によるあとがきが、コッター教授の他の著作にも触れながらの
よいまとめとなっている。まずはここから入るのがよいと思う。

ビジネスマンとして、マネージャーを目指す人はぜひ読むと良いだろう。
オススメ度は★4つ。

J. P. コッター ビジネス・リーダー論
J. P. コッター ビジネス・リーダー論
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2009/03/13

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感想メモ:超・会社力

超・会社力―力強く利益を出し続けるために
超・会社力―力強く利益を出し続けるために
  • 発売元: かんき出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2004/06

★★★☆☆

2400社!の再生に関わったという長谷川氏。
その経験から、生き残れる会社には、
共通する力が備わっているという。
一体それはなんだろう?

それが、氏の提唱する「超・会社力」
これは「経営の力」「組織の力」「生存の力」の3つからなる。

経営の力
1.経営者の力、2.組織を統一する力

組織の力
3.経営しやすい組織とシステムの力、4.社員をやる気にさせる力
5.自社を有利にする計画実行力、6.競争力のある製品・サービスを作る力
7.販売を強力に行う力、8.企業体力をつくる力

生存の力
9.ツキを呼び込む力、10.不運を避け、被害を最小にする力

とのこと。
確かに、これらが備わっていればいいよなぁ、と思う。
じゃあどうすればこういった力が備わるのか?

書いてあることは非常にオーソドックスで、
確かにこうしていけば良くなるのだろうとは思った。
しかし、残念ながら、何がキモなのか。
そういった核となる部分がつかめなかった。
そりゃ、そう簡単に行けば苦労はないのだろうが。

やはり経験を積むしかないのだろうなぁ、というのが感想。

以下、メモした部分。

  • 会議で議題に上った懸案事項は、必ずその会議内で結論を出す。
     さらにそこで出た対応策のスケジュールも必ず決める。
  • 即決できる会社では、「企画書は一枚で簡潔に」というのが常識になりつつある。
  • リーダーの最も重要な役割は、明確な企業理念や目標を組織に浸透させること。
  • どうすればバラバラになった組織をひとつにまとめることができるのか。
     その答えはじつに簡単だ。私の経験からいって、
     解決策は「力ずく」でやるしかない。
  • ビジネスマンが働く喜びを実感できるのは、自分の提案が認められて
     会社を動かしたときである。

オススメ度は★3つ。

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感想メモ:3秒でハッピーになる 名言セラピー

3秒でハッピーになる 名言セラピー
3秒でハッピーになる 名言セラピー
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2005/08/09

★★★★☆

名言というとなんだか堅い雰囲気がするが、
「いいこと言った!」ぐらいの感じの話が多く読みやすい。
なるほどな。そう思える話がいくつもあった。

共通して感じるのは、ピンチをチャンスに変える発想ができる人は
強いということ。そりゃそうだと思うだろうが、
なかなかそんな風に考えられる人はいない。
ただ、そういう人たちの考え方を学ぶことで、
少しは近づくことはできるのではないか。

以下、おもしろいと思った部分。

「その前にしあわせになってください。
しあわせであればどんな仕事をやってもうまくいきます。
まず、しあわせを感じることが先です。」

「しあわせは、なるものではなく、気づくもの」

「どうしたら、この局面を楽しめるか?」

著者はひすいこたろう氏。
ひすい氏は、話しているのを聞くとこれまた味がある。
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なんとなく気が重いときに読むと心が軽くなる本。
本田健氏の「きっと、よくなる!」と似たテイストかな。
ちょっとした話のネタにもなるだろう。
オススメ度は★4つ。

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