書店、twitter、Ustreamを通じて僕が伝えた「フレッシュマンが読んでおきたい10冊」:[俺100]
俺と100冊の成功本の聖幸さんによるピックアップ10冊。
このサイトでもいくつか紹介している本が入っているが、
読んでないものもあったので読む本リスト入り。
とりあえず「社員心得帖」と「フランクリン自伝」あたりから行こうかな。
ということで、何かお題を与えてみると、いずれ反映されるかもです。
書店、twitter、Ustreamを通じて僕が伝えた「フレッシュマンが読んでおきたい10冊」:[俺100]
俺と100冊の成功本の聖幸さんによるピックアップ10冊。
このサイトでもいくつか紹介している本が入っているが、
読んでないものもあったので読む本リスト入り。
とりあえず「社員心得帖」と「フランクリン自伝」あたりから行こうかな。
ということで、何かお題を与えてみると、いずれ反映されるかもです。
★★★☆☆
仕事術の本にはいくつかのパターンがある。
例えば、根本的な考え方を説明し、
実用は各人のシチュエーションによるとするもの、
あるいは具体的なライフハック的なネタの紹介に重点を置くもの。
前者としては、グーグル時代の情報整理術が良い例(オススメ)。
後者は一般的で例には事欠かないが、本書もこちらに属する。
こういった本は、いくつか試してみて
気に行ったら取り入れるという使い方で良いかと思う。
こういう本を既に色々読んでいるせいか、
残念ながらあまり新しい発見はなかった。
良いと思うものは既に試したことがあるものが多かったからだ。
そんな中で、おもしろいと思ったのは以下のもの。
移動中にオススメなのが、プレゼンやスピーチの練習です。
車窓や中吊り広告を見て、たまたま目にした事物を「お題」にして、
頭の中でスピーチを考えてみるのです。
とはいえ、「時間は貴重なものだから、
うまく使うことが非常に大事」という主旨にはとても同意。
いまだうまくできているとは言い難いし、
うまく使えるようになりたいものだ。
ということで、オススメ度は★3つです。
関連:
その他の書評などはこちら。
→Socialtunes – haru
★★★★☆
ほっかほっか亭ほっかほっか亭の創業、おはちおはち、魚がし日本一の
立ち上げにも関わった栗原幹雄氏。
フレッシュネスバーガーの創業者でもある氏による、
フレッシュネスバーガー立ち上げのストーリー。
彼はまず動き、走りながら修正するという考え方の行動派であるようだ。
フレッシュネスバーガーについては、理想とするイメージを描き、
そのイメージに現実を合わせていくという考え方で作られている。
アイデアはいつ浮かんでくるかわからない。
だから僕はいつもスケッチブックを持ち歩いている。
その場で絵に描くのだ。
まずやってみてあとで軌道修正すればいい。
自分の意志で行動を選ぶことが大事なのだ。
ハンバーガーには全くの素人であったとのことだが、
ほっかほっか亭での経験に裏打ちされた、
飲食業界の勘所の知識、読みも成功の大きな要因だろう。
一方で、本を読み進めていると、
この人は他のことでもうまく行くのではないかと思える。
そしてそれは、冒頭に上げたような経歴によって証明されている。
また、彼の言葉の端々から、仕事に対する取り組み方が伝わってくる。
仕事はお金を得る手段だけれど、それだけじゃない。
大きな括りで言えば、遊び。それも大人が真剣に打ち込む
価値のある遊びだと僕は捉えている。
では、仕事を楽しくするとはいったいどういうことか。
単純に言ってしまえば、自分の興味のあることや
得意なことを仕事にすることだ。
人に喜んでもらえると、自分も嬉しくなる。
それが仕事の原点なのではないか。
たいていのことは真剣に取り組めば取り組むほど、楽しくなるものだ。
その間に、これ、というものを見出したなら、迷わずそれに取り組むことだ。
他にも以下の点が参考になった。
オリジナリティを目指すなら、
最初に半分の人を切り捨てる発想が必要なのだ。
もし、最近アイデアが生まれなくなったと嘆いている人は、
遊びが足りていないのかもしれない。
ただ、そんな出会いも単なる偶然というよりは、
それまでのすべての体験の積み重ねの中で
いつか天職というものに出会うのではないかと思うのだ。
本来、強みとは自分では弱みと思っているものの中にあると
僕は思っている。
いつもながら、引用が多いということは良い本だったという証。
おもしろい本でした。オススメ度は★4つ。
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★★★★☆
世界での貧困の現実
日本でも、貧富の差や貧困が問題となってきている。
しかしこの本を読むと、世界レベルで見ると
全然良い方なのだとわかった。
生まれた瞬間からとんでもないハンデを背負った環境に
生まれてくることを、誰が防げるだろうか?
