「本」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:前代未聞!?不動産投資を「30万円以下」で始めて小金持ちになろう!

★★★☆☆

地方の中古物件を、初期投資をできるだけ抑えて取得する。
リフォームもできる限り自分で手配することで、
一般的な発注よりもかなり価格を抑える。

確かにここで書かれていることを実行できれば、
リスクをかなり抑えて不動産投資ができるだろう。

ただ、かなりの知識と行動力がある人でないと、
このモデルでやり切るのは厳しいように思われた。
自分がやれと言われても、ちょっと自信ないです。

逆に言えば、ある程度の知識と経験がある人であれば、
有効なのではないかと思われる。
素人なのでわかりませんが。

オススメ度は★3つです。
不動産投資をしている/考えている人であれば、★+1です。


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感想メモ:「ふくらはぎをもむ」と超健康になる

★★★☆☆

これまで2万人以上の脚を触ってきた、
カイロプラクターの大谷さん。
「ふくらはぎを触るとその人がわかる」
とのこと。すごい。

多くの人のふくらはぎを触っているうちに、
「心理的な問題があると、ふくらはぎの
奥の方のしこりが取れない」
ということに気付いたという。

逆に、
「心理的な問題が晴れると、
ふくらはぎのしこりも取れる」

そうだ。奥が深い。

ふくらはぎの筋肉の筋肉は、
足に下がった血を上半身に戻す、
循環ポンプの役割がある。

循環ポンプの性能が悪ければ、
疲労の回復にも影響が及ぶだろうから、
確かにふくらはぎは、きちんとケアしておきたい部分だ。

ただ、一般人は

  • ケアのやり方がわからなかったらどうしようもない
  • 手軽できることでないと続かない

ので、全部やろうとはせず、
まずは一つだけでもやってみよう。

オススメ度は★3つです。
とりあえずお風呂で揉んでみよう。


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感想メモ:運の管理学 人生に「結果」をもたらす幸せの方程式

★★★★☆

「運はマネージメントできる」
何とも刺激的な話。

著者はその内容を、
「ラックマネージメント」という運の管理学として、
その確立したそうだ。

その根幹をなす5要素は以下の通り。

  • 「身の程」を知ること
  • 「天の時」を活かすこと
  • 「地の利」を活かす個と
  • 「人の和」を高めること
  • 「実力」を高めること
  • 人は環境に反応する。
    だから、環境を整えることが、
    無意識に入ってくる情報を変え、
    結果として行動が変わり、運が良くなる。

    「風水は環境脳科学である」
    これが著者による風水の考え方なのだ。

    「片付けが人生を切り拓く」
    「トイレ掃除をすると億万長者になる」
    というのも、同じことを違う形で
    表現しているのだろうと感じた。

    「運命を変えたければ、つきあう人を変えなさい」

    湿気った心に点火してくれる、燃えている人です。

    オススメ度は★4つです。
    「風水」というものに対する考えが変わった一冊でした。
    とりあえず見ぬ振りしている部屋の片付けをしよう。


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    感想メモ:頭で投げる。

    石川 雅規
    ベースボールマガジン社 2011-05
    ¥ 900

    ★★★☆☆

    小さなエース、ヤクルトの石川雅規投手。
    身長167cmながらプロで100勝を上げている。
    これはすごいことだ。

    おそらく、様々な工夫をしながら投げているのだろう、
    と思うわけだが、実際にそうだった。

    古田捕手とバッテリーを組んだことが、
    今の石川投手につながっていることは
    間違いないだろう。

    ただ、それだけではなく、
    「強い探求心」を持っている人であるようだ。

    学生時代から「なぜ?」と感じることがあれば、
    いろんな人に話を聞きまくっていました。
    疑問が浮かべば、ほたらかしにしない。
    高校のころは先生に次々と質問を浴びせ、
    嫌がられるほどでした。

