「★★★」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:社長のテスト

山崎 将志
日本経済新聞出版社 2012-06-23
¥ 1,575

★★★☆☆

車がつっこんで会社が火事に。

商品は?オフィスは?データは?
顧客対応は?資金繰りは大丈夫?

という事件とその後の展開を、
関係する3人それぞれの立場から描いたビジネス小説。

フィクションではあるが、
つい、自分だったらどうするか、
といった投影をしながら読んでしまう。

見えているものが違うと、
そこから下す判断も全く異なる。
恐いのは情報不足だなぁ、などと感じた。

400P弱のボリュームがある本だが、
気がついたら読み終わっていたので、
読み手を引き込む力がある本だった。

山崎 将志
日本経済新聞出版社 2012-06-23
¥ 1,575


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感想メモ:背筋は伸ばすな ― 姿勢のメカニズムとその治し方 ―

★★★☆☆

「背筋を伸ばす」

この本で一番興味深かったのは、
「舌が正しい位置にあると、上あごを支えている」
ということ。貝柱みたいなイメージだろうか。

舌が本来あるべき場所を手っ取り早く言いますと、
上あごのくぼみの中です。
ここを常に舌で満たすことが
できるようになるのが目標です。(p181)

頭は5kg近くもあるから、前に出てしまうと、
その重さを首の後ろの筋肉で支えることになり、
首や肩の筋肉が疲れてこり固まってしまう。

そこで、舌を貝柱みたいにしてみる。
強く押さなくてもいいらしい。
確かに頭が前に出にくい気がする。

ちょっとしばらく実験してみようかと思う。
おもしろい気付きをありがとうございました。


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感想メモ:人生乗り換えの法則 望み通りの人生を創り上げるTAW理論

★★★☆☆

「思考の現実化」
ナポレオン・ヒルの本で有名だ。
しかし、それを人生に活用できている人となると、
ごく少数だろう。

「分相応」という言葉の元に、
望むことをあきらめてしまっている、
という人も多いのではないだろうか。

この本は、
「思考の現実化」の
自分の人生への影響を理解し、
人生を主体的に生きることで
人生をより良くしていこう

というメッセージだと受け取った。
ごもっともです。

いいことも悪いことも、
自分が引き寄せている。
事実自体に意味はなく、
自分の思考が意味付けしているだけ。

だとしたら、いいものと意味付けられる方が、
人生が良いものと感じられるはず。
そしてそれは、訓練次第なのですね。


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感想メモ:リーマンショック後の資産を守る不動産活用術!

白岩 貢,浅野 和治
ごま書房新社 2011-05-06
¥ 1,575

★★★☆☆

「資産を守る」ときに一番考えなくてはいけないのは、相続税対策。
親が元気なときうちには、話し出しづらい話題。
しかし、判断力があるうちに話を決めておかないと、
それこそ血のつながった兄弟で争い合う、ということも珍しくないそうだ。

著者の白岩氏の体験談はすさまじい。
まさに何も決めていない状態で父親が亡くなり、
誰も知らなかった資産が残された。
兄夫婦の裏切り、数年に渡る戦い。
心労から心筋梗塞にもなったとのこと。

相続税なんて関係ない、と思う方も多いだろうが、
控除が縮小する方向であるようだ。
都内に土地があれば、かなりの割合の人が関係してくるのではないか。

後半は、物納による相続税対策について事例が紹介されている。
知っているかいないかだけで、何千万という差が出る世界。
特に親御さんが土地を持っている方は、
一読しておく価値がある本です。

白岩 貢,浅野 和治
ごま書房新社 2011-05-06
¥ 1,575


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感想メモ:臆病者のための裁判入門

★★★☆☆

裁判の中でも、特に件数が多く、
年間100万件もある少額民事訴訟について。

裁判というと、弁護士同士が法廷で議論を戦わせるイメージがあるが、
少額民事訴訟では、少なくともどちらかが本人訴訟のケースが7割に及ぶ。
というのも、額が小さいため、弁護士が相手にしないから。

本書の前半は、オーストラリア人の友人が交通事故にあった際に、
保険会社の対応が明らかに不誠実だったため、
代理人として著者(橘玲氏)が関わったという一件について。
実例だけに、読んでいておもしろい。