問題は、「人の命は平等」というような
きれい事では何も解決できない。
一方で、援助のためにお金を渡しても、目的のために使われない。
有力者が懐に入れて、支援したい人に届かない。
届いても、その日の暮らしのために使ってしまう。
教育が最も効果的なのだろうが、今日のご飯に困っている状況で、
どうすれば教育に力を注げるだろう。
月並みだが、日本にこの時代に生まれて良かったと心から思った。
そして、国際援助というのは、ただお金を渡せばいいのではなく、
思ったよりもずっと難しいものなのだとわかった。
認識を新たにしてくれた良い本でした。オススメ度は★4つ。
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★★★★★
PowerPointによるプレゼンは、
ビジネスだけでなく、学会など様々な場面で登場する。
しかし残念なことに、ラリホーの効果を持つプレゼンは少なくない。
文字ばかりで、しかも字が小さい上に量が多く、
「ねむってしまった!」状態になったことがない人の方が珍しかろう。
(特に午後一からが危険)
しかしこれは、作り手ばかりが悪いということではない。
そういうタイプのプレゼンがスタンダード化してしまっているからだ。
むしろそこから外れることの方が抵抗がある、
というのが実際のところだろう。
一方、「これは!」という印象的なプレゼンをする人もごく稀にいる。
例えばスティーブ・ジョブズかもしれないし、
TEDに出てくるような人かもしれない。
少なくとも、すばらしいプレゼンというものも存在することは確かだ。
では、どうすればそういったプレゼンに近づけるのだろう?
簡単なのは、良い例をマネすることだろう。
この本の良いところは、そういった「良い例」を、
理論と豊富な実例の両面から示してくれているところだ。
本としてのデザインも、画像をとてもうまく活用してすばらしい。
プレゼンの本としてはマッキンゼー流図解の技術があるが、
図の示し方については共通している部分が多い。
プレゼンの基本はsimple is the bestであるようだ。
手本がなければマネもできない。
少しずつでも、自分のプレゼンに取り入れて行ってみようかと思う。
ちなみに著者は長年日本で暮らしていて、
日本文化の影響を、強く受けたそうだ。
「ZEN」はやっばり禅だし(そのものではないと注釈がある)、
他にも「簡素」「わび・さび」など日本の概念で説明されている部分がある。
日本人には理解しやすいのではないかと思うと思う。
そういった文化背景を持っているにも関わらず、
日本人は総じてあまりプレゼンがうまくないのは
以心伝心の文化でもあるからかな。
ということで、自分に影響を与えた1冊となった。
オススメ度は★5つ!
