「★★★」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:ダーウィン賞!

ダーウィン賞!―究極におろかな人たちが人類を進化させる
ダーウィン賞!―究極におろかな人たちが人類を進化させる
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2001/05

★★★☆☆

恐るべきくだらなさを誇る死に様の数々

世にもくだらない死に様を見せ、淘汰されることで人類の遺伝子プールの質を向上させた人に、与えられる賞。それがダーウィン賞らしい。

  • たとえばこの世には、ガソリンの入った缶をライターの火でのぞきこむ人や、もうすぐ大嵐が来るというのに、浜辺で「ハリケーン歓迎パーティー」を開く人たちがいる。そこでわたしは、このように死んであたりまえの無謀な人たちに「ダーウィン賞」を与えることにした。

絶対車の外に出るなと書かれまくっているサファリパークで、車の外に出て虎に襲われ命を落とすカップル、銃口をライターの火でのぞきこみ頭を打ち抜かれる人、ゴムヒモが伸びることを計算しないでバンジージャンプした人。

そんな事例が山と並んでいて、読んでいると人生について深く考えさせられる、ような気がした。

ただ、ときどき意味不明すぎておもしろいものもある。

例えば「女房を放り投げた男」。
派手に口論したあげく、奥さんを8階のバルコニーから放り投げた男。
しかし奥さん運良く送電線に引っかかって助かった!
すると男は奥さんめがけて自分も飛び降りた!
そして自分はかすりもせずに落ちて死んだ!

もう意味わかんない。
こんな死に方はいやだと心底思った。★3つ。

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感想メモ:人は意外に合理的

人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く
人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く
  • 発売元: ランダムハウス講談社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2008/11/20

★★★☆☆

 経済学は人がインセンティブに応じて行動するとしているが、
果たして人はどれだけ合理的にインセンティブを計算できるのだろうか。

 そういった疑問を元に、人の不合理さを説明するのが、
心理学やそれに基づいた行動経済学である。

 本書はタイトル通り、そうは言っても人は以外に合理的なのだと説く。
ただし、人が完全に合理的なのだというのではない。
不合理なところもあるが、無意識のうちにかなり合理的な行動を
とっているのだと、豊富な実例を元に説明している。

 ただし、人が合理的になれるのは、見た目の罠を見抜く経験を積んだ
場合であるようだ。例えば、プロのギャンブラー、売春婦など。

 そしてそんな彼らでさえも、現実から隔離された人工的な環境に置かれると、
不合理な行動をしてしまうのである。

 つまり、著者の主張は行動経済学の主張と矛盾しない。
人は、瞬時に複雑な損得勘定はできないので、
様々なパターンの不合理な行動をしてしまう。
ただし経験を積み、真の損得勘定を見抜くようになった場合には、
合理的に振る舞うことができるのである。

 結局人はだまされやすく、合理的になれるのは限られたケースであるようだ。
ちょっと読みにくかった。★3つ。

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感想メモ:ある成功者の秘密

ある成功者の秘密
ある成功者の秘密
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2005/09/29

★★★★☆

 成功者から学ぶ人生の知恵

 成功者(工場長のエベリット氏)に出会った主人公が、人生における成功を引き寄せる知恵、考え方について教えを受ける中で成長して行くというストーリー。最後にサプライズがあるが、ネタバレになるので書かない。

 ソムリエさんの★5つだったので読んでみたのだが、私の中では今一つ印象に残らなかった。
「ある成功者の秘密」 – 【本ナビ】 一日一冊読書感想集

 理由を考えてみた。ストーリーとしてはつながっているのだが、各章で語られる知恵のつながりが弱く、大きなストーリーを感じにくかったことが原因だと思う。

 また、他の本で既に読んだことがある内容が多かったことも、原因の一つだろう。
それだけ多くの人が正しいと感じている知恵だからこそなのだろうが。

以下、メモした部分。

  • 受け取るものを増やしたいなら、まず心の中にその場所を作りなさい。より大きく物事を考え、より壮大な夢を描きなさい。
  • 気持ちを明るくし、自分の直感にしたがっていれば、自分のいるべきところへと導かれるものだ。
  • もちろん、痛みから人は学ぶ。しかし、心を楽にしていることや楽しいことからも学ぶものだ。ときには前者よりも効果的に。
  • 幸福とは、あなたに起こることではない。あなたがつちかう態度だ。
  • 自分が豊かだ感じるなら、あなたは豊かなのだ。お金以外にも、多くの豊かさがある。
  • なぜかすべてはうまくいく。
  • よい教師というのは、自分が必要な存在でなくなるようにすることだ。