    そしてやはり、野球に対する情熱。

    そして、ユニフォームを脱いだら、そのあとは……。
    草野球でもいいので、野球をやり続けたい。
    だって、野球が大好きなもんですから。

    イヤイヤやらされているのでは、
    一流にはなれないのでしょうな。

    野球好きの人は楽しく読めるでしょう。
    オススメ度は★3つです。

    石川 雅規
    ベースボールマガジン社 2011-05
    ¥ 900


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    感想メモ:面白いほどよくわかる!NLPの本

    梅本 和比己
    西東社 2011-09
    ¥ 1,365

    ★★★★☆

    NLP:Neuro-Linguistic Programming
    →神経言語プログラミング。

    見たり聞いたことはあるものの、
    それってなに?
    と聞かれると答えにくい感じ。

    この本は、膨大なNLPの内容を、
    狭く深くというよりも、
    広く浅く網羅的にカバーしてある感じ。
    全体を知りたい人には良い本です。

    つまりNLPとは、五感(N)と言葉(L)を使って
    脳に行動・思考・感情(気持ち)のプログラムをつくる(P)
    方法(p16)
    NLPでは、特にV、A、Kの三つの感覚を重要視しています。

    V:視覚優位、A:聴覚優位、K:触覚優位、
    だそうです。

    T・O・T・Eモデル

    Test、Operate、Test、Exit
    「物事には、失敗は存在しない、
    フィードバックが存在するのみ」
    という考え方。

    確かに、そう考えるのはいいことでしょうね。

    省略、歪曲、一般化

    物事を変に解釈してしまっているパターンが、
    主にこの3つだそうだ。
    自分がこのパターンにはまっていないか、
    注意するという使い方でしょう。

    ここのテクニックを自分でやってみる方法も
    書いてあるのだけど、さすがに難しそうと感じた。
    きちんと身につけたいのであれば、
    どこかしらで習った方がいいのでしょう。

    全体の知識を眺めるにはピッタリの本です。
    オススメ度は★4つです。

    梅本 和比己
    西東社 2011-09
    ¥ 1,365


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    感想メモ:体が硬い人のためのヨガ

    ★★★★☆

    ヨガの先生というと、
    体がグニャグニャにやわらかくて、
    謎のポーズを涼しい顔して決める、
    みたいなイメージがあるのではなかろうか。

    しかし、著者は
    「私の体も、ほとんど変わらず硬いままです」
    と書いている。
    それを額面通り受け取るのもためらわれるが。

    体が柔らかければいいってものではない。
    逆に、柔らかくならないからといって焦らず、
    体との対話を積み重ねていくことが大事

    というメッセージだと受け取った。

    1章がイメージや呼吸を使うなど、
    ヨガを行う上でのコツ。
    2章がイラストでのヨガのポーズの紹介。
    3章4章が、動きのコツと瞑想について。

    どこからどうみても女性向けの本だが、
    私のようにストレッチマニアの人は、
    色々な気付きがあるでしょう。
    オススメ度は★4つです。
    勉強になりました。


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    感想メモ:愉しい非電化

    ★★★☆☆

    電化製品、家電製品は、もはや私たちの生活の一部。
    なくなると相当の不便さを感じるだろう。

    一方で、それが本当に適切な設計になっているのだろうか?
    というところまで一般人が考えることはまずない。
    壮大なブラックボックスに囲まれて暮らしている、ともいえる。
    まぁ、便利だからいいか。みたいな。

    今まではそれでも良かったかもしれない。
    しかし原発事故以降、エネルギーの問題は
    一気に身近なものになった。

    使わない電源プラグを抜く、省エネ型の家電を買う。
    というところから、一歩も二歩も進んだ知識が、
    数多く載っている。

    例えば携帯の充電器、洗濯機。

    充電装置の充電効率は13%。
    待機電力をも合わせた全消費電力で割り算してみると、1.6%。(p35)
    電気洗濯機の「洗い」と「すすぎ」
    標準モード電力の場合…
    電力の6割、水の7割が「すすぎ」に
    使われていることがわかりました。(p55)

    えええそうだったの!?

    そしてここからが本番だが、
    電気を使わない「非電化製品」の数々を発明し、
    実際に作られているのだ。

    手押しでドラムが回ることで、ゴミを集める掃除機
    消費エネルギーは、桁が2つは違う。
    考えたこともなかったけど、
    確かに、ものを吸い込んで集めるのってすごく非効率。

    他にも、
    昼夜の温度差と対流で動作し、電気が要らない冷蔵庫
    など、おもしろい発明の数々が。

    もちろん最新の家電製品に性能は及ばない。
    しかし、世の中にはこれらの非電化製品を
    必要としているところがある。

    そう。電気が来ていない地域だ。

    モンゴルでは、著者が協力する
    「非電化製品プロジェクト」が進んでいるそうだ。
    電気を使わない冷蔵庫があれば、
    夏に肉が腐らずに済むので大助かりなのだ。
    モンゴル非電化プロジェクト