訴訟というと、巻き込まれたことがない人が多いだろう。
しかし、一生巻き込まれないという保証はない。
いざという時のために、知っておきたいこと。

本書は体験談がメインなので、おもしろく読め、
その上知識も身につくという点でオススメです。


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感想メモ:強者弱者はふくらはぎで決まる

★★★☆☆

心臓から出ていって足まで降りていった血液は、
フクラハギの筋肉をポンプ代わりとして心臓に戻される。
だから「ふくらはぎは第二の心臓」と言われたりする。

足裏のツボの図を見たことがある人も多いかと思うが、
足裏には反射区があり、そこを揉んで柔らかくしておくと、
全身の体調を整えることもできる。

また、フクラハギも揉むと、当然気持ち良いので、
リラックス効果といった精神面の効果も期待できる。

それだけに、足やふくらはぎのメンテナンスは、
体の健康全体に関わってくる大事なこと
なのだ。

フクラハギを揉む効果としては、
以下のようなものがあげられている。

  • 体力の回復が早い
  • グッスリ眠れる
  • 気力が湧く
  • 体脂肪が燃えやすい
  • 体温が上昇する
  • 臓器の働きも良くなる

揉みすぎると痛くなることぐらいしか、
デメリットはなさそうな感じだ。

お風呂で揉んでおくだけでも、
気付くと体が軽くなっているかも。


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感想メモ:腹だけ痩せる技術

植森美緒
メディアファクトリー 2012-04-27
¥ 777

★★★☆☆

ぽっこりお腹を凹ませたい。しかし、

  • 腹筋を鍛えてもお腹は痩せない
  • 走ってもお腹は痩せない

とのこと。
そのお腹痩せを実現する鍵が、ドローイン。

ドローインとは、お腹を凹ませること。
同じ人でも、お腹の力を抜いて膨らませたときと、
お腹を凹ませたときでは、ウエストのサイズは
5cmは違うだろう。

「お腹に力が入って凹ませた状態」
を体に覚えさせる、ということが、
この本のポイント。

同じ日常生活を過ごしていても、
お腹を凹ませているのといないのでは、
消費カロリーがかなり違うらしい。

例えば、同じ速さで同じ時間歩いても、
お腹を凹ませているだけで、消費カロリーが
30%以上アップする
そうだ。効果バツグンだ!

1000Wの電子レンジやドライヤーよりも、
ずっと働いているトイレの便座保温の方が電気代に効く、
というように理解すればよいだろう。

効果は間違いない。となると問題は、
「どうやってお腹を凹ませた状態で過ごせるようになるか」
ということになる。ここが最大の難関だろう。

なるべく努力せずに、習慣づけたいところで、
生活の中でできるドローインの方法が紹介されている。
最初は努力が必要ですな。

お腹が気になる人には、オススメです。

植森美緒
メディアファクトリー 2012-04-27
¥ 777


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感想メモ:100歳までボケずに歩ける「脳トレ」ボール体操

★★★☆☆

タイトルを見ると「高齢者向け?」と思うが、中身は、
ピラティスの小さいボールを使ったエクササイズ。
日頃運動する機会が少ない、デスクワークが多い人に
いいのではないかと感じた。

体を使うと、脳の血流も活発になる
むしろ、脳を活発にせずに体を動かす方が難しい。
というかたぶんできない。

ウォーキングでアイデアが出る、というような知見も、
このことと関係があるだろう。
「勉強に運動をすると成績も上がる」ということを、
学校単位の実験で示したデータもある。
感想メモ:脳を鍛えるには運動しかない!
感想メモ:ブレイン・ルール

本では様々なエクササイズが紹介されている。
個人的に良いと思ったのは、エクササイズではなく、
「椅子の座面にボールを置きその上に座る」
というボールの使い方。
ボールの上は不安定だから、悪い姿勢をしたくても、
つらくてできないのだ。

エクササイズは、自分でやろうと思ってやらなければならない。
でも上に座るだけなら、がんばらなくて良いところがすばらしい。
これが続けるポイントだと思う。

本にボールもついていて1050円なので、オトクな感じです。


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感想メモ:決めて断つ

黒田 博樹
ベストセラーズ 2012-04-21
¥ 1,470

★★★☆☆

日本では広島のエースとして活躍。
ドジャースで4年間安定した活躍を見せ、
12年からヤンキースへ移籍した黒田投手。

顔や投球フォーム以外はあまり知らなかったのだが、
どういう性格で、どのように育ってきた人なのか、
この本を読んで知ることができた。

非常に慎重で自制が強い。
派手ではなく着実に積み重ねていくタイプ。
力のピッチャーによく見られる、自信家ではない。
それは、高校の頃は補欠だったという意外な事実が、
彼の野球観を形作っている大きな要素だからなのかもしれない。

私が興味を持ったのは、
広島からドジャースへ、ドジャースからヤンキースへと
移籍するときの決断に関する部分。
特にヤンキースへの移籍については、相当悩んだようだ。

出版サイドも、ここがこの本の核だと思ったからこそ、
このタイトルにしたのだろう。

どの道でも、一流の人には一流である理由がある。
と再確認できた本でした。

黒田 博樹
ベストセラーズ 2012-04-21
¥ 1,470


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感想メモ:荷重関節をゆるめれば「腰・首・ひざ」の痛みの9割は自分で治せる!

★★★☆☆

直前に読んでいた本が
「腰痛、肩こりはなぜ治らないのか?」
という本で、こちらの本は
「「腰・首・ひざ」の痛みは9割は自分で治せる!」。

相反するようなタイトル。
どういうことだろう?
と思いながら読んでみた。

読んでみたら、
「治らないのか」は「トリガーポイント療法」で、
「9割は自分で治せる」は「関節包内矯正」で、
他では治らなかった患者さんもたちまち治るという、
手段は違うものの、似通った内容だった。

「関節包内矯正」は、簡単に言うと、
関節のあたりにアプローチすることで、
関節の動きのひっかかりを取る、というもの。

本では、自分でできる関節調整方法として、
テニスボール(をガムテープで束ねたもの)を
使うエクササイズが紹介されている。
興味がある人は試してみると良いかと思います。


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