 下に挙げる本を読んだことがある人だと、既視感があると思うので、★3つ。なければ★4つ。

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感想メモ:2010年日本の経営

2010年日本の経営―ビジョナリー・エクセレンスへの地図 (未来創発2010)
2010年日本の経営―ビジョナリー・エクセレンスへの地図 (未来創発2010)
  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 1,785
  • 発売日: 2006/11

★★★☆☆

NRIによる2010年代に求められる企業経営像の提言

その内容は

「理念・ビジョンを、非正規社員を含む多様化する人材に浸透させ、
組織へのコミットメントを高める」

というもの。
どの企業も行おうとしているような、非常に正攻法なものである。
裏を返せば、いかにそれが形骸化し実現できていないか、
ということでもある。

本書では、この目標を実現するために、
どのようなステップを踏むとよいかを説明しているが、疑問は単純に、
「できるの?」
である。

言うは易し、行うは難し。
「いいことだとは思ってやってみたけど根付きませんでした」
というケースがいかに多いことか。

結局、「何で必要なの必要なの?」と従業員全員が納得しないと、
根付かないだろう。

他に印象に残ったこと。

Q:今の仕事にやりがいを感じている理由
管理職以外の従業員:38%
管理職のトップ:仕事内容がやりたいことに近い37%
役員のトップ:給与水準27%

…あれ?

主張そのものには賛成なのだが、ケースバイケースであることが
多いのではないかと思う。★3つ。

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感想メモ:人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方

人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 (講談社プラスアルファ新書)
人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 (講談社プラスアルファ新書)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 840
  • 発売日: 2007/04/20

★★★☆☆

イベント集客BEFORE/AFTER

大田区の男女平等推進センターの主催講座という、
なかなか人が集まりにくそうな講座において企画を担当し、
定員オーバーの応募者数を連発するまでになった著者。
今では「人が集まる講座作り」という講師の依頼が多くなっているとのこと。

本の内容としては、人が集まるチラシ作りの説明がメイン。
チラシのBEFORE/AFTERが多く掲載されていて、
どの点が良くて、どの点が悪いのかが示されていてわかりやすい。

以下メモ。

  • タイトルの重要性
  • タイトルなどに、「斜体」は絶対に使ってはダメ。わかりにくいのです。
  • タイトルのヒント
     年配者:「自立」「教養」「健康」「自分史」
     全体:「○○になる3つのコツ」「○○する方法」
     若者:「ココロ」「キモチ」「ヨロコビ」
     女性:「女を磨く」「ココロとカラダ」「ごほうび」「心理学」
     主婦:「保育付き」「再就職」「パソコン」「収納上手」
  • ひとつチラシにフォントは三つまでが原則です。
  • タイトルの書体は太ゴシックがおすすめです。
  • タイトルは上から三分の一の部分が勝負
  • 必ず縦型のデザインにする
  • イラストはできるだけ入れる
  • チラシのあらゆるところに読ませる工夫を
  • タイトル、日程、開催場所、申し込み方法の四つを目立たせることが大切。
  • チラシは必ず表裏両面を使います。

 実際にチラシを作成する際に、ヒントとなるような知識が
たくさん得られると感じた。
何年にもわたる試行錯誤の結果を、1日で得られるのはありがたい。
本って便利。★3つ。


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感想メモ:仕事がどんどんうまくいくスピード整理術

仕事がどんどんうまくいくスピード整理術 (JBシリーズ)
仕事がどんどんうまくいくスピード整理術 (JBシリーズ)
  • 発売元: 実業之日本社
  • 発売日: 2005/08/06

