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感想メモ:こうすれば病気は治る

★★★☆☆

自律神経は、交感神経と副交感神経からなる。
前者が緊張、後者がリラックス。

ストレスや緊張が強い状態が続き、
交感神経が優位になる

社会人にありがちなシチュエーション。

この交感神経優位の状態こそが、様々な病気の
隠れた原因になっているのだそうだ。
高血糖、胃潰瘍、高血圧、脳梗塞、ガン…

この交感神経と副交感神経のアンバランスがよろしくない。
この両者のバランスこそが、健康を司るのだ。

このことを覚えておくだけでも、
この本を読んだ価値がある。

安保氏の他の本よりも、専門的な知識が
多めに書かれている印象。
ざっくりと概要が知りたいのであれば、
病気知らずになる免疫力の高め方
「やめてみる」だけで 病気は自分で治せる
の方がオススメ。
オススメ度は★3つです。


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Socialtunes – haru

感想メモ:自然農法わら一本の革命

福岡 正信
春秋社 1983-05
¥ 1,682

★★★☆☆

不耕起、無肥料、無農薬、無除草の自然農法
それで米や麦、ミカンが作れるという。

結局、田を鋤く必要はなかったんだ、と。
堆肥をやる必要も、化学肥料をやる必要も、
農薬をやる必要もなかったんだ、
という結論になったわけです。

通常の作り方に比べて手間はかからず、
それでいて味はすばらしい。
その秘訣は土。

健全な稲を作る、肥料が要らないような健全な、
しかも肥沃な土を作る、田を鋤かなくても、
自然に土が肥えるような方法さえとっておけば、
そういうものは必要ではなかったんです。

夢のような農法だが、ここにたどり着くまでには
やはり相当の苦労があったようだ。

だが、こんな簡単な方法に絞るまでに、
私は四十年間費やしたのです。

自然と格闘し、人間が良いと思って行ってきたことが、
実はマイナスを積み重ねているだけだった。
そういった事実に直面した著者の言葉は重い。

「人間というものは、何一つ知っているのではない、
物には何一つ価値があるのではない、
どういうことをやったとしても、
それは無益である、無駄である、徒労である。」

食料自給率の低い日本において、
この自然農法はとても大きな可能性を秘めている。
ただ、昭和四十年にはその内容は発表されていたのだそうだ。

大きな可能性を秘めていることと、
世に広まるのこととは、別問題なのだろうか。

「奇跡のリンゴ」を読んでも感じたことだが、
「普通」から外れた茨の道を、切り開いていくことができる、
その理由は何なのだろうか?

農業などのトピックに興味がある人は、
特におもしろくよめるでしょう。
無農薬の農法については
「ニンジンから宇宙へ」奇跡のリンゴもどうぞ。
オススメ度は★3つです。

福岡 正信
春秋社 1983-05
¥ 1,682


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感想メモ:かばんはハンカチの上に置きなさい

★★★☆☆

「この商品を買いたい」というよりも、
「この人から買いたい」と思ってもらう。
それが営業なのだと感じた。

著者はリクルートとプレジデント生命、
それぞれでトップセールスを獲得したという、
すばらしい実績を残している営業マン。

華麗な営業トークを武器に、というよりも、
当たり前のことを当たり前にきちんと
やっている
、というのが第一印象。
和田裕美さんもそうかな。

その上で、小さなプラスを積み重ねることで、
秀でた存在になっているようだ。

「ちょっとだけ違うこと」を徹底することで、
ときには人と差をつけ、その積み重ねで今があると
思っています。

その一つが、ハンカチの上にかばんを置くこと
だったりするのだ。

以下、おもしろいと思った部分。

お客さまは、
「商品と一緒に周りの空気も買っている」
のです。
大切なのは本気で目の前のお客様の役に立てないか?
と重いながら接することです。
私はご契約いただくだめに、
お客様との飲み会や接待を一切しないからです。

その代わり、週5日は、家族と一緒に
夕食の食卓を囲んでいます。

こういう人なら、売るものが変わったとしても、
確実に良い成績を残し続けるのだろう。
営業職の人は、明日からでも活かせる気付きが
色々と得られると思います。
オススメ度は★3つです。


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感想メモ:病気知らずになる免疫力の高め方

★★★☆☆

健康。誰もに関係がある重要なトピック。
だからこそ、様々な情報があふれかえっている。

その中から、聞きかじりの断片的な知識を
組み合わせて生活している、
というのが多くの人の現実ではないだろうか。

この本では、免疫学者の安保(あぼ)氏が、
病気と戦ってくれる免疫の仕組みと、
健康についての知識について書いている。

免疫システムを考えると、
「自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを取る」
ということがポイントであるようだ。