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★★★★☆
著者は小林正観氏。
何度か名前は見かけて気になっていたものの
読んだことがなかったので、初めて読んでみた。
ちょっと気になったところを挙げてみようと思ったら、
量が多くなった。
イヤな人とぶつかってしまった場合、
相手を変えられないと悩むことがある。
でも相手は変わらないし変える必要もない、
という考え方。
これらも含蓄深い。
ここがおもしろいところだと思う。
損得勘定があっていい、実践することの方が大事だと。
内面の美しさは第一目標ではないという考え方。
同じ意見であっても、言う人によって受け入れられ方が変わるのは
誰しも理解できることだろう。
さて、我が身を振り返ってみると、
「ありがとう」
とはよく言う方だと思うが、
ほめられたときに受け入れるのが下手だと気づいた。
厚意なのだから、内容に同意するかよりも前に、
ほめてくれたことに対して
「ありがとう」
ということにしようと思う。
キーワードは以下の通り。
ありがとう、実践、損得勘定
オススメ度は★4つ。良い本でした。
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★★★★☆
「公務員は民間よりも給与が高い」とはよく聞くが、
実際にどれくらい高いのだろうか?
賃金・人事コンサルタントの著者が、
様々なデータを元に検証している。
データをどこまで一般化できるのかは注意が必要だが、
傾向としては概ね正しいだろうと判断した。
「請求しても人件費のデータが開示されない」というのは、
何を示唆しているのだろうか。
この本のもうひとつの楽しみ方は、読者の反応である。
amazonのレビューも、賛否両論あっておもしろい。
反応が多いということは、ある程度真実が含まれているのだろう。
結論としては、やっぱり高いのだろう。
役所の人が民間に比べて特に能力が高いとも思わないし(逆も)、
それで給与に差があるのを見ると、割がいいと思うのが普通だろう。
だからこそ「息子は公務員に」となるわけで。
知っていて損はない知識が得られる本。
オススメ度は★4つ。
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★★★☆☆
2400社の再生に携わってきた「超・会社力」の長谷川氏。
赤字の会社でも、社員が成長することで再生できた例は多いという。
成長のきっかけはささいなもの。
何を考えて仕事をするのか。どういったことを習慣づけるのか。
そういったノウハウが書かれている。
会社の経営・再生に関わっている長谷川氏なので、
利益に対して非常に意識的。
しかし、そうであっても、失敗は成功の源であり、
失敗を恐れずに新しいチャレンジをするべき、と言っている。
挑戦せずに動かないことこそ、より大きな失敗へのチケットなのだな、と。
個人的にはもうちょっと遊び的な要素があっても良い気がするが、
真剣にビジネスに関わるということは、こういうことなのだろうか。
オススメ度は★3つです。
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★★★★★
天才を天才たらしめているものとは?
それは、才能と超人的な努力、だけではないのかもしれない。
いずれも「環境」というものが、天才と言われる人たちにも
大きく影響している事を示している。
つまり、同じぐらいの才能を持っていても、
生まれてきた環境が違うだけでアウトプットは変わってしまう!
それでは逆に、生まれ育った環境ですべてがきまってしまうのか?
著者はそうは言っていない。
教育によって「生まれてきた環境」という運命に近いものをも
切り開いていくことができるのだ、と示している。
私たち一般人は、「天才」という言葉を聞くと、
イコール才能、と思考停止におちいってしまいがちだ。
しかし環境や社会的な背景が与える影響というのは
思いのほか大きいものなのだとわかった。
1万時間という時間の壁を越えられる適性があれば、
案外「天才」はできてしまうのかもしれない。
子供にプラスの影響を与える環境とはどういうものなのか?
何を与えることができるのか?そんな視点で読むこともできる。
オススメ度は★5つ!おもしろい本でした。
Amazonのページにある著者のインタビュー動画もおもしろいです。
すごい賢そう。
同じような視座を与えてくれる本として、
ヤバい経済学、銃・病原菌・鉄を連想した。
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★★★☆☆
「はじめての課長の教科書」の酒井穰氏による
人材育成についての本。
何のために、誰を、いつ、どのように、誰が、
どうやって育てるのか。効果はどう測定するのか。
というような内容。
大意を理解するのも大事だが、
随所に現れるフレームワークが参考になる。
他、メモしたのは以下の点。
一度読んで終わりというよりも、
人材育成について考えるときに、
読み返して参考にするという使い方が良いと思う。
オススメ度は★3つ。
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