★★★☆☆

ビジネスのlifehack本

 机の整理の仕方、ビジネスファッション、手帳の使い方、スケジュールの組み方など、
ビジネス上のコツを集めたlifehack本。

 こういった本は結構出ているので、いくつか読んだことがあれば、
かなり重なる部分が出てきてしまうもの。

というわけで、私がメモしたぶ部分は以下の所だけだった。

・靴は柔らかいもの(アシックスのワラジ)
・社内主義より社外主義

 ビジネスlifehack本を読んだことがなければ、という感じ。★3つ。

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感想メモ:マスターの教え

マスターの教え
マスターの教え
  • 発売元: 飛鳥新社
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2001/06/22

★★★☆☆

マスターに学ぶ成功のための教え

 物語風に進む、成功哲学を教える本。
形式としては「「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣」に近い。

 一度読んだ感想は、一言で言えば消化不良。
あまりに抽象的で、なぜ成功に繋がるのかの納得感が得られない。
直感的に「これは正しい」と確信することもできなかった。

 ただし、そういういものなのかもしれない。
ということが、こちらの記事を読んでわかった。
http://dokuho.blog82.fc2.com/blog-entry-52.html

 また、こちらの書評はよくまとまっていて参考になる。
http://blog.livedoor.jp/live636363/archives/51151383.html

 ということで、他のものを読んでからもう一度考え直してみたい。現状は★3つ。

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感想メモ:営業マンは断ることを覚えなさい

営業マンは断ることを覚えなさい (アスカビジネス)
営業マンは断ることを覚えなさい (アスカビジネス)
  • 発売元: 明日香出版社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2003/02/08

★★★☆☆

「言いなり営業マン」からの脱却

 何でもお客さんの言いなりになるのではなく、断る。
このことによって、以下のメリットが得られる。

・売れている営業っぽく見える
・心理的に優位に立てる

 下手に出てくる営業よりも、強気でも売れている営業から買いたいものだという顧客心理を
利用するということ。

 これは、一般的な「何でもお客さんの言うことを聞くのが善」という考え方からの
パラダイムシフトという意味合いが強い。
なので、かなり強めに「断る」ことを前面に押し出しているが、
かといって逆に「何でも断る営業マン」になってしまうのは良くない。

 本の通りにやると、「毅然とした態度」を通り越して「何でも反論してくるけむたい人」に
なってしまう恐れがある。良い加減を見つけるべし。

 個人的には、パワーゲームをしてくる営業よりも、人としての魅力があり信頼できる人から
買いたいと思うような気がするのだが、それは理想論か。★3つ。

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感想メモ:30歳からはじめる本気の勉強法

30歳からはじめる本気の勉強法 (中経の文庫)
30歳からはじめる本気の勉強法 (中経の文庫)
  • 発売元: 中経出版
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2006/11

★★★☆☆

社会人の勉強法の本

 「30歳からはじめる」ということで、社会人にとっての勉強法の本。

内容は、ざっくり以下の通り。

  • 少しずつでも勉強する習慣をつける
  • 経済と英語は必須
  • 「書く」「話す」
  • 勉強会に出る、幹事になる
  • 社内で企画をする
  • 社会人大学院、海外大学院

 習慣づけ、アウトプット、人からの刺激などは他の勉強本と共通する内容。
「社内で企画をしてみる」というのが特徴的。
自分の得意分野で、ビジネス感覚を磨くことができるとのこと。
新しいビジネスの仕組みを考え、実行に移すのは企画力と実行力の両方が必要。
力をつけるにはもってこいだと思う。

 企画の部分だけを広げると、より独自色の出る本となった気がする。★3つ。

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感想メモ:お金持ち脳になる10の習慣

★★★☆☆

体験を元にしたフィクションで語る人生の知恵

 クルージングが趣味の著者が、自らの体験を元にしたフィクションを通じて、
仕事やお金についての考え方や、生き方方を好転させる10の習慣について記している本。

 10の習慣全ては書かないが、大きなメッセージは
「お金のために働くのではなく、ワクワクすることのために働きなさい」
ということだと受け取った。

 その「ワクワクすること」=「内的な意欲を持てる」かを、
お金ではなく「他人のために時間を持てるか」で考えなさい、
ということなのだと。

 私がまだ青いせいか、今一つ実感を伴って頭に入ってこなかった。
それはフィクションということで、現実ではないと感じているからなのだろうか。★3つ。

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