そのために生活の中でできることとして、
以下のものがポイントとして挙げられている。

  • 体を冷やさない(冷やすと免疫力が低下する)
  • 適度な有酸素運動
  • 考えすぎたり心配すぎたりしない
体温が1℃下がると免疫力は約37%、
体内酵素のはたらきは50%も低下します。
体を病気から守るためには、体を温める食事や
体を冷やさない生活が大切です。

一方で、痛みや発熱などの病気に伴う症状は、
体が病気と戦っている反応なので、
薬で抑え込まない方が良いとのこと。

病気は原因を抑えずに症状だけ抑えても、
解決にはならないわけですな。

「体を冷やさない」ということが
思っていた以上に大事
みたい。
また、多少コレステロールが高くても、
ミトコンドリアにとっては良いことでもあるようだ。

血中のコレステロール値を下げるということは、
ミトコンドリアの機能を抑制するということです。
体を温かく保ち、持続力をつくるのはミトコンドリアです。

あまり数値がちょっとおかしいから、と言って悲観せず、
楽しく暮らした方がよいのかもしれない。

自律神経と免疫の仕組みについては、
同じ安保氏の以下の本で詳しく説明されているので、
興味がある人は読んでみるとよいでしょう。
「やめてみる」だけで 病気は自分で治せる

健康第一、体が資本。
体については正しい知識を持っておきたいですね。
オススメ度は★3つです。


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感想メモ:腰痛のナゼとナゾ

菊地 臣一
メディカルトリビューン 2011-08
¥ 1,365

★★★☆☆

ヘルニアが腰痛の原因。
二足歩行だから、腰痛になるのは宿命。
腰痛になったら、安静に。

40年腰痛についての医療に携わってきた著者は、
「これらは思い込み」なのだと言う。
まずショッキングなのが、以下の言葉。

実は腰痛の90%近くが原因不明なのです。

えっ?そうなの?

更に。ヘルニアだからといって
腰痛になるわけではない
そうだ。

もちろんヘルニアが原因で
腰痛を起こしている人は多数いますが、
椎間板ヘルニアがあるからといって
腰痛の原因とは直ちに断定できないのです。
腰痛がない人にもヘルニアは見られる
ヘルニアが縮小・消失する以前に症状がよくなっている

著者の意見は「ヘルニア自体ではなく、
ヘルニアで椎間板から出てくる化学物質が
痛みを引き起こしている」というもの。
ふむ。

また、先日ガッテン系のテレビでもやっていたが、
腰痛は精神的な要因で引き起こされることもあるようだ。

重いストレスを抱えたすべての人が
腰痛になるわけではありませんが、
心に過重な負担がかかると様々な症状が体に出てくる、
腰痛もそのひとつ
私には、腰痛を訴えているのではなく、
「腰痛」を使って感情表現しているようにも思えるのです。

このトピックについては、
心はなぜ腰痛を選ぶのか」も参照されたい。

で、腰痛はどうすれば治るのだろうか?

腰痛の患者さんが自分にとって快適と思われる
運動を継続することは、
心身の健康を維持するうえでも
おおいに意味があるでしょう。

人間の体は動いて暮らすようにできているので、
動かないで筋肉が衰えてしまうより、
可能な範囲で日常生活を行う方が治りが良いようです。

オススメ度は★3つです。
腰痛持ちの人は、ぜひ一読を。

菊地 臣一
メディカルトリビューン 2011-08
¥ 1,365


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感想メモ:マドンナ・ヴェルデ

海堂 尊
新潮社 2010-03
¥ 1,575

★★★☆☆

著者は「チーム・バチスタ」シリーズの海堂尊さん。
ジーン・ワルツのストーリーが、
別の人物の視点から語られている。

ジーン・ワルツは読んでいたので、
何が起きるかはわかっていたのだが、楽しく読めた。
適度に忘れていたから これはひとえに作者の力量だろう。

あるお話の別の面を見ることができるというのは、
普通は同人誌でしか実現しないようなものだ。
しかし海堂氏はこれを作者自身がやっているわけで、
「知られざる面を知ることができる喜び」
といったおもしろさがある。