    ナイジェリアでも、電気を使わない、
    非常に安価なオレンジジュースの殺菌装置の開発が、
    州政府からの要請で進められているそうだ。

    まさに世界のためになる発明の数々。
    すばらしい。

    私もまずは、携帯の充電器をアダプターを
    コンセントから抜くところから…
    オススメ度は★4つです。


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    感想メモ:世界一の庭師の仕事術

    ★★★★★

    その世界ではトップの大会である、
    英国の国際ガーデニングショーである
    「チェルシー・フラワーショー」で、
    3年連続世界一の快挙を成し遂げた、著者の石原氏。

    そのキャリアは、実は路上販売の花屋から始まっている。
    そこから長崎一の花屋に成長し、東京へも進出し、
    何億もの負債を抱えて撤退。

    その状態で借金を返しつつも、
    出場だけで何千万もかかるというという、
    チェルシー・フラワーショーに初出場…

    もう、まさに波乱万丈。
    その半生を読むだけでも、引き込まれる。

    本の最後1/3は、経営者としての心構えや
    今後のビジョンについて書かれているのだが、
    これがまたすばらしい。

    ぼくの残りの人生をすべて賭けて、
    花と緑での町おこしに取り組んでいきたい。
    やっと本当の意味でのぼくの仕事が見つかったと、
    五一歳にして思っています。

    これが、全力で走り、走り、走り続け、
    「たどり着いた場所」なのだろうか。

    以下、メモした部分。

    すべては自分からノックすることです。

    会いたい人に会うことによって、
    その人の話が聞けるだけでも、世界が変わります。
    一日のなかに、小さなご褒美を入れながら、
    プラス発想で毎日を過ごす。
    今日一日をプラスにしていく練習をするのです。

    正直ここまでおもしろい本だとは期待しておらず、
    いい意味で裏切られました。ありがたいことです。
    オススメ度は★5つです。

    石原氏、チェルシー・フラワーショー2012でも
    ゴールドメダルを取っているようです!すごい!
    Satoyama Life at RHS Chelsea Flower Show 2012 / RHS Gardening


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    感想メモ:僕は君たちに武器を配りたい

    瀧本 哲史
    講談社 2011-09-22
    ¥ 1,890

    ★★★★☆

    タイトルが秀逸で、手に取った本。

    中身はというと、
    不況、グローバル化、国内市場の飽和といった条件の中で、
    これから社会に出ていく若者に対してのメッセージとなっている。
    どういうことを身につけて、何で勝負すればいいのか、
    といったことを「武器」と表現している。

    著者が投資家であることもあり、おおまかには
    投資家として生きることを勧めている。

    ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」、
    勉強ブーム、就活ビジネスなどがザックザックと切られているので、
    こういう視点もあると、読んでおくとおもしろいかも。

    当然ながら、社会を生き残れるかは、この本を読んだ本人次第です。
    オススメ度は★4つです。

    瀧本 哲史
    講談社 2011-09-22
    ¥ 1,890


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    感想メモ:4年1組命の授業

    NHK「こども」プロジェクト
    日本放送出版協会 2003-09
    ¥ 1,260

    ★★★★☆

    小学校の先生というのは、大学の先生のように、
    高度な学問が求められるわけではない。
    一方で、子供たちに与える影響の大きさは
    大学の先生よりもはるかに大きい
    だろう。

    小学校で与えられるのは、知識というよりも、
    価値観、社会のしくみ、他人との関わりかた、
    そういった幅広いものだ。

    子供は鋭い。大人の言うこと、することはすぐ吸収する。
    それだけに、小学校の教師というのは、
    性格を含めた人間性までもが問われる、
    責任の重い職業なのだな
    、という感想を持った。

    父親を亡くした子供にどう接するか。
    それ以外の生徒たちに、その子供とどう接して欲しいか。
    そのことに対して、どう働きかけるのか。かけないのか。
    あなたが教師なら、どうしますか?

    金森先生の信念、覚悟には心を打たれた。
    具体的なエピソードは書かないので、
    ぜひ読んでみて欲しい本です。
    オススメ度は★4つです。

    NHK「こども」プロジェクト
    日本放送出版協会 2003-09
    ¥ 1,260


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