★★★☆☆
健康。誰もに関係がある重要なトピック。
だからこそ、様々な情報があふれかえっている。
その中から、聞きかじりの断片的な知識を
組み合わせて生活している、
というのが多くの人の現実ではないだろうか。
この本では、免疫学者の安保(あぼ)氏が、
病気と戦ってくれる免疫の仕組みと、
健康についての知識について書いている。
免疫システムを考えると、
「自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを取る」
ということがポイントであるようだ。
そのために生活の中でできることとして、
以下のものがポイントとして挙げられている。
- 体を冷やさない(冷やすと免疫力が低下する)
- 適度な有酸素運動
- 考えすぎたり心配すぎたりしない
体温が1℃下がると免疫力は約37%、
体内酵素のはたらきは50%も低下します。
体を病気から守るためには、体を温める食事や
体を冷やさない生活が大切です。
一方で、痛みや発熱などの病気に伴う症状は、
体が病気と戦っている反応なので、
薬で抑え込まない方が良いとのこと。
病気は原因を抑えずに症状だけ抑えても、
解決にはならないわけですな。
「体を冷やさない」ということが
思っていた以上に大事みたい。
また、多少コレステロールが高くても、
ミトコンドリアにとっては良いことでもあるようだ。
血中のコレステロール値を下げるということは、
ミトコンドリアの機能を抑制するということです。
体を温かく保ち、持続力をつくるのはミトコンドリアです。
あまり数値がちょっとおかしいから、と言って悲観せず、
楽しく暮らした方がよいのかもしれない。
自律神経と免疫の仕組みについては、
同じ安保氏の以下の本で詳しく説明されているので、
興味がある人は読んでみるとよいでしょう。
→「やめてみる」だけで 病気は自分で治せる
健康第一、体が資本。
体については正しい知識を持っておきたいですね。
オススメ度は★3つです。
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