このあたりにの小説の作りついては、
ジェネラル・ルージュの伝説に詳しい。

トピックはジーン・ワルツと同じく、
不妊治療、体外受精、代理出産など。
特に代理出産に対する国の精度の不満が、
登場人物の口を借りて痛烈に飛び出してくる。

これらのトピックについても、
AIの話と同様に、実社会を変わってくれることを
願わずにいられない。

ジーン・ワルツよりも軽い流れで、スッと読める。
あまり硬い本を読みたくないときに、よいと思います。
オススメ度は★3つ、おもしろかったです。

続編が医学のたまご

海堂 尊
新潮社 2010-03
¥ 1,575


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感想メモ:究極の真向法

★★★☆☆

一日5分、四つの体操で股関節の柔軟性をアップ

ずっと前に運動のし過ぎで腰痛になり、この真向法を紹介された。
そのときはやらなかのだが、ここ数年の運動不足への危機感から
ストレッチが習慣付き、いろいろやってみた結果、
股関節の柔軟性が大事だ!
と思い至り、この真向法をやるようになった。

「四つの体操」というのがシンプルでいい。
少なくて覚えられるし、それでいて必要十分。
とてもよいと思ったので、紹介してみたのがこちらの記事だ。
体を柔らかくするコツ(真向法すごいよ)

真向法をやる上でのコツは以下の3つ。
・腹式呼吸、吐く息はゆっくり、吸う息は早く
・腰を立て、股関節を中心に曲げる
・上半身の力を抜き、動作を大きく

ちなみに、横隔膜にもポンプの役割があるそうだ。
ふくらはぎは知っていたが、こちらは知らなかった。

横隔膜の上下動にも、血液の循環を
促進させる働きがあるからです。

横隔膜は「第三の心臓」とも言えましょう。

ということで、まずはしばらくやってみることですな。
テレビで、「ストレッチは動脈硬化を防ぐのに
効果がある」
とも言ってたし。

脳を鍛えるには運動しかない!
にもあった通り、運動が体にも精神にも良いのは間違いなし!
オススメ度は★3つです。


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感想メモ:弱った体がよみがえる 人体力学

井本 邦昭
高橋書店 2011-12-10
¥ 1,260

★★★☆☆

「猛暑は体を破壊するものだった」

いきなりショッキングな言葉で始まる本。他にも
「体は部分的にサビついて仮死状態になる?」
などと、かなりキャッチーな言葉が並ぶ。

一方で、著者は井本整体の井本氏だけあって、
紹介されている、体の不調に対するアプローチ方法は
納得できるもの。
キチンとやれば、効果がありそう。

しかし、この「キチンとやれば」がクセモノなのだ。

この手の本を読んでいていつも思うのだが、
何十種類も体操が紹介されていて、
一体読者はいくつを生活に取り込んで、
実行できているのだろうか?

数が多くなればなるほど覚えきれず、
逆に一つも身につかなかったりするのではなかろうか。

その点、真向法操体法がすぐれているのは、
シンプルかつ効果が高いところだ。
真向法に至っては4つしかない。
あ、胴体力も基本は3つだ。

ということで、効果はありそうですが、
実行が難しそうだと思いました。
オススメ度は★3つです。

井本 邦昭
高橋書店 2011-12-10
¥ 1,260


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感想メモ:疲れが確実にとれる「眠り方」のコツ

疲れが確実にとれる「眠り方」のコツ (KAWADE夢文庫)
疲れが確実にとれる「眠り方」のコツ (KAWADE夢文庫)
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 570
  • 発売日: 2011/04/16

★★★☆☆

人生の1/3(1/4?)を寝て過ごす人間にとって、
睡眠は必要不可欠なもの。
日中の疲れから回復する絶対的な主力が睡眠なのだから、
睡眠について知っておくのはとっても大事。

この本は、睡眠についての幅広い知識が紹介されている。
その分、一般的に言われていることの確認が多い。

  • 睡眠不足は体にも脳にも悪い。メタボにもなりやすい
  • 寝だめより定期的な睡眠を取ること
  • 寝る前に運動や入浴で体温を上げると良い(2h前くらい)
  • 寝る前に光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制され寝にくい
  • 横になって目を閉じているだけでも、体も脳も休まる

一方、以下のようなことは知らなかった。

さまざまな研究の結果、低血圧と朝の目覚めの悪さは
直接的には関係がないことが明らかになっている。

交感神経と副交感神経のスイッチが
うまくいっていないのが原因で、血圧ではないのだそうだ。
安保徹氏によれば、低体温ということになる。

・時差ボケ対策

  • 渡航して現地の朝になったら無理にでも起きて
    できるだけ光をたっぷりと浴びるようにする
  • 現地が夜になったら、強い光を浴びないようにする
  • 朝食はけっして抜かない
  • 昼の仮眠は90~120分程度におさめる

質の良い睡眠を心がけ、幸せになりましょう。
オススメ度は★3つです。

関連:


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